2025/07/20

夜になってようやくアナグマの旧営巣地から立ち去るニホンカモシカ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年6月中旬・午後19:25頃・気温25℃・日の入り時刻は午後19:06 

平地の二次林にあるニホンアナグマの旧営巣地(セット)に入り浸って夜まで寛いでいたニホンカモシカCapricornis crispus)がようやく立ち去りました。 
採餌活動に出かけるのでしょうか。 

別アングルに設置した監視カメラでも写っていました。 
アナグマの掘った2つの巣口R、Lの中間地点を通り、ミズキの左横から奥の林内へ、ゆっくり歩いて姿を消しました。 
途中で立ち止まって眼下腺マーキングまたは角研ぎをしているようですが、茂みの陰でよく見えません。 

この地点でカモシカの夜行性活動が記録されたのは初めてかもしれません。 




 

↑【おまけの動画】 
この地点で6/13に録画されたニホンカモシカの行動を時系列順に全てまとめ直しました。 
これまで行動別に動画を切り分けて紹介していたのですが、通して見ると印象が変わるかもしれません。

山中の水溜りで水を飲むフクロウ【野鳥:トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年6月中旬・午後21:25頃 

山中の湿地帯にある浅い水溜りに、ある晩フクロウStrix uralensis)が来ていました。 

足を水に浸したまま、何度も泥水を飲んでいるようですが、後ろ姿でよく見えません。 
頭を下げて嘴が着水する度に、水面に波紋が広がります。 
(YouTubeに投稿したら、再エンコードされた動画では波紋が見にくく加工されてしまいました。)
顔を水面に付けながら激しく左右に振っていないので、洗顔の水浴行動とは違います。 


つづく→

2025/07/19

旧営巣地に戻って毛繕いしたり巣穴を内見したりするニホンアナグマ♀【トレイルカメラ】

 



2024年6月中旬〜下旬

シーン0:6/11・午後13:26・くもり・気温35℃(@0:00〜) 
シーン0:6/11・午後14:10・くもり・気温37℃(@0:04〜) 
明るい日中にたまたま撮れた現場の様子です。 
平地の二次林にあるニホンアナグマMeles anakuma)の旧営巣地(セット)をトレイルカメラでしつこく見張り続けています。 


シーン1:6/19・午後14:28・晴れ・気温28℃(@0:07〜) 
久しぶりにアナグマがセットに戻ってきました。 
林縁で白昼堂々、仰向けになり痒い体をボリボリ掻いていました。 
腹面に乳房が見えたので、♀と判明しました。 
当然ながら、股間に睾丸や陰茎はありません。 

起き上がると、今度は腰の毛皮を舐めました。 
また後足や前足で体をあちこち掻いています。 

今季はこの巣穴ではなく、他所で出産したようです。 


シーン2:6/19・午後15:27・晴れ・気温28℃(@1:08〜) 
1時間後に、セットから左に立ち去るアナグマの尻尾がちらっと写っていました。 


シーン3:6/21・午前10:52・くもり・気温23℃(@1:14〜) 
2日後の昼間にもニホンアナグマ♀がセットに登場しました。 
右から歩いて来て、そのまま巣穴Rの中に潜り込みました。 
横から腹面に乳首がちらっと見えたので、♀と判明。 
外に出て来るシーンがなぜか撮れていません。

先にネタバレしてしまうと、当歳仔の幼獣たちを引き連れてここに引っ越してくる(転入)前に、母親♀が最後の内検に来ていたようです。 


つづく→ 


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