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2015/06/06

水浴後に身震いするヒヨドリ(野鳥)



2015年6月上旬

田園地帯を流れる用水路の橋の下でヒヨドリHypsipetes amaurotis)が水浴びしていました。(撮り損ね)
カメラを向ける間もなく川から飛び立ち、橋の欄干(ガードレール)に止まりました。
(映像はここから。)

ヒヨドリは激しく身震いして羽根の水気を切ってからすぐに林の方へ飛び去りました。
あまりにも一瞬の出来事でしたので、1/4倍速のスローモーションでリプレイ。
身震いの直後、飛び立つ直前に脱糞したように見えましたが、気のせいかな?

▼関連記事
川で水浴びするヒヨドリの群れ(野鳥)


2015/05/30

池の水面を泳ぐモリアオガエル



2015年5月中旬

モリアオガエルRhacophorus arboreus)の繁殖期に生息地の沼の岸をぐるりと歩いて回ると、1匹が驚いて水に飛び込みました。
カメラを向けると、初めは水面に浮かんでいるだけでした。
風に流され、顔をこちらに向けました。
水面の上に出た鼻の穴で呼吸しています。
警戒しているのか、一向に泳いでくれません
呼吸なのか鼓動なのか分かりませんが、胸部がヒクヒクしています。
その動きのせいで水面に波紋が広がります。
更に風で流され、カエルは横を向きました。

私が岸でじっとしていると、ようやく泳ぎ出しました。
見事な平泳ぎで沼の中央まで辿り着くと、止まりました。
顔を両手で拭い、身繕いしています。
このとき初めて虹彩が金色であることを確認し、シュレーゲルアオガエルではなくモリアオガエルと判明しました。

※ 薄暗い条件で撮った映像のため、YouTubeの動画編集時に自動色調補正を施してあります。

【追記】
『動物の記録8:モリアオガエルの谷』p165-166によると(飼育下の観察)、
ゆっくり泳ぐときには、後足を交互に動かして水をけり、水面を泳ぎます。はやく泳ぐときには、後足を同時にけって、ぐいっぐいっと水に乗って進みます。ときには前足で水をかくこともありますが、これも泳ぎはじめの一回か二回で、あとは後足のけりだけにたよっています。前足はからだの側面にぴたりとつけたままでした。



ちなみに、同じ沼の岸辺でスギの落ち葉に覆われた水際にシュレーゲルアオガエルが産んだと思われる卵塊を2つ見つけました。
いつか飼育してみたいのですが、泡巣ごと家までそっと持ち帰るのに苦労しそうです。

※ てっきりシュレーゲルアオガエルの卵塊かと思い込んでいたのですが、モリアオガエルの卵塊である可能性もあるようです。
やはり飼育してみないと分かりませんね。

モリアオガエルのうちにも草のあいだやコケの下などに卵をうむものがある。(同書p181より)


沼(左)と岸(右)の境界に産卵


2014/11/08

湖に飛び込んで遊び水草を採食する野生ニホンザルの群れ



2014年8月上旬

山中の湖の畔で遊んだり採食したりする野生ニホンザルMacaca fuscata fuscata)の群れの映像をまとめました。
あちこちで色々なことが次々と巻き起こるので、カメラをどこに向けるべきか目移りしてしまいます。
ニホンザルは行動のバリエーションが本当に豊かで、ずっと見ていても飽きません。

岸辺に生えたスギやクルミ?などの木によじ登り、湖面に張り出した枝から水に飛び込む遊びを楽しそうに繰り返しています。
追いかけっこをしたり樹上で小競り合いになったりすることもあります。
水に落ちた猿はすぐに岸に戻ります。
これはどうしても「遊び」と呼びたくなります。
ヒトの腕白な悪ガキ達の遊びを見るのと何ら変わりません。
「猿も木から落ちる」のは、ちょっとした
スクープ映像ですかね。
数時間前に私が少し離れた山中で夕立の雨宿りをしていたときに繰り返し聞こえてきたドボーン!という水音の正体がこれで判明しました。

個人的に、杉の木に登るニホンザルを見たのは初めてかもしれません。
(真っ直ぐに伸びる杉の木は広葉樹よりも登りにくいのかと勝手に思っていました。)

