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2015/04/01

樹液酒場で飛び回るシダクロスズメバチ♀の羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】



2014年8月中旬

里山の雑木林でシダクロスズメバチVespula shidai)のワーカー♀がミズナラ樹液酒場に群がっていました。
興奮したように入れ替わり立ち代り飛来し、常に2〜3匹が樹液を吸汁しています。
同じコロニーから来た仲間なのでしょう。
蜂の離着陸を240-fpsのハイスピード動画に撮ってみました。
発酵した樹液を摂取したせいで酩酊状態で飛んでいるはずですが、スローモーションで見ても特に飛行への影響は感じられませんでした。

白い眉斑の形状と頭楯の黒い斑紋が下縁に達していることからシダクロスズメバチと判明。



念のために1匹だけ採集しました。
以下は標本写真



2015/03/31

ミズナラ樹液酒場で樹皮をかじるヒメスズメバチ♀



2014年8月中旬

低山の雑木林でミズナラの樹液酒場にヒメスズメバチVespa ducalis pulchra)のワーカー♀が来ていました。
大顎を幹に繰り返し打ち付けるように齧り、樹液の分泌を促すために樹皮を傷つけています。
力関係で劣るキイロスズメバチ♀が何度か飛来するものの、ヒメが怖くて近づけないでいます。



2015/03/06

ミズナラの樹液酒場に来たシータテハ秋型



2014年10月中旬

里山の雑木林でミズナラの樹液酒場に秋型のシータテハPolygonia c-album)が来ていました。
翅を開閉しながら樹液を吸汁し、最後は飛び去りました。



2015/02/27

コナラの樹液を吸うサトキマダラヒカゲ



2014年9月上旬

里山でコナラの樹液酒場にサトキマダラヒカゲNeope goschkevitschii)が止まって吸汁していました。
本種はいつも翅を閉じて止まるので、決して翅表を見せてくれません。(私は未だ一度も見たことがないかもしれません。)
採集せずに翅表を見るには、飛び立つ瞬間をハイスピード動画に撮るしかなさそうです。(今後の宿題)




2015/01/13

夜もミズナラ樹液酒場に通うモンスズメバチ♀【暗視映像】



2014年9月中旬

定点観察しているミズナラの樹液酒場は夜になるとモンスズメバチVespa crabro flavofasciata)の天下になりました。
昼間ここを我が物顔で占有していたオオスズメバチやチャイロスズメバチは日が暮れると姿を見せなくなります。
昼と夜の時間帯によってうまくニッチを棲み分けているなーと感心します。
むしろモンスズメバチが昼も夜も貪欲に(疲れ知らずに)活動しているのが印象的です。

赤外線の暗視カメラで撮っていると(時刻は18:30 pm)、同じ巣の出身と思われる2匹のワーカー♀が来ていました。
前回の観察では2匹が餌場で出会うと口移しで挨拶していましたが、今回は栄養交換は見られませんでした。

▼関連記事
夜のミズナラ樹液酒場で栄養交換するモンスズメバチ♀【暗視映像】
クロオオアリとムナビロオオキスイも樹液酒場に集まって来ています。
モンスズメバチは暗くなっても自在に飛び回ることから、闇夜でも目が見えているはずです。
しかし夜の樹液酒場で他の昆虫とニアミスしても追い払う素振り(占有行動)を示さないので、実はよく見えていないのでは?という気もしてきます。
樹液を独り占めせずに寛容なのかしらん?
一方、クロオオアリは触角でモンスズメバチの存在を探知して避けている(遠慮している)ことが映像から窺い知れます。
モンスズメバチは幹で念入りに身繕いしてから飛び去りました。


2015/01/10

ミズナラ樹液を巡って争うオオスズメバチとモンスズメバチ



2014年9月中旬

里山の雑木林でミズナラの幹の下からモンスズメバチ♀(Vespa crabro flavofasciata)が登って来ました。
上部で樹液を吸汁しているオオスズメバチ♀(Vespa mandarinia japonica)が気づいて向き直り威嚇すると、モンスズメバチは慌てて飛んで逃げました。
この2種は格が違うので、闘争にもなりません。
樹液酒場での種間順位を相撲で例えると横綱と小結の対戦に相当します。


