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2013/06/03

ハシボソガラスのクルミ割り行動:投げ落としⅡ【野鳥】



2013年5月上旬

クルミの堅果を咥えたハシボソガラスCorvus corone)が電線に止まり、真下の舗装路に落として割ろうとしています。
田んぼの土手の方へ転がってしまったクルミを取りに行くカラス。
3回続けて落とした後は路上からクルミを持って飛び立ち、田んぼを横切って向こうの通りの電線へ移動しました。
割った実をほじくって食べるシーンまで見届けたかったのですが、私に見られているのをカラスは嫌ったのかもしれません。
そこでもすぐにまた同様のクルミ割り行動をやっています。
必ず電線の高さから落とすのは、それよりも高い位置から落とすと衝撃が増して割れやすくなる代わりに車道から転がってクルミを紛失する恐れが増すと分かっているのでしょう。

昨年観察したハシボソガラスは飛びながらクルミの実を落としました。

一方、今回の個体は必ず電線に止まってからクルミの実を落とすという作法の違いがあります。
クルミの実は脂肪分に富み高カロリーなので、手間暇かけて割る価値があるのでしょう。
当地のカラスは通行する車のタイヤに轢かせてクルミを割るという一段上の技を未だ編み出していない(伝わっていない)ようで、私は未見です。




1 件のコメント:

  1. とても魅力的な記事でした。
    また遊びに来ます!!

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