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2012/06/21

クマバチ♂の占有飛行【ハイスピード動画】




2012年5月下旬

林道入り口のあちこちで占有飛行していたクマバチ(キムネクマバチ;Xylocopa appendiculata circumvolans)♂をハイスピード動画(220 fps)に撮ってみました。
カメラの仕様で撮り始めると固定焦点ですが、意外にうまく撮れてました。
スローモーションでご覧ください。


通りかかった♀と交尾しようと、♂が油断なくホバリングしながら待ち伏せしています。
他の虫が飛来してもすかさず急旋回して迎撃するのはご愛嬌。
誤認に気づくとほぼ同じ場所に戻って来て哨戒ホバリングを続けます。
まさに縄張りの占有行動と言えます。
…と解説しておきながら、私は未だクマバチの交尾を観察したことがありません。


青空を背景にすると逆光で蜂の体色は分からなくなりますけど(シルエットのみ)、羽ばたき自体は見易くなります。

クマバチ♂による迎撃シーンを撮るにはある程度引きの絵にしないといけませんが、小さな虫は見えなくなってしまうジレンマがあります。
逆にズームするとクマバチ♂の素早い急旋回を追尾できなくなります(画角から見失ってしまう)。
どないしたらえーねん?
(広角レンズや魚眼レンズを使えばよいのかな?)

映像ではクマバチの羽ばたきがゆっくり見えています。
特に撮影中カメラの液晶画面で見ると顕著です。
しかし、たかだか約1/7倍速のスローモーションで高速の羽ばたきを捉えられるはずがない…気がします。(※)
映像のトリックというか錯視ではないかと思います。
扇風機のファンがゆっくり逆回転して見える現象と似ている気がするのですけど、この錯視はどう理解すれば良いのでしょうね?
どなたかご存知の方は教えてください。

※ クマバチの羽ばたき周波数は約200Hzとされているので(参考ブログ)、毎秒220コマ(220 fps)のハイスピード動画で個々の羽ばたきを捉えられても不思議ではないのかな?
うーむ、中途半端な理解なので混乱してきました…。

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