2018/12/02

昼塒の桜樹上で羽繕いするゴイサギ成鳥(野鳥)



2018年8月中旬

ゴイサギNycticorax nycticorax)幼鳥の集団塒の周囲を探すと、成鳥も一羽見つけました。
池の畔に立っている桜の木の茂みの奥に隠れていました。
成鳥は幼鳥よりも警戒心が強く、隠れ方が上手いようです。

夜行性のはずなのに覚醒しており、大きく欠伸をしてから羽繕いを始めました。


ゴイサギ成鳥(野鳥)@池畔:桜樹上+羽繕い

2018/12/01

毒虫マメハンミョウをニホンアマガエルは捕食するか?



2018年9月上旬

用水路沿いの農道脇に生えたヨモギの群落でマメハンミョウEpicauta gorhami)を見つけました。
ヨモギの大き目の葉に乗って身繕いしています。
後脚で腹背を掻いたり、中脚と後脚を擦り合わせたりしていました。

マメハンミョウは天敵に襲われそうになるとカンタリジンという強力な毒液を分泌することで有名です。
この黄色い毒液にヒトが素手で触れるとひどい水疱を生じてしまうので注意が必要です。
実際にカンタリジンは自然界でマメハンミョウの身を守るためにどれぐらい有効なのでしょうか?

下から登って来たクロヤマアリFormica japonica)のワーカー♀は、マメハンミョウを攻撃しませんでした。
出会い頭に触角で軽く触れただけで蟻は慌てて逃げ出しました。

化粧を済ませたマメハンミョウは向きを変え、ヨモギの茎を降り始めました。
実はすぐ下のヨモギ葉上には先程から緑色のニホンアマガエルHyla japonica)が香箱座りして獲物を待ち伏せしていました。
果たして狩りの瞬間が見れるでしょうか?


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毒虫アオバアリガタハネカクシを捕食したトノサマガエルが嘔吐

マメハンミョウは保護色のニホンアマガエルの存在を知ってか知らずか、その背中を無遠慮に踏みつけて行きました。
カエルは目の前から近づいてきたマメハンミョウを襲って捕食するどころか、踏まれてもちょっと身じろぎしただけで、跳んで逃げることもありませんでした。
マメハンミョウは有毒だと過去に身を持って学習した結果、捕食するのを忌避しているのだろう、というのが教科書的なストーリーです。
しかし東北地方のマメハンミョウは、毒を持っていることをアピールする警告色をなぜか失いつつあるらしいので、話がややこしいのです。
このカエルがたまたま満腹だったり、獲物にするには大き過ぎたのかもしれません。(飼育下で実験を繰り返してみないと分かりません)
ヨモギの茎の更に下方にはもう一匹のニホンアマガエルが潜んでいました。
全く気付かなかった私は動画の撮影を止めてしまい、2匹目のカエルとの遭遇戦は記録できませんでした。

マメハンミョウを捕獲して毒液カンタリジンを分泌する様子を動画に記録したかったのですが、手袋やピンセットを持って来なかったので、次回の宿題になります。



つづく→ヨモギの花と葉を食べるマメハンミョウ


池畔の塒で昼寝、羽繕いするゴイサギ幼鳥の群れ(野鳥)



2018年8月中旬

池の畔にゴイサギNycticorax nycticorax)の昼塒があります。
池に突き刺さった落枝に3羽の幼鳥が止まって休んでいます。
落枝のあちこちに鳥の糞が付着しています。
幼鳥は見事な保護色になっていて、静止していれば見つけにくいです。
目覚めた個体がのんびり羽繕いしています。

背後に見えるヤツデの木の葉も白い鳥の糞で汚れていました。
その上にもゴイサギの昼塒があるのでしょう。

池の岸から水面に張り出したサクラの枝にもう一羽の幼鳥が止まっていて、目を閉じて昼寝していました。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



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