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ヒラアシハバチ幼虫の威嚇姿勢
2011年10月中旬
湿地帯に生えるハンノキの葉に群がるハバチの幼虫を発見。
葉の縁に掴まり、体を反らして独特の威嚇姿勢を取ります。
鯱のような海老反り体勢で体をくねらせます。
外敵への威嚇効果の他に、ハバチ幼虫同士が互いに牽制して個体間の距離を適正に保つ効果もあるのかもしれない、と思いつきました。
(縄張り?争いの結果として、よく見かけるようにハバチ幼虫の集団が等間隔で葉縁に並ぶのではないかと。)
カメラを警戒しているのか、葉を食害する様子は観察できませんでした。
幼虫図鑑サイトで食草検索および絵合わせしてみると、ヒラアシハバチの幼虫(Croesus japonicus)と判明しました。
定点観察で通う度に幼虫の個体数が減るので、どこで蛹化するのだろうと不思議に思って調べたら「森林生物データベース」に答えが書いてありました。
本種は10月頃土中に潜り、繭内で幼虫越冬するのだそうです。
いつかハバチ類の飼育にも挑戦してみたいものです。
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