もう一つ特筆すべきは、ニホンザルが湖面から水草を採食してはモグモグと頬張っていたことです。
水面に張り出した枝先や岸辺から腕を伸ばして水草を採食するシーンが繰り返し撮れました。
(@1:30、6:30、9:00-9:40、11:00-11:55、12:12-14:00、15:15-16:50)
ぶら下がった体重でしなる枝のスイングを利用して水草を採食する様子がとても印象的です。
この映像のアングルでは手前に生い茂るヨシやアブラガヤなど背の高い植物に隠れて、岸に近い水面に繁茂する浮葉は全く見えません。
後日に湖面の浮葉植物群落を写真に撮ると、優占種はジュンサイのようです。
したがって猿が食べていたのもジュンサイの可能性が高いと思います。
水生昆虫やカエルなどを捕食しているようには見えませんでした。
我々ヒトは寒天質で覆われた若芽を山菜として食用にしていますが、猿はジュンサイの葉を食べるのですかね?

▼前回の記事
水草ジュンサイ?を採食するニホンザル



かなり離れた位置から隠し撮りしている私の存在をニホンザル達は明らかに意識しています。
群れ全体としては左へ左へと少しずつ遊動しています。
どうやら湖の南西奥の雑木森が今夜の塒(ねぐら)になっているようです。
薄暗くなってからは湖を泳いで横断するニホンザルはいなくなり、湖畔をぐるっと回って移動していました。

望遠レンズで撮った不鮮明で暗い映像をYouTubeの動画編集で自動色調補正したら見違えるように改善しました。
(手前はまるで水田の稲穂のように見えますけど、実際はこんなに黄色くなくて、浅い湖に生えたヨシやアブラガヤなど水生植物です。)
途中から疲れてきたので(@4:39〜)三脚を取り出してカメラを固定しました。
日が落ちると森の中はどんどん暗くなるので、望遠レンズで撮るには厳しい条件です。
暗くなる限界まで撮影を続けました。



2014/11/05

湖で泳ぐ野生ニホンザルの群れ



2014年8月上旬

山中で夕立の雨宿りしている間に遠くから猿が鳴き交わす声が繰り返し聞こえてきました。
野生ニホンザルMacaca fuscata fuscata)の群れが雑木林を遊動する物音もポキポキと聞こえました。
猿同士が喧嘩する叫び声(悲鳴)に混じって、ドボーンと水に飛び込む音が下の湖から繰り返し響いてきます。
雨も止んだので気になって様子を見に行くことにしました。
(映像はここから。)

湖の畔にそっと近づくと、ニホンザルの群れが湖で楽しそうに水遊びしていました。
この日はとても暑かったので、いかにも気持ちよさそうです。
野生のニホンザルが泳ぐ姿を初めて見ました!
泳法は犬かきだと思いますが、達者にスイスイ泳いでいます。
遊びたい盛りの若い子猿が多い印象ですけど、遠いのではっきり分かりません。

湖の中央部はどうやら水深が浅く浮島のようになっているようです。
浮島の間の水路を泳いできた一頭が、浮島に上陸しました。
全身ずぶ濡れ(濡れネズミの猿)のままで、犬みたいに身震いで水気を切ったりしませんでした。

※ 望遠レンズによるぼんやりしたオリジナル映像にYouTubeの動画編集で自動色調補正を施したら劇的に改善されました。



2014/05/15

川で水浴びするヒヨドリの群れ(野鳥)



2014年4月下旬

流れる川に飛び込んで水飛沫を上げている野鳥がいました。
倒木の近くなのでカワセミが漁をしているのかな?と期待して望遠で対岸を撮ってみると、意外にもヒヨドリHypsipetes amaurotis)でした。
本流は結構速いのですが、川岸の浅瀬に代わる代わる飛び込んで水浴びを繰り返しています。
少なくとも3羽の群れが集まっていました。
行水に飛び込む場所はほぼ決まっているようで、興味深く思いました。
岸に戻って身震いし羽根の水気を切るも、羽繕いもそこそこに再び川にダイブしています。

この日はやや暑いぐらい晴天で、水遊びしているようにも見えます。
(気温、水温を測り忘れました…。)

