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2011/08/26

ツリフネソウの花で採餌するトラマルハナバチ♀



2011年8月下旬

里山に美しく咲いたツリフネソウの群落でマルハナバチが何匹も訪花していました。
おそらくトラマルハナバチBombus diversus diversusのワーカーだと思います。
ズル(盗蜜)することなく、きちんと花の奥に舌を伸ばして蜜を吸っているようです。
後脚の花粉籠に白い花粉団子を付けています。
最後は葉の上で少し休んで身繕いする様子が撮れました。


ツリフネソウの花びらをよく見ると、マルハナバチが着地する度に爪を掛けるために裂けたり穴が開いたりボロボロになっています。
逆に、爪跡のある花を見つけたら、そこで待っていればマルハナバチを見られる可能性が高いのだそうです。(『マルハナバチ・ハンドブック』p21より)
花の正面に垂れ下がった花被は、訪花昆虫が花にもぐりこむ際の足がかりになる。(Newton special issue『植物の世界 第3号 ナチュラルヒストリーへの招待』p30 「ツリフネソウの生活史」より)


ハチはせわしなく花から花へと飛び回るので、すぐに見失ってしまいます。
今年カメラを新調したのですが、動画モードでオートフォーカスの追従性能が進歩していて感心しました。
今度はハイスピード動画の撮影に挑戦してみようと思います。

【追記】
『花の虫さがし』p76によると
ツリフネソウの花の蜜は、奥のクルリと丸まった所にあります。おしべとめしべは、上の方に付いていて、蜂の背中に付くようになっています。





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