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2019/08/18

道端の側溝内で虫を捕るハクセキレイ♂(野鳥)



2019年6月上旬

ここ雪国では道端の水路は冬になると除雪した雪を捨てる融雪溝として使われます。
流れる水深が浅くても通行人がうっかり落ちると危ないので、鉄格子で蓋をしています。

小雨が降る日に街なかでハクセキレイ♂(Motacilla alba lugens)が奇妙な動きをしていました。
バス停の横で側溝に蓋をしている鉄格子の上をピョンピョン跳んで渡り、その隙間からときどき水路の中に飛び降りています。
どうやら水路の中で発生した蚊やユスリカなどの虫を捕食しているようです。
都市に適応したハクセキレイの面目躍如です。


▼関連記事(2年前の撮影)
道端の側溝内で採餌するハクセキレイ♀(野鳥)

もし雛に給餌するためだとすると獲物を嘴に貯めているはずですが、映像をよく見直しても貯め込んではいませんでした。
その場ですぐに虫を食べてしまったのか、あるいはここでは虫捕りに失敗したのでしょう。

最後は側溝から飛び去りました。


ハクセキレイ♂(野鳥)@雨天:側溝内外+虫捕食

2019/08/07

セグロセキレイ♂が中州で虫をフライングキャッチ【HD動画&ハイスピード動画】(野鳥)



2019年5月下旬・午前6:47〜7:10

▼前回の記事
川岸で水浴するセグロセキレイ♂(野鳥)

川で水浴を済ませたセグロセキレイ♂(Motacilla grandis)は、雑草だらけの中州で小さな虫を捕食し始めました。
飛んでいる昆虫を華麗に舞うように空中で繰り返しキャッチしています。

フライングキャッチの妙技を240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:00〜)
捕らえた獲物を嘴に貯めているので、巣に持ち帰って雛に給餌するのでしょう。
画面奥の川面にはカゲロウの成虫が飛び交っています。
セグロセキレイ♂は何度も果敢に飛び上がっているものの、実はフライングキャッチの成功率は高くないようです。

最後は意外な珍客の登場です。
セグロセキレイ♂と入れ替わるように、川の向こうから1羽のコチドリCharadrius dubius curonicus)が飛来し中州に着陸しました。
この2種間で縄張り争いは特に見られませんでした。


2019/08/04

川岸で水浴するセグロセキレイ♂(野鳥)



2019年5月下旬・午前6:44

川の中州の水際でセグロセキレイ♂(Motacilla grandis)が朝から水浴びしていました。
浅瀬に浸かったまま勢いよく羽ばたくと盛大に水飛沫が上がります。
ハイスピード動画に切り替える余裕がありませんでした。
私はセキレイ類の水浴シーンを今まで見たことがなかったので、ようやく観察できてかなり嬉しかったです。(早起きは三文の得!)

水浴びを済ませたセグロセキレイ♂は、少し飛んで中州の石の上に移動しました。
身震いして羽根の水気を切ると、目の前にいた虫をいきなり捕食しました。
水浴後に羽繕いをするのは、カラスの行水と同じですね。



つづく→セグロセキレイ♂が中州で虫をフライングキャッチ【HD動画&ハイスピード動画】(野鳥)

セグロセキレイ♂(野鳥)@川岸:中州+水浴
セグロセキレイ♂(野鳥)@川岸:中州+水浴
セグロセキレイ♂(野鳥)@川岸:中州+水浴

2019/07/29

水入れを始めた水田で虫を捕食するハクセキレイ♂(野鳥)



2019年5月中旬

田んぼでようやく水入れが始まりました。
ハクセキレイ♂(Motacilla alba lugens)が泥の上を歩き回って餌を探しています。
水深が浅ければ平気で水にも入ります。

土の中に暮らしていた土壌動物(昆虫や幼虫、ミミズなど)が水攻めに遭うと溺れそうになり、慌てて地表に出てきます。
ハクセキレイ♂は次々に獲物を見つけては捕食していました。
巣で待つ雛に給餌するためではなく、その場で自分で食べていました。
一方で、目の前の泥の上をアメンボがピョンピョン跳びはねても、捕食せず見逃しました。

