2018/10/11

電波塔で鳴くノスリ♪(野鳥)



2018年7月下旬

田園地帯にそびえ立つ携帯電話基地局の鉄塔(電波塔)に1羽の猛禽類が止まっていました。
鉄塔の中段付近の鉄骨に止まって辺りをキョロキョロ見回しています。
ピーエ、ピーエ♪と甲高い声で断続的に鳴き続けています。
同定のために翼の下面を撮りたいのですが、一向に飛び立ってくれません。
胸の辺りの羽毛が白いので、この辺りで顔馴染みのノスリButeo japonicus)だと思います。

辺りでひっきりなしに鳴く蝉時雨(ミンミンゼミ♂など)がやかましいので、ノスリの鳴き声の声紋解析は諦めました。
この鳴き声は「囀りさえずり」なのでしょうか?
そしてノスリの場合もさえずるのは♂だけだとすれば、タイトルに「ノスリ♂」と書けるのですけど、どうなのでしょう?
つがいの♀を呼んでいるのかな?

実はつい先程まで鉄塔の天辺にカラスが止まっていたのを思い出してカメラを上にパンすると、いつの間にか居なくなっていました。
繁殖期が終わるとカラスは猛禽類に対してあまりモビング行動しなくなるのかな?

アングルを変えてノスリの後ろ姿も撮ってみました。
ズームアウトすると、鉄塔の背景に夏の青空と白い雲が美しいコントラストをなし、なかなかフォトジェニックでした。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
風で大きく揺れる杉の木が鉄塔の手前にあるせいで、いつものように手ブレ補正処理すると副作用が酷く、鉄骨がグニャグニャになるので今回は省きました。


ノスリ?(野鳥)@携帯電話基地局鉄塔
ノスリ?(野鳥)@携帯電話基地局鉄塔♪
ノスリ?(野鳥)@携帯電話基地局鉄塔・全景

2018/10/10

オオアワダチソウの花蜜を吸うカタグロチビドロバチ



2018年7月中旬

山麓の畑の隅に咲いたオオアワダチソウの群落でおそらくカタグロチビドロバチStenodynerus chinensis)と思われる小型の狩蜂が訪花していました。
性別は不明です(見分け方が分かりません)。
ちょっと吸蜜するとすぐに飛び去ってしまいました。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


ニガナ?の茎を蹴倒して種子を食べるカワラヒワ(野鳥)



2018年7月下旬

民家の庭の片隅で種子食性のカワラヒワCarduelis sinica)がキク科の雑草の種子を食べていました。

画面の奥にはヒメジョオンの花の群落が見えます。
その手前で花が散った後の雑草(ヒメジョオンよりも背が高い)の種子をカワラヒワは集中的に食べています。
ひょろりとまっすぐ伸びた細い茎を足で押さえつけて倒伏させ、細長い種子を地面で喋んでいます。
地面から茎に跳びついて足で器用に蹴倒す技には感心させられました。
この植物の茎はあまりに細くて華奢なので、カワラヒワが茎に掴まりながら実を食べようとしても体重が支えきれず茎が折れてしまうでしょう。
種子に白い綿毛(冠毛)が見えるので、キク科ですね。
採食シーンをよく見ると、綿毛の部分は捨てて種子だけ食べているようにも見えます。
後半は茂みの奥で採食するようになり、撮影終了。

この日は望遠レンズを持ってきておらず、遠目からではカワラヒワが採食した草の種類が良く分かりません。
花が散った後でキク科の雑草をきっちり見分けるのは難しいかもしれません。
なんとなくニガナではないかと思うのですけど、どうでしょうか?
園芸植物や外来種だとすると、私にはお手上げです。
今思うと、私もこの種子を少し採取して家で栽培すれば、種類を同定できたはずですね。
そこまでやる発想も根性もありませんでした。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


