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シロオビフユシャク?(冬尺蛾)一齢幼虫の孵化【10倍速映像】
2013年1月中旬・室温13℃
採集した冬尺蛾(Alsophila sp.)♀が止まり木に産卵してから52日後、暖かい室内に放置していたら季節外れに幼虫の孵化が始まりました。
初めは気づかなかったのですが、とても小さな尺取虫が辺りを徘徊したり糸を引いてぶら下がったりするようになったので、もしやと思い試しに卵塊を動画で長撮り監視してみました。
10倍速の早回し映像でご覧下さい(微速度撮影の替わり)。
直径20mmの止まり木をとても小さな尺取虫が徘徊する様子がよく分かります。
命綱のように絹糸を引いて懸垂下降したり登り直したりする様子も映っています。
孵化した一齢幼虫が植毛された卵塊から自力で脱出しています。
カマキリの卵鞘から孵化した前幼虫が続々と脱出してくる様子ほどドラマチックではありませんが、似てますよね。
孵化直後の幼虫はとりあえず上に登ってみる傾向があるようです(重力走性?)。
自然界では自分で餌となる新芽を探さねばならないので、当然の行動でしょう。
卵塊からの脱出が五月雨式なのは季節外れの孵化のせいでしょうか?
寒い外気に晒してきちんと休眠越冬させれば春に一斉に孵化・脱出してくるのかもしれません。
次は接写してみましょう。→つづく:「シロオビフユシャク?(冬尺蛾)一齢幼虫の尺取り歩行」
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