ついでに川に嘴を付けて水を飲みました。(@0:50、3:00)

もしかしたらツバメのように水面で昆虫を捕食しているのかな?と想像を逞しくしてみたものの、動きが早過ぎて定かではありません。
ハイスピード動画に切り替えたときには、ヒヨドリの群れは居なくなってしまいました。




2014/03/03

水浴びするヒメバチの一種♀(Coelichneumon albitrochantellus)



2013年10月下旬

里山の林道で捕獲した翌日、採集容器から解放したヒメバチの一種(Coelichneumon albitrochantellus
)♀にとりあえず飲み水を与えてみました。
ペットボトルの蓋を皿代わりに水道水を注いでやると、蜂は水を飲まずにいきなり体ごと入水したので驚きました。
何度も繰り返し見られたので、パニック状態の蜂が水に誤って落ちて溺れているのではなく、自らの意志で行水しているようです。
室温の測定を忘れてしまいましたが、暑い真夏日でなかったことは間違いありません。
蜂の行動レパートリーにまさか「水浴び」があるとは全くの予想外でした。
実は、蜂は行水が好きなのかもしれません。
もちろん、ついでに水を飲んでいるかもしれませんが、映像でははっきりしません。
潜水して水生昆虫に寄生産卵するヒメバチだったら面白いのですけど…。


例:水生寄生蜂の寄主探索行動 @
動物行動の映像データベース
しかし本種は「チョウ目蛹から羽化脱出する内部・単寄生蜂」とのことで、私の妄想的予想は外れました。

採集して持ち帰るときに使ったプラスチック容器は新品ではありませんでした。
前に使ったときの住人(チャイロスズメバチ♂)の匂いが容器に充満していたのかもしれません。
一晩閉じ込められた間に体に付着した嫌な匂いをヒメバチ♀は一刻も早く洗い落としたかったのではないか?、と推測してみました。

▼つづく▼
蜂蜜を舐めるヒメバチの一種♀


2014/02/11

水溜まりで行水、飲水するヒガラとカワラヒワの混群(野鳥)



2013年10月下旬

林道の轍にできた水溜まりでヒガラPeriparus ater insularis)とカワラヒワCarduelis sinica)の混群が行水していました。
岸辺から水を飲んだり、水溜まりの近くで地面を啄んで採食したりしています。

手前に生えたススキの穂が邪魔でフラストレーションが溜まりますけど、私が少しでも横に動けば野鳥は間違いなく警戒して逃げてしまいます。
じっと我慢して(気配を消して)撮影。
たまたま望遠レンズを外していたのも残念でした。





2013/10/19

スズメ(野鳥)の砂浴び



2013年8月中旬

家庭菜園の畑でスズメPasser montanus)が砂浴びをしていました。
畝の横の地面を掘った穴にスッポリ収まり、体を冷やしているようにも見えます。
スズメの群れが何羽も砂浴びしていたのですけど、逃げられてしまい撮れたのはこの一羽のみ。

連日の酷暑で近くの水溜まりも干上がっており、水浴ができないのでしょう。
鳥の砂浴び行動を初めて撮影できて、興奮しました。



砂浴びは乾燥した気候に適した羽毛の手入れ法といわれている。(『スズメ百態面白帳』p162より)

【追記】
『カラー自然シリーズ26:スズメ』より
頭で砂を掃いて、前の方へ突き飛ばすようにしながら、砂埃を上げます。翼でバサバサと、砂を跳ね飛ばします。こうして、砂と一緒に、体に付いたダニ、ふけ、細かい抜け毛などを取り去ります。


【追記2】
平野伸明『スズメのくらし (たくさんのふしぎ傑作集)』によると、
スズメが年に何度も子育てをできる秘密が、もうひとつあります。それは、同じ巣をくり返し使うことです。ふつう、鳥の巣は使い捨てで、1回しか使えません。巣が汚れてしまうからです。(中略)ダニまみれの巣は、二度と使うことはできません。そのため、スズメはダニの発生をできるだけ抑える工夫をしています。それは砂浴びです。水浴びをする鳥はたくさんいますが、スズメは水浴びと砂浴びの両方を行い、とくに砂浴びをひんぱんに行います。これは体についたダニを熱い砂で殺しているのです。おかげでスズメの体はいつも清潔で、巣の中にもほとんどダニがいません。 (p31より引用)