カワラヒワ(野鳥)@ニガナ?種子採食
カワラヒワ(野鳥)@ニガナ?種子採食
カワラヒワ(野鳥)@ニガナ?種子採食

ニガナ?種子@群落

2018/10/09

ツルマサキの花蜜を吸うエントツドロバチ♀



2018年7月下旬

街中の神社の境内で神木(樹種不明:杉ではない針葉樹)に常緑の蔓植物ツルマサキが絡みついて、ホストの幹よりも太く育っていました。
巻きつかれたホストの木は横枝を過度に剪定されたこともあり枯死してしまい、今や全体がツルマサキに覆われるように乗っ取られてしまいました。(ツルマサキに絞め殺された後で邪魔な枝を切り落としたのかも)

そのツルマサキに地味な花が咲くと、エントツドロバチ♀(別名オオカバフスジドロバチ;Orancistrocerus drewseni)が訪花・吸蜜していました。

他の狩蜂も訪花していたのですが、動きが素早くて撮り損ねてしまいました。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


エントツドロバチ♀@ツルマサキ訪花吸蜜

ツルマサキ花
ツルマサキ花
ツルマサキ花@蔓根元

シマヘビの日光浴と蛇行



2018年7月下旬・午後14:32

湿地帯の遊歩道でシマヘビElaphe quadrivirgata)が全身伸びた姿勢で日光浴していました。
舌は出し入れしていません。
私が動画を撮りながら近づくと、慌ててスルスルと蛇行し、道端の草むらへ逃げて行きました。
近くを流れる用水路の水音が聞こえます。

蛇の傍らに血痕(内臓?)が残っていたのは偶然でしょうか?
もしかすると、カエルや野ネズミなど獲物を捕食した後なのかもしれません。



▼関連記事
トノサマガエルを丸呑みするシマヘビ

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


シマヘビ@舗装道+日光浴

2018/10/08

ナミアゲハ♀♂の求愛飛翔【HD動画&ハイスピード動画】



2018年7月中旬・午後15:21〜15:28

快晴で猛暑の午後、アベリア(別名ハナツクバネウツギ、ハナゾノツクバネウツギ)の生垣でナミアゲハ♀(Papilio xuthus)を見つけました。
アベリアに訪花して吸蜜中なのかと思いきや、枝先の葉にしがみついて翅をゆるやかに開閉していました。
風が吹いて枝が激しく揺れても逃げません。

これ以降の展開で性別が重要になるので、先に説明しておきます。
wikipediaでは

ナミアゲハのオスメスは腹部先端の形で区別できるが、外見からはあまり判らない。
と書いてありますが、保育社『標準原色図鑑全集1:蝶・蛾』を紐解いてナミアゲハについて調べると、

雌雄の区別
春形では♂♀の差はほとんどないが、夏型では♂のはねの地色は白みが強く(♀は汚黄色)、後翅の前縁の黒色の丸い斑紋は強く鮮明(♀ではあっても不鮮明)、肛角部の赤い斑点がない(メスには春型の♂♀と同様にあらわれる)

変異
季節による大きさの差があり、夏型は春型に比べて大きく、はねの外縁に近い黒い帯は幅広くなる。
(p16より引用)
私のフィールドではキアゲハに比べてナミアゲハはレアなこともあり、未だ細かい点まで見分けられていません。
とりあえず、後翅肛角部の赤い斑点の有無で性別判定することにして話を進めます。

性別判定の説明はこのぐらいにして、動画の説明を続けます。
アベリアの枝先で翅を全開にして休んでいた♀の背後からナミアゲハ♂が飛来しました。
♀も枝先に止まったまま翅を羽ばたかせてから、飛び立ちました。
生け垣の奥でナミアゲハの♀♂ペアによる乱舞のような求愛飛翔が始まりました。
横の開けた空間(芝生の低空)で、もつれ合うように飛び続けます。
おそらく♂が♀に着陸を促しているのでしょう。

めくるめく乱舞をじっくり観察するために、私も慌てて240-fpsのハイスピード動画に切り替えてみました。(@1:41〜4:04)
♀♂は肛角部の赤い斑点の有無で見分けることにします。

