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2012/05/17

カタクリの花で集粉、身繕いするヒメハナバチの一種?【ハイスピード動画】



2012年5月上旬

カタクリに小さな蜂が訪花していました。
ちょうど他の虫を220-fpsのハイスピード撮影しているときで、そのままの設定で撮りました。
画質は落ちますけど一瞬の出会いをスローモーションで見直すことができます。
ヒメハナバチの一種でしょうか。
花の葯に掴まり、身繕いしているようです。
後脚に白い花粉団子を付けており、吸蜜はしてないと思います。
蜂は忙しなく次の花へ飛び去りました。



カタクリの花をのぞきこむと、花びらのそりかえる部分が黒いすじにかこまれています。
このおくに、みつがあることを、虫たちに教えているようです。
これはハニーガイドと呼ばれ、それぞれの花で、その形や色が、ちがっています。
(森の新聞3 『アリのお花畑』 p18より)


【追記】
Newton special issue『植物の世界 第1号 ナチュラルヒストリーへの招待』p66~67によると、
(カタクリの)花被片が後方に大きくそりかえっているため、蜜を吸いに訪花した昆虫は花被片につかまって体を支えることができず、花の奥から突きでた雄しべと雌しべの束にとまる。昆虫の体を仲立ちにした花粉の交換が行われやすいのである。(しかしヒメハナバチ類は)カタクリには小さすぎるため、あまり有効なポリネーターとはいえない。クマバチやマルハナバチなどの大型のハナバチは、カタクリの最も重要なポリネーターである。

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