▼関連記事(6年後に撮影)
公園の砂場で砂浴びするスズメ(野鳥)


【追記3】
ギルバート・ワルドバウアー『虫食う鳥、鳥食う虫: 生存の自然誌』という本を読んでいたら、鳥が行う砂浴びの効能について体外寄生虫の駆除以外に興味深い説明がなされていました。
鳥は羽繕いの際に尾脂腺から分泌される油分を羽毛に塗りつけます。
しかし、この油分を定期的に落とさないと、数日もすると羽毛が脂ぎって逆に汚れが付きやすくなるのだそうです。
砂浴びすることで羽毛から寄生虫と一緒に余計な油分も吸着して落とす効果があるそうです。(原著『The Birder’s Bug Book』p154)

2013/08/23

ハシボソガラスの行水【野鳥】



2013年7月上旬

昼休みに住宅地の水溜まりでハシボソガラスCorvus corone)が何度も水浴びを繰り返していました。
「カラスの行水」を観察したのは初めてです。




2013/07/05

ホオジロ♂の水浴と羽繕い2013【野鳥】



2013年5月下旬

今年も山中の池で水浴びするホオジロ♂(Emberiza cioides)を撮ることができました。

丁度1年前の映像はこちら→「ホオジロ♂の水浴と羽繕い2012【野鳥】
岸に近い浅い水場でバシャバシャと羽ばたき水浴しています。
羽繕いしてさっぱりした顔で飛び去った、と思いきやすぐにまた飛来。
対岸で隠し撮りしている私を警戒しているのか、岸から歩いてそろそろと水辺に降りて来ます。
同一個体が繰り返し行水しているのか、別個体が入れ替わりで来たのか不明です。
鳴きながら水浴びすると、スギの枝に移って羽繕いしたり嘴を擦りつけたりしています。

この日は山中でメモリーカードが突然書き込みエラーになり新しいカメラが使えなくなったので、古いカメラで撮りました。
画質がいまいちですけど、撮り逃がす方が最悪なので、2台持参していて良かった!



2013/04/04

ニホンカモシカが冬の谷川を渡渉



2013年3月上旬

川岸で柳の枝先をひたすら食べ続けていたニホンカモシカCapricornis crispus)が上流側へ移動し始めました。
どこへ行くのかと思いきや、なんと谷川に入水しました。
決して私が驚かせたり追い立てたりした訳ではないのに、カモシカは自発的にジャブジャブと対岸に渡り始めました。
雪解け水で水温は身を切るように冷たいはずです。
残念ながら撮影地点から肝心の渡河シーンがあまりよく見えません。
(死角に入った際に谷川の水を飲んだ可能性もあります。)
水深も川幅も大したこと無いようですが、水流に押し流されるようにカモシカは斜めに渡渉しました。
対岸に辿り着くと雪の壁を苦労して登りました。
水に濡れても苦にしないらしく、毛皮の水を切るような仕草(身震いなど)は特に見られませんでした。
雪深い川原を歩き、再び潅木を採食しています。

さすがに私も同じように渡河する勇気はありません。
渡渉点と食痕の写真を撮ってから河岸を少し戻り、橋を渡りました。
欄干の高さまで雪に埋もれた橋を渡るのはスリル満点でした。
カモシカがこの橋を利用しなかったことも興味深く思いました。
実はこの数時間前、ニホンザルが遊動して群れの一部が橋の欄干を渡るのを目撃しています。
また、群れの多くの個体が橋を使わずに渡河したことを物語るニホンザルの足跡が河岸の雪面あちこちに残っていました。
猿の渡渉シーンも観察したかったのですが(ジャンプして谷川を飛び越えた?)、群れに追いつくのがひと足遅かったようです。
雪のない季節だったらカモシカも橋を渡る姿が見られたでしょうか?

渡り始めたら戻れないぐらい幅の狭い橋なので、身軽なニホンザルは平気でも、カモシカにとっては柵に閉じ込められたように感じて安心できないのかもしれません。
春先など谷川の水量が増せば泳いで渡ることもあるのでしょうか?