スローモーションで見ると、逃げる♀を♂が必死で追いかけているのではありませんでした。
♂が♀の直前をしばらく飛び、急に羽ばたきを止めて地面に急降下する、という運動を繰り返しています。
やはり♂が♀を下へ下へ誘導しているようです。
♂は♀に翅の斑紋を見せつけ、性フェロモンを振りまいているのかな?
熱烈な求愛を受けてもなぜか♀はその誘いに乗らず、ホバリング(停空飛翔)したり上に飛んだりしています。
ホバリングの際は胴体をほぼ垂直に立て力強く羽ばたいています。
結局2頭は空高く舞い上がり、ペアを解消した模様です。
1頭は行方を見失ってしまいました。
芝生のエリアに残った個体(性別不明)は低空でアベリアの生け垣の方へ飛び去りました。

しばらくしてから私もアベリアの生垣に戻ると、先程と同じように2頭の♂が枝先に互いに離れて停まっていました。
ここは集団お見合いの待ち合わせ場所になっているのかもしれません。


資源とは特に関係の無い場所に集まった雄が、そこで小さな縄張りを作り、求愛のディスプレイを行う。このような行動をする雄たちを「レック」という。レックが求愛のディスプレイで自分をアピールし、雌を呼び寄せて交尾をするというのが「レック型一夫多妻」である。(wikipediaより引用)
♂が縄張りを構えてアベリアに訪花する♀を待ち構えているのだとすれば、♂同士の縄張り争いが起こらないのが不思議です。
アベリアの花で吸蜜するナミアゲハも見ていません。
私の知る限り、アベリアの白い花はアゲハチョウが好む色では無いように思います。
スイカズラ科のアベリアはナミアゲハ幼虫の食草(ミカン科)ではありませんから、ここで成虫が一斉に羽化したとは考えられません。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

保育社『原色日本昆虫生態図鑑IIIチョウ編』によると、

交尾飛翔型は←♀+♂。(p138より)


アゲハの追飛(交尾拒否)←♀+♂[1970年9月27日]
追飛の形式は種によっていくらか異なるが、空高く舞いあがるという共通した性質が認められる。それは突然にあらわれる動く物体に驚いた個体に急に負の走地性(正の走光性とする説もある)があらわれるためではないかとも思われる (p86より引用)



今回、求愛が成就して交尾成立するまで見届けられなかったのは残念でした。
しかし鈴木紀之『すごい進化 - 「一見すると不合理」の謎を解く (中公新書)』を読むと、しつこく求愛してくる♂をいちいち断ったり上手くあしらったりしなければいけない♀の暮らしも大変そうです。

♂はたくさんの♀と交尾したいがゆえに、♀にとってコストになるような行為さえも厭わないことが知られています。モンキチョウやアゲハチョウの仲間では、よく一匹の(もしくはそれ以上の数の)♂が♀の周りにくるくるとまとわりついて飛んでいるのが観察されます。これは陽光の下で起きている、♂と♀の微笑ましい求愛の光景ではありません。たいていの場合♀はすでに交尾をしており、愛情に必要な量の精子を体内に蓄えています。そのため、これ以上交尾する必要はなく、それよりはむしろ、捕食者から身を守りつつ、栄養をたくさん摂取して、産卵に備えるほうが重要です。ところが、♂は交尾できるかもしれないというわずかな望みにかけて、♀に「ちょっかい」を出し続けます。こうした♂の利己的な行動は♀にとってははっきり言って邪魔なだけです。♂が♀にもたらすこのような行動は、進化学の専門用語として「セクシャル・ハラスメント」と呼ばれており、♂は不要どころか、繁殖の邪魔をする存在にまでなってしまったのです。 (p179-180より引用)



ナミアゲハ♀@アベリア枝先
ナミアゲハ♀@アベリア枝先
ナミアゲハ♂@アベリア枝先(直後に飛び立つと、後翅表の肛角部に赤点無し)

ソバ畑から逃走するキジ♂(野鳥)



2018年7月下旬

耕して畝が作られたばかりの広い畑でキジ♂(Phasianus versicolor)とバッタリ遭遇しました。
おそらく種まきした直後の畑で採食中だったのでしょう。
一緒に居たキジバトは、私がカメラを向ける間もなく、慌てふためいて飛んで逃げてしまいました。
このキジ個体がほっそりした体型なのは、若鳥♂なのかな?
繁殖期を終えた夏の羽毛は量が少ないのでしょうか?

