2021/07/23

キイロクビナガハムシ♀♂の配偶者ガード#1

 

2021年5月中旬・午前6:25頃・晴れ 

平地の田畑を囲む防風林(雑木林)の林床から伸び始めた謎の蔓植物※で真っ赤な甲虫を2ペア見つけました。 
こんなに毒々しいほど赤いハムシを私は今まで見たことがありません。 
帰ってから調べると、どうやらキイロクビナガハムシ♀♂(Lilioceris rugata)という種類らしいです。 
蔓植物の茎に居た♀♂ペアの行動に注目し、マクロレンズで接写してみました。
(手ブレを抑えるために一脚を使っても、風揺れに悩まされました。) 

体格は♀>♂です。 
♂が♀の背に乗ってマウントしているものの、交尾器は結合していません。 
つまり交尾中ではなく配偶者ガードのようです。 
側面からのアングルが良ければ、♂の腹端に交尾器が少しだけ見えました。(@5:38) 
おそらく♂は♀を交尾後ガードしているのでしょう。 
♀が産卵するまでライバル♂から守って自分の精子が受精に使われるようにガードするのです。 

♂が♀の丸い背中から左後脚を踏み外しても、すぐに足を元に戻しました。(@0:13) 
♂を背負ったまま♀がゆっくりと茎を登り始めました。 
♀はときどき立ち止まって身繕いします。 
触角を舐めたり、同側の中脚と後脚の跗節を互いに擦り合わせたりしています。 

てっきり♀の産卵行動が見られるかと期待したのですが、20分間観察しても産卵してくれませんでした。 
林床には木漏れ日も射して気温が低い訳でもないのに、とにかくキイロクビナガハムシ♀♂の動きが緩慢です。 
まさか夜行性なのですかね? 

茎を先端に向かってゆっくり登っていた♀が立ち止まると、茎の傷口から滲み出る汁に口を付けて味見しました。(@4:00) 
しかし♀は若葉を摂食することもありませんでした。 
最後は蔓の先端付近に生えた若葉に到達しました。 
そこでも♀はじっとしているだけで、何をしに来たのか目的が分かりません。 



※ 花も実もついていない状態では肝心の植物の名前が分かりません。 
素人目には、おそらく蔓植物だと思うのですが、どうでしょう? 
キイロクビナガハムシが残したと思われる食痕が葉に残っていました。 
本種の食草は、ヤマノイモ、オニドコロ、ウチワドコロなど(ヤマノイモ科)、およびサルトリイバラ(サルトリイバラ科)が知られています。 
いずれも蔓植物なので、そのうちのどれかだと思います。 
ヤマイモの葉とは形が違いますね。
今回見つけた謎の蔓植物に目印のテープなどを巻いて、特徴が分かるまで定点観察すべきでした。 
もし、この植物の名前が分かる達人がいらっしゃいましたら、ぜひ教えて下さい。 
撮影した写真のEXIFに位置情報(GPSデータ)が残っていたので、それを頼りに現場を再訪してみます。

道路標識の支柱パイプ内の巣で鳴く♪スズメの雛鳥(野鳥)

 

2021年5月下旬・午後16:00頃・晴れ 

郊外の道端に設置された道路標識の支柱となっている丸いパイプ(直径9cm)の開放端にスズメPasser montanus)の巣を見つけました。 
私が歩道を通りかかった際にチュンチュン♪と雛が賑やかに鳴く声で気づいたのです。 

巣口から2羽のスズメ雛鳥の姿が見えました。 
(巣の奥にもっと多くの雛が隠れているかもしれません。)
雛が奥に引っ込んで見えなくなるときもあるのですが(カメラに気づいて警戒?)、そのシーンは編集でカットしてあります。 
親鳥が給餌に来るまで雛は巣内で留守番しています。 

巣材の枯草や藁、ビニール紐などが詰め込まれていて、その一部が巣口から少し飛び出ています。 
行き先地名を表示する標識の看板が西向き(正確には北西)なので、夕方になると西日を浴びて巣内の温度が上がりそうです。 
春先は暖かくてスズメの育雛には好都合かもしれませんが、夏になると耐え難い暑さになりそうな気がします。 

ラストシーンでは、親鳥の帰りを待つ雛が嘴をパクパク動かしています。 
嘴についた食べ残しが気になるのか、目の前を飛び回る微小な昆虫を捕食しようとしているのかな? 
巣口に付着した食べ残しを啄みました。 

※ 動画編集時に逆光補正を施しています。 



 

2021/07/22

ホバリング中に排泄するビロウドツリアブ【ハイスピード動画】

 

2021年5月上旬・午後16:15頃・晴れ
前回の記事:▶ 山桜の花で吸蜜ホバリングするビロウドツリアブ【HD動画&ハイスピード動画】
山桜を訪花するビロウドツリアブ(=ビロードツリアブ;Bombylius major)の吸蜜ホバリングを240-fpsのハイスピード動画でしつこく撮影していたら、排泄シーンが偶然ながら2回も撮れていました。(@0:13、0:23) 
狙って撮れるものではないので、貴重な映像です。 

空中で停飛しながら腹端から黄色っぽい(白っぽい)半透明の液体をポトリと排泄しました。
糞ではなく「おしっこ」と 呼ぶべきかもしれません。
常に飛び続けなければならないビロウドツリアブは、体重を軽量化するために余分な水分を迅速に排泄する必要があるのでしょう。


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