雪面に残された足跡を頼りに再びカモシカを追います。
険しい斜面ではなく平地なので、時間の許す限り河畔林をどこまでも追跡できるのです。

つづく→折れたツルマサキ枝葉を雪面採食


谷川の渡渉点

対岸を登った足跡


2013/02/20

川で水浴するカルガモ【冬の野鳥:ハイスピード動画】



2013年1月中旬

街中を流れる川でカルガモAnas poecilorhyncha zonorhyncha)が水浴びする様子を220 fpsのハイスピード動画に撮ってみました。
縦に並んで水面を進んできた2羽のうち、先行する個体がバシャバシャと激しく水しぶきを上げても後ろの個体は無関心。
緩やかな流れに逆行して水面を少し泳ぎましだ。
しばらくしたら、同じ個体が水浴を再開。
それにつられてもう一羽も水浴び開始。
いかにもスーパースローにふさわしい題材が撮れて満足です♪
前後の羽繕い行動は編集でカットしてあります。

真冬の川の水も冷たく感じないのですかね〜?
この川には人々が除雪した雪を大量に捨てるので水温は0度に近いはずです。

普通のヒトの感覚では寒中水泳など罰ゲームでしかありませんけど、きれい好きの水鳥は行水を欠かしません。


【追記1】

『スズメの少子化、カラスのいじめ:身近な鳥の不思議な世界』p189によれば、カモの水浴びの手順は

背中や翼の羽にも水をかけるためにバシャバシャやる。羽ばたいて一旦水を切るが、その際に体が水面に立って尾羽が水につかるので、お尻を横に振って尾羽の水を切る。


ところが、今回撮影したカルガモは尾羽の水切りを行いませんでした。
カルガモは例外なのでしょうか?
編集でカットした羽繕い行動に含まれていたのかどうか、もう一度確認しないといけませんね。


【追記2】
中川雄三『水中さつえい大作戦 (たくさんのふしぎ傑作集)』p30-31によると、
水浴びのときの羽ばたきには、羽の間に空気を取り入れる役目もあります。カモが水の上に浮いていられるのは、水をはじく油と、羽の間にとりこまれた空気のおかげなのです。油や空気は、寒さをしのぐのにも役立っています。



2012/12/18

ニホンザル子猿の水遊び



2012年8月下旬

コンクリート三面張りの深い用水路には万一水に落ちたヒトが自力で脱出するための様々な工夫が講じられています。
そうした安全策の一つとして、側面の壁に垂直の梯子が随所に設置してあります。
林縁を流れる用水路の岸を一列縦隊で歩いて来る野生ニホンザルMacaca fuscata)の群れを撮っていたら、その梯子を子猿が独りでするすると最下段まで下りてぶら下がり、手を伸ばして流れる水面に触れました。

泳ぐのかな?と一瞬思いましたが、さすがに水には入りませんでした。
子育て中のお母さんが見たら思わず「危ない!!」と目を覆って悲鳴を上げたくなるような光景ですけど、野生の子猿の身体能力をもってすれば危険でもなんでもないようです。
ワイルドだろ〜?
母猿も特に心配するような素振りは見せませんでした。

サルの群れと遭遇するとあちこちで色んな事件が巻き起こるので、どの個体を撮るか目移りしてしまいます。



2012/09/29

行水後に羽繕いするクロツグミ♀幼鳥? 【野鳥】



2012年7月中旬

山中の池で水浴びする野鳥を観察するため、この日も朝から張り込みました。
梅雨なのに水量が減ってきているのが心配です。
お世辞にもきれいな水とは言えず、私の目には泥水に見えます。
それでも野鳥にとっては貴重な水場なのでしょう。


一羽の鳥が岸の茂みの下にこっそり隠れて羽繕いしています。
残念ながら行水シーンは撮り損ねました。
嘴が黄色っぽい他は全体が地味な色の鳥です。
何という鳥か全く分かりませんが、何かの幼鳥でしょうか?
最後は飛び立つ訳でもなく、跳んで茂みの奥に姿を消しました。