歩き去る途中で地面を喋みましたが、手前の草が邪魔でよく見えません。
私を警戒したキジ♂は走って逃げ出すと、畑に隣接する草むらに逃げ込みました。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

撮影時点では畑を耕した直後で、何が生えてくるのか不明でした。
9月になってから現場を再訪すると、一面のソバ畑になっていました。


キジ♂(野鳥)@ソバ畑

2018/10/07

止まり木から飛び立つ未成熟オオシオカラトンボ♂の羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】



2018年7月中旬

山麓の用水路沿いでオオシオカラトンボOrthetrum triangulare melania)の未成熟♂が枯れた小枝の先に止まっていました。
翅を深く下げて休息中です。
頭部をグリグリ動かして、大きな複眼で辺りを油断なく見回しています。
体色は♀と同じですが、腹端が大きく膨らんでいないので未成熟♂ですね。

▼関連記事
飛べ!オオシオカラトンボ♂【HD動画&ハイスピード動画】


飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画で撮ってみました。
後半は更に1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
物を投げつけて飛び立たせたら、同じ小枝には戻って来ませんでした。
離陸直後に脚を胴体に引き付けて畳み、空気抵抗を減らしています。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。





電線で酷暑に喘ぐスズメスズメ(野鳥)



2018年7月下旬・午後16:51

街中の電線にスズメPasser montanus)の成鳥が一羽で止まっていました。
そろそろ夕方なのに気温35℃と猛暑の日でした。
このスズメは嘴を開けて暑さに喘いでいるように見えました。
鳥類は暑い時にどうやって体温調節しているのでしょう。
金子凱彦『銀座のツバメ』によると、

犬と同じように鳥類には発汗作用がなく、口を開けて暑さをしのぐ。 (p78より引用)


我慢できなければ日陰に移動したり水浴するのかな?
最後は電線からどこかに飛び去りました。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


▼関連記事(3年前に撮影。気温データなし)
スズメ(野鳥)の耐暑法?


スズメ(野鳥)@酷暑:電線

2018/10/06

後翅を擦り合わせるウスイロオナガシジミ



2018年7月中旬

里山の林道脇の雑木の葉表に乗ってウスイロオナガシジミAntigius butleri)が休んでいました。
閉じた翅を互いにゆっくり擦り合わせて後翅の尾状突起を触角のように動かしています。
鳥類などの天敵は急所の頭部を狙ってくるので、身体の前後を誤認させる自己擬態で身を守っているそうです。
舞台となった葉の樹種はおそらくハルニレではないかと思います。

てっきりミズイロオナガシジミかと思ったのですが、帰宅後に調べてみると実は初見のゼフィルスでした。

▼関連記事(9年前の撮影)
ミズイロオナガシジミ
飛び立ちのハイスピード動画など、もっとじっくり撮るべきでしたね。


ウスイロオナガシジミ:翅裏@ハルニレ?葉上
ウスイロオナガシジミ:翅表@ハルニレ?葉上

岩の上で甲羅干しするクサガメとミシシッピアカミミガメ



2018年7月中旬

この日も蓮池の岩場で亀が甲羅干ししていました。
3匹のミシシッピアカミミガメTrachemys scripta elegans)と1匹のクサガメMauremys reevesii)です。
クサガメにしては「伸ばした頭頸部の目から頸部にかけて黄緑色の鮮明な筋模様」が無いのですけど、頭頂部の後半が細鱗に覆われていることから、イシガメではなくクサガメでしょう。
ミシシッピアカミミガメの内の1匹は小さな子亀ですね。
クサガメの甲羅は苔むしたような緑色で、ミシシッピアカミミガメほど甲羅がゴツゴツしていません。

