2022年10月上旬・午後12:05頃・くもり
私が里山の砂利道を静かに登っていると、猿の鳴き声♪が聞こえました。
しばらくすると案の定、ニホンザル(Macaca fuscata fuscata)の群れと遭遇しました。
砂利が敷かれた林道の周囲はスギの植林地です。
道端で採食している3頭をまず見つけました。
毛皮の色にバリエーションがあり、明るい茶色、暗い茶色(焦げ茶色)、灰色の個体が居ます。
私の姿を見つけた途端に猿たちは警戒し、道端の藪に慌てて飛び込んで隠れました。
どうやらニホンザルたちは群れ全体として、山側のスギ林から林道に出てきて反対側の谷側に向かって遊動しているようです。
彼らの遊動コースの途中に私が足音を忍ばせて急に現れたので、猿たちは不意打ちのニアミスに驚いたようです。
(私の姿を猿たちにわざと晒したまま少しずつ近づく方が警戒されません。)
背後にガサガサと気配を感じて私が振り返ると、山側のちょっとした崖(林道の法面)をニホンザルが次々と駆け下りて砂利道を渡り、反対側の藪に逃げ込みました。
撮影している私の背後を狙って続々と横断するので、撮影は大変でした。
ニホンザルの警戒(回避)行動にもバリエーション(個性)がありました。
年をくった個体はおそらく私と顔馴染みで、あまり恐れることはないと知っているらしく、焦らずに堂々としています。
子猿など若い個体は特に私の存在に怯えて右往左往しているのに対して、成獣♀は落ち着いて横断していました。
林道を走って渡るニホンザルを1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@1:36〜)
里山で出会うニホンザルを個体識別できるようになったら観察がより一層楽しくなりそうです。
トレイルカメラにたまに写る群れと同じなのかな?
しつこく山に通って猿の群れを探し求め、ひたすら追跡して、私の存在に慣れてもらうしかありません。(餌付けではなくヒト付け)