上がオオスズメバチ、下がモンスズメバチ。

2015/01/06

ミズナラ樹液を巡って争うオオスズメバチとチャイロスズメバチ【占有行動】



2014年9月中旬

里山の雑木林で樹液が滲むミズナラの幹の上からオオスズメバチ♀(Vespa mandarinia japonica)が歩いて降りて来ました。
途中で立ち止まると、しばし身繕い。
下部の樹液酒場で吸汁していたチャイロスズメバチ♀(Vespa dybowskii)を一蹴し追い払いました。
樹液酒場を占有したオオスズメバチは吸汁を始めるも、なぜか長居せずに飛び去りました。
「お前のものは俺のもの、俺のものは俺のもの」というジャイアンみたいですね。
ちなみにこの2種はスズメバチ属(Vespa)の中で最強の上位2種です。

『スズメバチの科学』p97によれば、

同所性のスズメバチ属6種の生息する地域で樹液孔における種間順位は、おおむねオオスズメバチチャイロスズメバチ、モンスズメバチ、コガタスズメバチ、ヒメスズメバチ、キイロスズメバチの順である。




2015/01/04

ミズナラの樹液を吸いつつ排泄するオオスズメバチ♀



2014年9月中旬

里山の雑木林でミズナラの幹にオオスズメバチVespa mandarinia japonica)のワーカー♀が止まり、白く泡立つ樹液を一心不乱に舐めていました。
吸汁しながら透明な液体を腹端からピュッと勢い良く排泄しました。(@0:25)
排便シーンを1/4倍速のスローモーションでリプレイ。
スズメバチは成虫になると固形物を摂取しない(出来ない)ので、排泄物はおしっこのような液状です。





2015/01/03

ミズナラ樹液の分泌と泡立ち♪



2014年9月中旬

今季、里山の雑木林で定点観察に通っているミズナラの樹液酒場です。
なぜか樹皮が焼け焦げた状態の立木です。
白く泡立つ樹液が発酵し、甘い芳香を放っていました。(発泡酒!)
樹皮の穴からプスプス♪と音を立てて樹液が滲み出ています。
いつも様々な昆虫が吸汁に訪れているのですが(千客万来)、客足が途切れたときを狙って動画に撮影しました。


2014/12/29

柳の樹液を吸いに来たコムラサキ♀



2014年9月中旬

水辺に生えた柳(種名不詳)の幹でコムラサキApatura metis substituta)が樹液を探し歩いていました。
翅の損傷が激しい個体で性別が分かりにくいのですが、翅表に光沢が無いので♀だと思います。
おそらくカミキリムシの幼虫が幹の内部から木屑を排出したと思われる穴に辿りつくと、口吻を伸ばして木屑から樹液を吸い始めました。

▼関連記事
柳に穿孔する昆虫が木屑を外に排出する瞬間
するとそこへもう一頭のコムラサキが幹を降りて来ました。
こちらも翅の損傷が激しい♀個体です。
先客と入れ替わるように樹液酒場を占有しました。
力関係が明白なのか、戦わずして交代しました。
先客はすごすごと幹の裏側に回り込みました。
(裏側の幹にも樹液が滲んでいるのか確認していません。)

横から撮ると、伸ばした薄黄色の口吻が見やすくなりました。
翅を開閉しながら樹液を吸汁しています。
退化した棒状の前脚(タテハチョウ科の特徴)が見えます。

この日は水辺で計4頭のコムラサキと出会いましたが、なぜか♀ばかりで♂の姿はありませんでした。



2014/12/25

コナラの樹液を群れで占有するチャイロスズメバチ【10倍速映像】



2014年9月上旬

里山の雑木林で苔むしたコナラの樹液酒場でチャイロスズメバチVespa dybowskii)が群れで占有する様子を10倍速の微速度撮影で記録してみました。
同じコロニーから最大3匹のワーカー♀がやって来て交代で吸汁・防衛しているようです。
そのうち1匹の♀腹部の体節にねじれたような横縞模様があることに気づきました。
蛹期の発生(変態)でクチクラにやや異常を来した奇形なのか、それとも例えばスズメバチネジレバネが寄生しているのでしょうか?
この特徴は個体識別に使えそうです。
(来年は樹液酒場に通うスズメバチに個体識別のマーキングをしてみようと思います。)
2匹のチャイロスズメバチが出会うと挨拶のようにキスすることがあります。
口移しの栄養交換と思われます。

