2019/05/24

池の岸で羽繕いと脱糞するカワウ(冬の野鳥)



2018年12月下旬

石垣で護岸された池の畔でカワウPhalacrocorax carbo hanedae)を見つけました。
カルガモの群れに1羽のカワウが混じって居ます。
雪が少し残る岸で、念入りに羽繕いしていました。
背後の水面ではカルガモの群れが水浴したりしています。

羽繕いの合間にカワウが尾羽を持ち上げたと思いきや、白いペンキのような液状便を後方の池に勢い良く排泄しました。(@1:01)
排便後に尾羽を左右に数回激しく振るのは、これまでの観察と同じです。

その後も結構長々とカワウを見ていたのですが、ひたすら羽繕いするだけで、翼を広げて濡れた羽根を乾かす行動はやりませんでした。
天気が晴れていなかったからでしょうか。

川以外でカワウを見たのは初めてで、池にも来るとは少し意外でした。
この池に住む魚と言えばは大きな鯉ぐらいしか居ないと思っていたのですけど、カワウが捕食できるのかな?

冬の間にこの池でカワウを見かけたのは、この一度きりでした。
厳冬期は池の水面全体が雪でほぼ覆われてしまい、カルガモも居なくなりました。



つづく→池の岸で羽繕いするカワウと水浴・羽繕いするカルガモ(冬の野鳥)

カワウ(野鳥)@池岸+羽繕い
カワウ(野鳥)@池岸+脱糞

2019/05/23

ヒメジョオンの蕾で目覚め、身繕いするオオセイボウ



2018年11月中旬


▼前回の記事
ヒメジョオンの蕾に止まって休むオオセイボウ


川の堤防に咲いたヒメジョオンの群落で蕾にしがみついてじっとしていたオオセイボウStilbum cyanurum pacificum)が突然、自発的に覚醒しました。(私が無理やり起こした訳ではありません。)
左右の触角を盛んに動かして探りながら、蕾の上で方向転換してくれました。

ヒメジョオンで吸蜜しているのでしょうか?
しかしオオセイボウが止まっているのは舌状花の花弁が開きかけた蕾で、花蜜は出てないはずです。
したがって、吸蜜行動ではありません。

蜂は隣の更に未熟な蕾に移動しました。
後ろ姿になり、触角を脚で拭って身繕い。
舌を伸ばして脚も舐めました。
脚で自分の腹背と胸背を掻きました。
ヒメジョオンの株のてっぺんからクモの糸(遊糸? しおり糸? 円網の枠糸?)が左右に伸びています。

オオセイボウ:側面@ヒメジョオン蕾
オオセイボウ:顔@ヒメジョオン蕾
オオセイボウ:側面@ヒメジョオン蕾
オオセイボウ:背側@ヒメジョオン蕾+身繕い

なかなか飛び立つ気配がないので、おそらく寿命間近なのだろうと判断し、採集することにしました。
持参したプラスチックのバイアルの蓋を開けて指で蜂を追い込み、中にポトンと落としました。
あっさり囚われの身となったオオセイボウは容器の底で体を丸め、防御姿勢になりました。

オオセイボウの性別はどこで見分けるのですかね?
腹端が独特の形状をしています。
以下は標本の写真を掲載予定。


電柱から飛び立つチョウゲンボウ♀♂の羽ばたき(野鳥)【HD動画&ハイスピード動画】



2018年11月下旬
▼前回の記事
屋上の梯子から飛び立つチョウゲンボウ♂(野鳥)

屋上から飛んで逃げたチョウゲンボウ♂(Falco tinnunculus)を追いかけると、♀と同じ電柱に止まっていました。
田んぼに隣接した住宅地です。
チョウゲンボウのつがいを一緒に撮れたのは初めてです。
電柱の天辺に居る♀(頭部が茶色)は、初めに刈田を飛び去るのを撮った個体です。

▼関連記事
刈田を低空で飛ぶチョウゲンボウ♀(野鳥)

頭部が青っぽい♂は♀より一段下の電線の金具に止まっていました。
♂が頻りに会釈を繰り返しています。
鳴き声は聞き取れませんでした。
チョウゲンボウは♀の方が♂よりもやや体格が大きいらしいのですが、この映像では逆(♀<♂)に見えるのは遠近法の影響なのでしょう。

チョウゲンボウが電柱から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:29〜)
♀♂つがいがなぜか右の方を気にして見ています。
まず♀が一度フェイントした後で、右下へ飛び去りました。
♂はそれを見送り、しばらく辺りをキョロキョロ見渡していました。
ようやく♂がこちらに向かって飛び立ち、左下に滑空して消えました。(見失った)

※ 動画編集時に手ブレ補正処理したら、副作用で不自然な動きが残ってしまいました。

シリーズ完。


チョウゲンボウ♀a♂b(野鳥)@電柱天辺/電線
チョウゲンボウ♀a♂b(野鳥)@電柱天辺/電線
チョウゲンボウ♀a♂b(野鳥)@電柱天辺/電線

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