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ヒメヤママユ(蛾)の蛹化異常
2007年7月上旬
飼育していたヒメヤママユ(Saturnia jonasii jonasii)幼虫の旺盛な食欲が落ちて下痢便を排泄したので、蛹化が近いと楽しみにしていました。
しかし、うろうろするばかりでいつまでたっても造繭しません。
ヒメヤママユはクスサンのような「透かし俵」の繭を作るはずです。
そのうちに縮こまって動かなくなりました。
諦めて処分しようと久しぶりに容器を開けたらなんと繭無しで蛹になり、脱皮中でした。
自力では最後まで脱げないでいます。
繭という足場無しでは力がうまく入らないようです。
突付いて刺激すると身を捩って暴れます。
介入すべきか逡巡しましたが、ピンセットで脱皮殻を剥がしてやりました。
果たして無事に羽化してくれるか心配です。
ドクガ幼虫も先日、造繭せずに変死したので気になります。
私の飼育法に何か問題がある気がしてなりません。
最後に与えた餌(コナラの葉:ドクガ幼虫に与えていたのと同じ木)が薬剤で汚染されていたのか、霧吹きの水質が悪いのか、色々と悩みます...。
《追記1》
「鱗翅目の幼虫が造繭しなかったり最終脱皮に失敗するのは比較的よくある異常(変異)なのだ」とYouTube上でコメントを頂きました。
《追記2》
この個体はその後ずっと蛹のままで、羽化することはありませんでした。
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