ページ
▼
2012/11/04
ヤマジガバチの労働寄生#10:巣坑の再閉鎖と喧嘩
2012年7月下旬
ジガバチ♀P水が巣坑の埋め戻しを続けています。
似我似我♪と鼻歌まじりに押し固める様子を間近で録音してみました。
巣にアリが近づくと追い払います。
続いて偽装工作を始めたようです。
寄主の♀H白はあんなに長時間かかったのに、労働寄生した♀P水は手際が良いというか仕事が早い気がします。
巣穴の近くから何度もゴミを拾ってきては巣坑に詰め込みます。
♀P水が出かけた間に謎の♀が飛来しました。@6:18
巣穴近くの葉っぱに止まるも、すぐ飛び去りました。
スローモーション(1/5倍速)↑で確認してみても、腹背のマーキングがいまいち不鮮明で悩ましいです。
単なる腹背の黒光りではなく、標識した白点が認められます。
しかし♀H白だとすると翅先に付いたはずの白いマーキングが見えません。
巣が盗掘・托卵されたことに気づかず、そのまま飛び去りました。
おまけに水色のマーキングも遠目からの映像では角度によって白く見えることがあり、紛らわしいです。
胸背にもマーキングすれば良かったかもしれません。
現時点では♀P水が作業の合間に飛び回っているだけ、と考えています。
またしばらく♀P水が閉鎖作業を続けている途中で黒い蜂が飛来するも、格闘には至りませんでした。@9:10
スローモーション(1/5倍速)↑で確認しても、襲撃者の動きが早くて正体不明です。
♀H白が巣を奪還しに戻って来たのか、ジガバチ♂が交尾を試みたのかもしれません。
最近はいつも喧嘩になると♀P水が勝っています。(先住効果?)
因果応報で更に別の♀がこの巣を乗っ取って労働寄生しようと企んでいるとしたら面白いのになーと思って見ていました。
同じことの繰り返し(無間地獄)に陥るのでしょうか?
つづく。
0 件のコメント:
コメントを投稿