樹液の芳香に誘われて種々のハエが周囲に多数集まっており、スズメバチが陣取っている間は近づけずにおとなしく順番待ちしています。
敏捷性はハエの方が圧倒的に優れているので、苛立ったスズメバチに襲われて殺されるようなことはありません。
怖いチャイロスズメバチが居なくなった隙に一斉に樹液に群がります。



2014/12/24

クロヒカゲの眼状紋はオオスズメバチ♀に通用するか?【ハイスピード動画】



2014年9月上旬

里山の雑木林で1匹のオオスズメバチVespa mandarinia japonica)のワーカー♀がコナラの樹液を吸っていました。
蜂が飛び立つ瞬間を引きの絵で記録するつもりで240-fpsのハイスピード動画に撮り始めたら、ちょっとしたドラマが始まりました。

幹の下から一頭のクロヒカゲLethe diana)が登って来ました。
少しずつ樹液スポットに近づいて来ます。
正面から対峙し睨み合い。
クロヒカゲは翅裏の眼状紋を見せつけ威嚇しているつもりなのでしょうか?
意外にオオスズメバチも多少たじろいでいる印象を受けました(警戒姿勢)。
日本のスズメバチは天敵であるヒト(日本人)の黒髪や黒い目玉を目掛けて襲い掛かってくることが知られています。

クロヒカゲも万一襲われた時に眼状紋へ攻撃の矛先を逸らして致命傷を避けようとする戦略なのかもしれません。
やがて警戒を解くとオオスズメバチは吸汁を再開。
神経戦に痺れを切らしたオオスズメバチが歩いてクロヒカゲに詰め寄りました。(占有行動)
その迫力に負けたクロヒカゲは飛んで逃げ、幹の背後に回り込みました。
目障りなお邪魔虫を追い払ったオオスズメバチは満足気に身繕いすると、木を登り下りしています。
負けたとは言え、最強のスズメバチに立ち向かっていく強気の蝶がいることに驚きました。

クロヒカゲにしてみれば、ライバルを追い払えなくても口吻を伸ばして樹液に届く距離までなんとか近づければ良い訳です。
眼状紋の有無に関わらず、蝶や蛾の成虫をスズメバチ類が狩って獲物にする例を見聞きしたことはありません。
翅がかさばる割に肉団子になる部分(胸部に詰まった飛翔筋)の割合が少ないので、わざわざ狩る気にならないのでしょう。
したがって、眼状紋の擬態が対スズメバチの自衛戦術として効果があるのかどうか、不明です。

この続きをスローモーションでお見せしても映像的にあまり面白くないので割愛しましたが、実はつづきの未公開映像があります。
クロヒカゲが未練がましくまた飛来して幹の下方に止まりました。
オオスズメバチが油断なく見下ろしている間にクロヒカゲは歩いて幹を登り、別の樹液スポットを見つけて平和に吸汁を始めましたとさ。
めでたしめでたし。


2014/12/23

コナラの樹液を吸うルリタテハ



2014年9月上旬

里山の雑木林で苔むしたコナラの幹にルリタテハKaniska canace no-japonicum)が止まり、樹液を吸汁していました。
撮り始めたらすぐに飛び去ってしまいました。

※ 動画編集時に自動色調補正を施してあります。



2014/12/21

夜にコナラの樹液を吸うムナビロオオキスイ【暗視映像】



2014年9月上旬

里山の雑木林で夜になると(18:30 pm)、コナラの樹液酒場にムナビロオオキスイHelota fulviventris)が2匹来ていました。
樹液を吸汁する様子を暗視動画で撮ってみました。
後半は赤外線から白色LEDに切り替えてみました。
照明を点灯しても逃げないで頭を樹皮の穴に突っ込んでいます。
上翅のスジがところどころでくびれ、小さな楕円形をつなげたような形状なので、ヨツボシオオキスイではなくムナビロオオキスイです。
2匹居たのですけど、映像には1匹しか写っていないですね。