クサガメは頭を高々と上げ、喉をヒクヒク膨らませています。(実は小声で鳴いていたりして?)
まさか対面の大きなミシシッピアカミミガメに対して喧嘩を挑んでいるのですかね?
亀の生態について勉強不足なのですが、クビナガオトシブミ♂のように首の高さを誇示して競い合っているのなら面白いのに…と妄想。
お気に入りの岩場を巡って陣取り合戦が緩慢に繰り広げられているのか、長時間の微速度撮影してみたいものです。

高橋泉、三上昇『カメのすべて(カラー図鑑シリーズ)』によると、

体の大きいアカミミガメは、いつもクサガメやイシガメを押し退けて、甲羅干しに一番良い場所を取ってしまうのです。 (p23より引用)


ミシシッピアカミミガメ3+クサガメ1@蓮池:岩+甲羅干し
ミシシッピアカミミガメ3+クサガメ1@蓮池:岩+甲羅干し
ミシシッピアカミミガメ3+クサガメ1@蓮池:岩+甲羅干し

2018/10/05

肉団子を作るセグロアシナガバチ♀?



2018年7月中旬

湿地帯に生えた柳(樹種不明)の灌木の虫食い(食痕)だらけの葉で、おそらくセグロアシナガバチPolistes jokahamae)と思われるアシナガバチのワーカー♀を発見。
葉に付着したアブラムシの甘露を舐めているのかと思いきや、肉団子を丸めていました。
柳の葉を食い荒らした何かの幼虫を狩った直後なのでしょう。
アシナガバチは身繕いをしてから肉団子を抱えて巣へ飛び去ってしまいました。

きっちり背側から撮りたくて私が回り込もうとしたのに、間に合いませんでした。
識別点の前伸腹節が見れていないので、よく似たキアシナガバチPolistes rothneyi)の可能性も否定できません。
腹部側面の斑紋が、なんとなくセグロアシナガバチっぽい気がしています。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


セグロアシナガバチ♀?@ヤナギ葉+肉団子作り

ヒヨドリバナを訪花するカラスアゲハ♀の羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】



2018年7月中旬

里山を下山している夕方に、山道の横の斜面に咲いたヒヨドリバナの群落でカラスアゲハ♀(Papilio dehaanii dehaanii)が訪花していました。
半開きの翅を激しく羽ばたかせながら吸蜜しています。

訪花シーンからの飛び立ちを240-fpsのハイスピード動画で撮ってみました。(@0:41〜)
薄暗い夕方なので、画質が粗くなってしまいます。
吸蜜中は前翅だけでアイドリングのように羽ばたき、後翅は動かしていないことがよくわかります。。
翅表にビロード状の性斑が見えないので、おそらく♀ですね。(アングルがいまいちで自信がありません)

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


カラスアゲハ♀@ヒヨドリバナ訪花吸蜜

2018/10/04

セイヨウニンジンボクの花蜜を吸うクマバチ♀の群れ



2018年7月中旬

民家の軒下に植栽された庭木に紫色の見慣れない花が咲いていました。
多数のキムネクマバチ♀(Xylocopa appendiculata circumvolans)が訪花しています。
どの個体も後脚の花粉籠は空荷なので、花粉よりも花蜜が目当てなのでしょう。


クマバチ♀@セイヨウニンジンボク訪花吸蜜
クマバチ♀@セイヨウニンジンボク訪花吸蜜
クマバチ♀@セイヨウニンジンボク訪花吸蜜
クマバチ♀@セイヨウニンジンボク訪花吸蜜

風が強く吹く日で枝が激しく揺れ、撮影には最悪の条件です。
クマバチ以外にも狩蜂が訪花していたのに、風のせいか落ち着き無く飛び回り、撮り損ねて悔しい思いをしました。

