ページ

2011/02/27

コクロオナガトガリヒメバチ@ヒメベッコウ泥巣



2008年9月下旬

定点観察中のヒメクモバチ(旧名ヒメベッコウ)の仲間(種名不詳)の泥巣cに家主の姿が見られなくなりました。
代わりに見かけるようになったのが別種の小さな蜂です。
蜂類情報交換BBSにて問い合せたところ、「体型と白斑の入り方から判断してコクロオナガトガリヒメバチ♀(Picardiella tarsalisだろう」と専門家から教えて頂きました。
寄主としてヒメベッコウ(=ヒメクモバチ;Auplopus carbonarius)が知られているそうです。
この泥巣から羽化してきた個体なのでしょうか。
それとも、長い産卵管を使ってこれから寄主の育房に寄生産卵するのでしょうか。
その後も何度か同じ蜂をここで目撃しましたが、産卵シーンは見られませんでした。 




ちなみに、この泥巣cを作ったヒメベッコウsp.♀は巣材泥棒でした。
天敵の寄生蜂に狙われるとは因果応報か。

つづく→シリーズ#15


【追記】
7年後に産卵シーンの動画撮影に成功しました!
▼関連記事
寄生蜂コクロオナガトガリヒメバチ♀の産卵および寄主ヒメクモバチとの攻防


0 件のコメント:

コメントを投稿