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ジョロウグモ♀(蜘蛛)の食事と脱糞
2008年9月上旬
軒下で造網していたジョロウグモ♀(Nephila clavata)。
捕食中でした。
獲物が網に掛かるとラッピングよりも先に噛み付き行動をします(bite and wrap)。
この狩りのやり方は捕帯を使わないクモの特徴らしいです。
脱糞の際は尻を下に向けてから(通常の占座姿勢と逆)排泄しました。
絹糸を吐く糸疣と排泄口(肛門)、♀生殖器開口(外雌器)はそれぞれ別の場所にあります。
ジョロウグモは独特の蹄型円網を張ります。
本網の前後に補助網があり、横から見ると三重構造。
食べ残しは補助網にぶら下げます。
ジョロウグモはNephila属の北限種とのこと。
♀の外雌器は未確認(亜成体かもしれない)。
同居している♂の触肢は既に膨らんでいました。
脱皮殻が一つ補助網に残されています(♀♂どちらの物だろうか)。
♀が最終脱皮して成体になるのを待って交接するのだろう。
♂は獲物に口を付けませんでした。
《参考図書》
『カラー自然シリーズ60:ジョロウグモ』 偕成社
『クモの巣と網の不思議:多様な網とクモの面白い生活』 文葉社
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