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ナルコユリで吸蜜するトラマルハナバチ
2010年6月中旬
山中でトラマルハナバチ♀(Bombus diversus diversus)が道端のナルコユリを訪花していました。
細長い花なので、盗蜜行動が見られるかと思いましたが、長い口吻で底の蜜腺まで届いているようです。
白い花筒の中で蜂の長い舌が動く様子が透けて見えます。
次々に訪花しては、花にぶら下がったまま身繕い。
後脚に赤いダニのような粒々が幾つも付着しています。
名著『マルハナバチの経済学』(文一総合出版)表紙の写真と同じシーンが撮れて満足♪
せっかくなので、花を採集して構造を分解したり蜜腺までの深さを測定したりすれば良かったですね。
『マルハナバチ・ハンドブック』p42によると、蜜はストロー状の舌の毛管現象によって吸い上げられ、蜜胃へと導かれます。
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