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巣口で脱糞するクマバチ
2010年8月中旬
納屋の梁の下面に開口したキムネクマバチ(Xylocopa appendiculata circumvolans)の巣cを見に行ったら、蜂が珍しく巣口から顔を覗かせました。
方向転換して腹端を外に出したと思ったら、黄色い糞を排泄しました。
貯食した花粉のゴミではないと思います。
カメラのレンズは幸い直撃を免れました。
ちゃんと巣の外に排便するとは綺麗好きな蜂ですね。
【追記】
海外のクマバチの仲間が巣をガードする行動として面白い記述を見つけました。
X. torrida, X. flavorufa, X. imitatorで、頭を出し大鰓で防御―尾端を出し排出物をとばす―刺針をちらつかせる―腹部背面で巣口をふさぐ、の順で防衛が起こるという。(『独居から不平等へ―ツヤハナバチとその仲間の生活―』第5章:クマバチの生活 p154 より引用。)
日本のいわゆるクマバチ(=キムネクマバチ、X. appendiculata circumvolans)の場合はまた事情が異なるのかもしれませんが、脱糞が巣口の防衛行動かもしれないとは意外な解釈だったので覚書として残しておきます。
【追記】
後半(@0:38〜)に登場する個体は頭楯が白いので♂(雄蜂)ですね。
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