ページ

2013/02/19

ナナホシシマバエ♀の雪面歩行



2013年1月下旬・気温-1℃@雪面

新雪の林道上をハエが歩いていました。
翅の斑点模様が独特です。
氷点下の気温なのに元気に歩きますが、さすがに飛べません。
全く自信がないのですけど、ヒラヤマシマバエ(Homoneura hirayamae)ですかね?
ナナホシシマバエ?
 

雪面を歩行

現場で定規の上を歩かせて採寸しました。

現場で採寸



同定してもらうため、採集して持ち帰りました。

背面@麻酔下・方眼紙

側面@麻酔下・方眼紙
腹部に黒い縞模様

飼育下で産卵したので♀と判明(死骸の腹端に黄色い卵塊が付着していた)。
飼育中のヤガタハエトリ幼体(ハエトリグモ科)の生き餌にしたので、死骸は体液を吸われて干からびています。


死後:顔側面

死後の腹端に卵塊が付いていたので♀と判明。

右翅脈
いつもお世話になっている『一寸のハエにも五分の大和魂』画像掲示板にて問い合わせたところ、茨城@市毛さんより国後島から記載されたナナホシシマバエHomoneura insularis)だろうとご教示頂きました。
近縁種ヒラヤマシマバエ(Homoneura hirayamae)とは翅の斑紋で区別できるようです。
和名(七星縞蝿)の示す通り、翅に7つの斑紋がありますね。


つづく→「ナナホシシマバエ♀:翅紋の誇示行動と身繕い


0 件のコメント:

コメントを投稿