夜の出没時刻も進行方向もまちまちです。
なんとなく同一個体ではないかと思っているのですけど、個体識別できていません。
この期間のタヌキはなぜか溜め糞の匂いを嗅いでチェックするどころか近づくこともなく、林道を通り過ぎました。
別個体が新たに溜め糞上に排便しない限り、異状なしと判断するのかな?
林道の地面や落ち葉の匂いを嗅いで回り、採食に夢中なようです。
シーン1:午前1:47
シーン2:午後18:26
シーン3:午前3:14
シーン4:約12時間後の午後15:00頃
トレイルカメラの電池を交換するために現地入りしました。
林道に点在する溜め糞aの動画を撮りながら歩いて行きました。
ちなみに動画前半部のトレイルカメラの画角で言うと、右から左へ向かって進みました。
以下の写真は、その日に溜め糞aの中で比較的新鮮な物を記録した写真です。
ニクバエが1匹来ていただけで、他に食糞性の昆虫は見当たりませんでした。
秋になると糞虫の活動がめっきり低下し、あまり面白くありません。
どうもトレイルカメラが動画に撮り損ねた排便シーンがあるような気がしています。
使われなくなった古い溜め糞は黒く固く乾燥して、最終的には地面に黒いシミのように残るだけになります。
秋にはその上に落ち葉が降り注ぎ、埋もれてしまいます。
ちなみに、この溜め糞aは昨シーズン(2020年12月上旬)に見つけたものです。
前年の記憶を頼りにトレイルカメラで監視する溜め糞ポイントを決めたのですが、当時のデジタル写真のEXIFを確認すると、GPSの座標が一致していました。
つまり、タヌキは同じ溜め糞を長期間に渡って利用することが確認できました。
ところがこの後、タヌキは縄張りを変えたのか溜め糞aをあまり利用しなくなり、新鮮な糞が滅多に追加されなくなってしまいました。
これまでに撮れた排便動画を見るとタヌキはトレイルカメラの存在を明らかに気づいて警戒していたようなので、この溜め糞aを敬遠するようになり、溜め糞を変更したのでしょうか?
実は同じ林道を更に進むと、別の溜め糞が少なくとも2ヶ所あるのです。
個々の溜め糞の栄枯盛衰というか季節消長を調べるのも面白そうですが、監視するトレイルカメラの数をなかなか増やせないのが悩みです。