いつもお世話になっている「日本野鳥の会 宮城県支部・やまがた画像掲示板」にて質問したところ、httさんより「クロツグミ♀の幼鳥ではないか」とご教示頂きました。
クロツグミTurdus cardis)は初めて撮れたことになります。








2012/09/19

シジュウカラ/メジロ混群の行水と羽繕い【野鳥】



2012年7月上旬

山中の沼の畔に潜んで、水浴びに来る野鳥を隠し撮りしました。
「混群で飛来した」という状況を視野の狭いテレコン(望遠レンズ)で記録・表現するのはなかなか難しいのですけど、メジロシジュウカラが混浴する様子をなんとか撮れました。

シジュウカラは黄色っぽいので巣立ったばかりの幼鳥なのかな?


2012/09/17

シジュウカラ群れの水浴と羽繕い【野鳥】



2012年7月上旬

山中にひっそりと佇む池の畔に隠れ、水浴びに来る野鳥を待ち伏せしていると、シジュウカラParus minor)の群れが飛来しました。

巣立ちした大家族なのか、成鳥の他に幼鳥(若鳥)も混じっているようです。
浅瀬で何度も行水すると木の枝に戻って羽繕いします。
幼鳥は黄色っぽい。


『シジュウカラ (カラー版自然と科学19)』p28~29によると、
・カラ類はすべて(あさい水中にはいって)翼をバタつかせるやりかたで水浴します。 
・(シジュウカラの水浴は)全身を水につけるのではなく、つばさをつかって体に水をかける。




2012/09/14

コガラの行水と羽繕い【野鳥】




2012年7月上旬

山中にひっそりと佇む沼で水浴する野鳥を待ち構えて、こっそり撮影しました。
混群で飛来した中のコガラ篇です。

浅瀬で素早く行水すると岸の潅木に戻って羽繕い。
鳴きながらこれを何度も繰り返します。




2012/09/12

メジロの行水と羽繕い【野鳥】



2012年7月上旬

山中の沼で行水する野鳥を待ち伏せして隠し撮り。
混群で飛来したなかのメジロ篇です。
素早く行水すると岸に生えた潅木の枝に戻って羽繕いしています。
目白押しという程ではありませんが、少なくとも2羽が繰り返し水浴びしていました。





2012/09/10

ヒガラの水浴と羽繕い【野鳥】



2012年7月上旬

山中の沼で水浴びする野鳥を観察しました。

シジュウカラにしてはなんか変だなと思ったら、ヒガラPeriparus ater insularis
でした。
白い後頭部が目に付きます。
岸に近いところで水浴と羽繕いを何度も繰り返しています。
混群で沼に飛来した中の1羽です。




2012/08/13

モズの水浴、羽繕いと鳴き真似♪?【野鳥】




2012年6月中旬

山中の静かな池に飛来した野鳥がいきなり水面に飛び込みました。
全体に地味な色ですけど、黒く鋭い嘴が曲がっています。
これはモズですかね?
岸に生えた潅木の枝に止まり、水浴び後の羽繕いをしています。
少し飛んで対岸から手前の岸の枝に移動しました。
今度は近過ぎて、テレコンでは奥ピンになってしまいました。

モズはスギの高い枝に飛び移ると、急に大きな声で鳴き始めました。
ピヨピヨピヨ、チャッチャッチャ♪と聞こえます。

バードウォッチング歴が浅くて自信ないのですけど、モズの典型的な鳴き声とは明らかに違います…よね。
調べてみると、この鳴き声はオオルリのようです。
「百舌」という名前通り、鳴き真似をしたのでしょうか?

映像でモズの嘴の動き(リップシンクロ)を確認できなかったので、モズに驚いたオオルリが近くで鳴いた可能性もあります。

最後は飛んで逃げて行きました。


【追記】
実はオオルリ♀なんじゃないかという気がだんだんしてきました…。
これまでに知られた百舌の鳴き真似レパートリーの中にはオオルリが含まれるそうです。(『カルガモ親子はなぜ引っ越す』p121より)


野鳥の画像掲示板で質問したところ、まぐぴさんよりお墨付きを頂戴しました。
「動画から切り出した画面、拝見するとモズみたいに見ますね。」


映像から切り出した写真はブレブレ。



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