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ハラアカヤドリハキリバチがカワミドリに訪花吸蜜
2012年9月下旬
道端に咲いたカワミドリの群落で寄主のオオハキリバチに混じってハラアカヤドリハキリバチ(旧名ハラアカハキリバチヤドリ、Euaspis basalis)が一匹だけ吸蜜していました。
この蜂が♀だとしたら、労働寄生する標的(寄主♀)を餌場で待ち伏せして営巣地まで追跡するのでしょうか?
ところが数で勝るオオハキリバチに邪魔されて、花からすぐに逃げてしまいました。
『カラー自然シリーズ49:ハチのかんさつ:竹づつにあつまるハチたち』p31によると、寄主のオオハキリバチとは異なり、労働寄生蜂ハラアカヤドリハキリバチには♀でも花粉を集める毛(スコパ)が腹部下面に生えていないらしい。
寄生性ハナバチ類は、幼虫の餌を造巣性のハナバチに頼る。もともと花粉運搬毛を欠いているからである。(『日本動物大百科10昆虫Ⅲ』p47より)
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