さて、この樹種は何でしょう?
小枝に小さな花が輪状に咲いていて、蕾は白です。
なんとなくシソ科のハーブの花と似ている気がします。
樹高は民家の2階に届くぐらいで、約3.5m。
外来植物(園芸種)だと思うのですが、全く見知らぬ花なので調べてみました。
「紫色の花 庭木 7月 掌状複葉 全縁」と目に付いた特徴を全て入れて画像検索すると、セイヨウニンジンボクとあっさり判明しました。
良い時代になったものです。
予想通りシソ科でしたが、「シソ科の樹木」があるとは知りませんでした。


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
風揺れが激しい映像なので、いつものような手ブレ補正はしませんでした


セイヨウニンジンボク花
セイヨウニンジンボク花
セイヨウニンジンボク花・全景

ヒメジョオンを訪花するオオチャバネセセリの羽ばたき【ハイスピード動画】



2018年7月中旬

畦道に咲いたヒメジョオンの群落でオオチャバネセセリZinaida pellucida)が訪花していました。
翅を半開きにして吸蜜しています。

次の花へ飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画で撮ってみました。
本種の飛翔は、数回羽ばたいてから翅を閉じて慣性で飛ぶ独特のリズムがあります。
飛行中はゼンマイ状の口吻を丸めて縮めています。
隣の花が近ければ飛ばずに歩いて渡ることもありました。

意外にもこの組み合わせは初見だったので、高画質ののHD動画でも撮ればよかったですね。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


2018/10/03

トホシオサゾウムシを見つけた!

2018年7月中旬

カナムグラの葉に見慣れないゾウムシが乗っていました。
赤い鞘翅に黒い斑点があり、なかなか格好良いゾウムシです。
慌てることはないだろうと、まず写真を撮ったら、すぐに飛び去ってしまいました。
動画を優先しなかったのは、痛恨のミスです。
調べてみると、トホシオサゾウムシAplotes roelofsi)のようです。
面白いと思った習性は、

メスは、ツユクサの茎に口吻を突き刺して穴をあけ、卵を産む。(昆虫エクスプローラのサイトより引用)
いつか産卵行動を観察してみたいものです。





花が咲いたツタの群落で獲物を探索するキイロスズメバチ♀



2018年7月中旬

ブロック塀を覆い尽くしたツタ(蔦)の群落で訪花昆虫を目当てにキイロスズメバチVespa simillima xanthoptera)のワーカー♀が飛び回っていました。
このキイロスズメバチ♀はツタの花蜜が目当てではなく、ゆっくりホバリングして獲物を探しているようです。

▼関連記事
ツタの花蜜を吸うキイロスズメバチ♀
狩りの瞬間には立ち会えませんでした。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


柳の葉で休むモンシロチョウ



2018年7月中旬

湿地帯に生えた柳の灌木林(樹種不明)でモンシロチョウPieris rapae)が飛び回り、虫食いだらけの柳の葉に止まりました。

柳の葉に付いたアブラムシの甘露を舐める蜂を観察したばかりなので、モンシロチョウも同様に柳の葉を舐めるかと期待しました。

▼関連記事
柳の葉を舐めるヒメスズメバチ♀

モンシロチョウ成虫の食性は花蜜専門で樹液に集まる蝶ではないため、甘露を舐めるとしたら非常に意外性がある発見になります。
ドキドキしながら見守ったものの、モンシロチョウは口吻を伸ばしませんでした。
残念ながら、ただの休息だったようです。

「柳の下に何時も泥鰌どじようは居らぬ」
もう少しじっくり粘れば、柳の葉を舐める決定的なスクープ映像が撮れたかな?
食わず嫌いせずに味見すれば病みつきになるかもしれないのに…。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


モンシロチョウ@ヤナギ葉

2018/10/02

吸蜜のためヤブガラシを訪花するクロアナバチの羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】



2018年7月上旬

民家の軒下に猫の額ほどの庭があり、ヤブガラシの群落が蔓延っていました。
そこでクロアナバチSphex argentatus fumosus)と思しき黒い狩蜂が訪花していました。
少なくとも2匹が飛び回っていました。
採集、採寸が出来ていないのですが、体長以外でコクロアナバチと見分けるポイントはあるのでしょうか?
微妙な差異ですが、顔面の毛がコクロアナバチは「銀黄色」でクロアナバチは「灰白色(銀白色)」らしいです。
今回の蜂の顔は白っぽいのでクロアナバチだと思います。