小型のハネカクシ(種名不詳)も来ています。



2014/12/20

コナラ樹液酒場でハエに負けたサトキマダラヒカゲ



2014年9月上旬

里山の雑木林で樹液が滲むコナラの幹にサトキマダラヒカゲNeope goschkevitschii)が止まっています。
他の昆虫が樹皮を齧って開けた穴に口吻を突っ込んで樹液を吸汁しています。
近づくハエを牽制するためときどき軽く翅を羽ばたかせるものの(占有行動)、翅表は決して見せてくれません。
大き目のミバエ?(種名不詳)によるしつこい頭突き攻撃に耐えかねて飛び去ってしまいました。
引きの絵にすると、逃げたのではなく幹を少し下りた所で一時避難していました。
樹液酒場の力関係でハエは最下層だと思っていたので、強気のハエが蝶を打ち負かしたことに少し驚きました。
同定用にハエの写真も真面目に撮っておけばよかったですね。



苔むしたコナラの根際で争うスジクワガタ♂



2014年9月上旬

苔むしたコナラの根際で小型のクワガタムシ2匹が喧嘩していました。(闘争シーンは撮り損ね)
2匹は一旦離れたものの、ウロウロ歩き回った挙句に結局は同じ穴に潜り込みました。
樹液スポットを巡って争奪戦が行われているのか、隠れ家(シェルター)として苔の下に潜り込もうとしているのか、目的がよく分かりませんでした。

幹を覆う苔をスズメバチのように大顎で毟り取ったり苔の下に潜り込んで樹皮から樹液を舐めようとしているような気がします。
ハエも来ているので、やはり樹液が滲むスポットのようです。
同一のコナラの木でもスズメバチ類(チャイロスズメバチ、モンスズメバチ)が盛んに通って専有している樹液スポットとは互いに棲み分けているのが興味深く思いました。


本郷儀人『カブトムシとクワガタの最新科学』によると、
ミヤマとノコギリは両者とも、カブトムシと同じく木の表面から樹液の出ている部位を餌場にしています。が、ヒラタクワガタ、コクワガタ、スジクワガタなどは樹木の表面ではなく、樹皮の裏側やウロなどに潜り込み、主にその中を餌場にします。つまり、同じ樹液場に集まったとしても、樹木の表面を狙う種類と、樹皮の裏側を狙う種類のあいだでは微妙に「棲み分け」ができているため、互いを脅かすことなく共存できているわけです。(p63より引用)



恥ずかしながら未だにクワガタムシを見分けるのはあまり自信がないのですけど、これはコクワガタ♂(Dorcus rectus)ですかね?
小型で大顎の発達が悪いとは言え、♀ではないと思うのですけど。
もし♀だとしたら、産卵のための行動である可能性もありますかね?
それともクワガタムシ以外の甲虫だったりして…。





動画撮影後に2匹を採集しました。
以下は標本写真。

鞘翅に縦筋があるので、小型のスジクワガタ♂(Dorcus striatipennis)のような気もしてきました。
ただし、大顎の内歯が一つである点はコクワガタの特徴なので素人には悩ましいところです…。
小学館の学習百科図鑑49『クワガタムシ』p47によると、
(スジクワガタは)コクワガタに似ていますが、大型個体では、大顎の内歯は常に2本あり、小型の個体でも必ず小さい歯が1本あります。また、中・小型の♂、♀は前翅に縦筋がはっきりと現れます。


『札幌の昆虫』p112によれば、
コクワガタとスジクワガタのちがい 
全てのコクワガタの上翅にはすじがない。スジクワガタも大型〜中型の♂ではすじが消失するが、大顎の内側の歯の形が異なるので区別できる。



