2021年9月中旬・午後15:30頃・晴れ
里山の登山道の乾いた地面にスキバツリアブ♀(Villa limbata)が腹端を擦りつけていました。
産卵前に砂粒を体内に取り込んで、予め卵の表面を砂でまぶしておくのだそうです。
この行動を見れたのは、これが3回目です。
関連記事(1、13月前の撮影)▶
・スキバツリアブ♀が砂利道で産卵前の尾端接地行動【HD動画&ハイスピード動画】
・スキバツリアブ♀:産卵前の尾端接地行動少し飛んではあちこちで何度も尾端接地行動を繰り返すので、実はこれが産卵行動ではないか?と私は少し疑いを抱きました。
今回の♀個体が腹端をグリグリと擦りつけていた地点は日向の乾いた地面でいかにも硬そうです。
こんな場所に産卵するはずがないと納得しました。
撮影直後に掘り返すと卵を採集できるかな?
念のために、来季(春?)はこの場所に寄主となるコハナバチ類やヒメハナバチ類のコロニーがあるかどうか、確かめに行くつもりです。 (私は無いと予想しています。)
ツリアブ類はホバリング(停空飛翔)の名手ですが、着地している間は羽ばたきを止めていました。
地面から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:22〜)
スキバツリアブ♀の産卵行動を観察してみたいものですが、飛びながら空中で卵を撒き散らすだけだとしたら、ただの(高速)飛翔と区別がつかないのかもしれません。