▼関連記事(5年前の撮影。実はクロアナバチかも)
コクロアナバチがヤブガラシに訪花吸蜜

それから性別も不明です。
多くの蜂では顔色が性的二型で、顔に白い毛が密生している方が雄蜂♂と相場が決まっています。

ところが、クロアナバチは♀の顔も白っぽいのです。
クロアナバチの性別判定法が図鑑を調べても載っていないので、知りたいところです。
「素人が図鑑を買って読んでも普通種さえ見分けられるようにならずフラストレーションが溜まる」のは「図鑑」として問題でしょう。
身近な普通種こそ、きちんと分かりやすい文章で記述しておいて欲しいものです。
もし雌雄の区別が困難なら、そのように書いておいてもらえると助かります。
この2種は♀の営巣習性が明らかに異なるので、そういう現場なら私にも見分けられます。

余談ですけど、蚊もヤブガラシに訪花していたのが意外でした。(@0:42〜1:02)
吸蜜シーンだとしたら嬉しいのですが、オレンジ色の花ではなく蕾で翅を休めていただけかもしれません。
蚊の背側がしっかり撮れる前に逃げられてしまい、私には種類が見分けられません。

後半は、クロアナバチがヤブガラシの花から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画で撮ってみました。(@1:05〜)
飛び立つと空中でホバリング(停空飛翔)を行ない、方向転換を披露してくれました。

最後に興味深いニアミスがありました。(@1:47〜)
ヤブガラシの蔓にヤブキリ♂(Tettigonia orientalis)が止まっていました。
クロアナバチ♀はクサキリやツユムシなどを狩ることが知られています。
狩りの決定的瞬間が撮れるのではないかと期待して見守ったのですが、クロアナバチは獲物の存在に気づかずに飛び去りました。
映像に登場するクロアナバチは♂なのかな?(性別判定法を知りたいところです)
天敵である狩蜂の羽音を聞いたら慌てて逃げ出しても良さそうなのに、このヤブキリ♂は全く動じなかったことも不思議です。
襲われるまでは保護色でひたすら隠れる作戦なのかな?
このヤブキリは有翅なので成虫です。
産卵管が無いので♂でしょう。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。




【追記】
余談ですが、塚谷裕一『カラー版 - スキマの植物の世界』という中公新書を読んでいてたら、ヤブガラシについて驚愕の事実を知りました。
関東より東に生えているヤブガラシは三倍体で果実が付かない。中部地方以西には、黒い果実を付ける二倍体が混生している。 p2より引用)

関東以北で見かける個体はすべて三倍体。中部以西は二倍体が混ざる。意外なことにこの事実は、2003年に私たちが論文を発表して指摘するまで、全く気付かれていなかった。(中略)三倍体に比べ二倍体は葉の厚みが少なく、花序も華奢。三倍体は葉が必ず5枚の小葉を1セットとするが、二倍体はしばしば新芽の先などで3枚1セットの葉を付ける。 (p114-115より引用)

確かに言われてみれば、ここ東北地方でヤブガラシの実を見たことがありません。
クロアナバチ:背側面@ヤブガラシ訪花吸蜜
クロアナバチ:顔@ヤブガラシ訪花吸蜜

ヤブキリ♂:背面@ヤブガラシ蔓
ヤブキリ♂:側面@ヤブガラシ蔓

ヒヨドリバナの花蜜を吸うオオウラギンスジヒョウモン♂



2018年7月中旬

堤防の土手に咲いたヒヨドリバナオオウラギンスジヒョウモン♂(Argyronome ruslana)が訪花していました。
翅をゆるやかに開閉しながら吸蜜しています。
すぐに飛び去ってしまい残念でした。


▼関連記事(8年前に撮った近縁種)
ヒヨドリバナの花蜜を吸うウラギンスジヒョウモン♀

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


オオウラギンスジヒョウモン♂@ヒヨドリバナ訪花吸蜜

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