正面および側面から接写した際に、前脚の腿節前面に密生した褐色の毛束パッドを見つけました。
これはセンチコガネ科およびクワガタムシ科に性別を問わず見られ、フェロモンを分泌するらしい。
▼関連記事 
センチコガネの前脚に謎の付着物

2014/12/19

コナラの樹液酒場に居座り吸汁するモンスズメバチ♀【10倍速映像】



2014年9月上旬

里山の雑木林で苔むしたコナラの幹で1匹のモンスズメバチVespa crabro flavofasciata)のワーカー♀が居座り樹液を吸っていました。
その占有行動を10倍速で微速度撮影してみました。
緑色の苔を大顎で毟り取り、露出した幹を齧って樹液の分泌を促しています。
甘い発酵臭に誘われてアリ(種名不詳)やハエも続々と集まって来ています。
しかし怖いモンスズメバチが陣取っているため、樹液酒場に近づけません。

やがてチャイロスズメバチが飛来してモンスズメバチを追い払いました。(@1:35)
実はこのコナラの木は根本近くで二又になっており、もう一本の苔むした幹でチャイロスズメバチの群れが上質の樹液スポットを占有していました。

▼関連記事
コナラの樹液酒場に居座り吸汁・排便するチャイロスズメバチ♀【10倍速映像】
樹液酒場での力関係では常にチャイロスズメバチの方がモンスズメバチよりも強いことになっています。
したがって今回もモンスズメバチはやや質の劣る樹液スポットに甘んじていたのです。
チャイロスズメバチはせっかくモンスズメバチを追い出したのに、なぜかこの樹液スポットを横取りしませんでした。
やはりここは分泌する樹液の質や量が劣るようで、ただの嫌がらせだったのでしょう。

モンスズメバチは少し離れたところで身繕い(化粧)して時間を潰すと、ほとぼりが冷めた頃にまた戻って来て吸汁を再開。
満腹したモンスズメバチが巣へ飛び去ると、樹皮の穴から透明な樹液が滲み出る決定的瞬間が記録されていました。
しばらくすると同一個体と思われるモンスズメバチ♀が同じ樹液スポットに戻ってきました。



2014/12/18

コナラ樹液酒場からエルタテハを追い払うチャイロスズメバチ♀



2014年9月上旬

里山の雑木林で樹液が滲むコナラの幹でエルタテハNymphalis vaualbum)が徘徊していました。
翅を開閉しながら樹液酒場を探して幹を歩き回ります。
そこへチャイロスズメバチ♀(Vespa dybowskii)が飛来し、追い払いました。(占有行動)
その前にエルタテハはベニシタバ(蛾)にもニアミスしています。


コナラの樹液を吸いに来たオオゾウムシ



2014年9月上旬

里山の雑木林でコナラの木を登るオオゾウムシSipalinus gigas)を発見。
ゴツゴツした鞘翅が樹皮に対して見事な保護色になっています。
樹液が滲む地点に辿り着くと吸汁を始めました。
マクロレンズを装着して接写すると、警戒したオオゾウムシは口吻を樹皮から離してしまいました。
満腹になったのかパパラッチを嫌ったのか、再び幹を登り始めました




2014/12/17

コナラの樹液酒場に居座り吸汁・排便するチャイロスズメバチ♀【10倍速映像】



2014年9月上旬

里山の雑木林で苔むしたコナラの幹でチャイロスズメバチVespa dybowskii)のワーカー♀が樹液を吸汁していました。
幹を覆う苔を大顎で毟り取って露出した樹皮を齧り、樹液の分泌を促しています。
この樹液酒場を1匹のチャイロスズメバチが占有する様子を10倍速の微速度撮影してみました。
おこぼれに与ろうと群がるハエ(種名不詳)に睨みを効かせて寄せ付けません。
また身繕い(化粧)行動の他に、液状の糞を排泄した瞬間も記録されていました。(@0:35)
早回し映像では分かり難いので、勢い良くオシッコを噴射する瞬間をスローモーション(実時間に対して2.5倍速モード)でリプレイ。
ようやく満腹したのか、飛び去って巣に戻ったようです。
怖いチャイロスズメバチが居なくなった途端にハエが樹液へ殺到しています。



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