ハクセキレイ♂は畦を飛び越え、隣の田んぼにも移動して採餌を続けます。
畦道の雑草が不自然に茶色く枯れているのは、おそらく農家の人が除草剤を撒いたのでしょう。

野鳥にとって田んぼの水入れは、楽して大量の獲物が手に入る、年に一度の夢のような食べ放題バイキングです。
ちなみに、水入れ前の田起こしのときにも、掘り起こされた土壌動物を目当てにムクドリなどの野鳥が集まります。

▼関連記事
耕運機を利用して虫を捕食するムクドリの群れ:オートライシズム(野鳥)

ハクセキレイ♂(野鳥)@水田:水入れ開始直後+虫捕食
ハクセキレイ♂(野鳥)@水田:水入れ開始直後+探餌
ハクセキレイ♂(野鳥)@水田:水入れ開始直後+虫捕食

2019/07/23

水田でタニシを捕食し巣に持ち帰るハシボソガラス(野鳥)



2019年5月中旬


▼前回の記事
ハシボソガラスが水田の畦道でカエルを捕食(野鳥)

水入れが始まった水田の畦道で2羽のハシボソガラスCorvus corone)が少し離れて採食しています。
おそらくこの辺りを縄張りとしている♀♂つがいなのでしょう。


そのうちの1羽が畦の縁の直下でタニシの一種らしき獲物を見つけました。
嘴で殻を壊してから中味を咥えると、その場では飲み込まずに飛び立ちました。
▼関連記事(2年後の撮影)

 雛に給餌するため巣に持ち帰るのでしょうか。
まずは1/5倍速のスローモーションで帰巣?シーンをご覧下さい。
離陸直後に右旋回すると、田んぼの奥に生えているオニグルミの樹上にフワリと着地しました。
畦道に居たもう1羽のハシボソガラスも後を追うように水田の上を低空で飛び、クルミの枝に止まりました。
映像を見直すと、オニグルミの樹幹に多数の枯枝を組み合わせて建造したカラスの巣があるようにも見えます。
撮影時の私は巣の存在に気づきませんでした。

しつこく見ている私を嫌ったカラスが飛んで逃げて、樹上でタニシを落ちついて食べるのかと思っていました。
後日に現場を再訪したときにはクルミの枝に葉が生い茂って巣を見つけられませんでした。
(秋に落葉すれば再び古巣が現れるでしょう。)



カラスの縄張りがしっかりしているのであれば、約3週間前にここの裏手にある河畔林でツルウメモドキの蔓を巣材としてせっせと集めていた♀♂ペアと同じなのではないかと思いました。
▼関連記事
ツルウメモドキの蔓を折って巣材を集めるハシボソガラス♀♂(野鳥)

しかし、あの日に巣材を持ち帰った方角とは明らかに異なります。
その後、この近くの送電塔にもう一つハシボソガラスが作りかけた別な巣を見つけました。
カラスを個体識別できていないので推測でしかありませんが、どうやらこの辺りの田んぼは、複数のつがいが共有する採食地のようです。
つまり、複数のつがいの縄張りが重なり合う地点なのかもしれません。(縄張りの境界?)
もう一つの解釈は、同じ♀♂番が縄張り内に複数の巣を次々に作り、最終的にその一つで本格的に繁殖を始めた、というものです。


2019/07/19

川面を走るカイツブリ(野鳥)



2019年5月中旬

川面に♀♂つがいと思われる2羽のカイツブリTachybaptus ruficollis)が浮いて居ました。
羽繕いしたり、魚を捕るために潜水漁をしたりしています
川の水が緑色に濁っているため水中の様子は見えず、潜水したカイツブリが次にどこから浮上するか予測できません。

ときどき、急に慌てたように羽ばたきながら水飛沫を上げて水面を走り出します。
1/5倍速のスローモーションでまずご覧下さい。
カワウの離陸とは異なり、両足を交互に前に出して水面を走っています。

▼関連記事
川から飛び立つカワウの助走は両足跳び(野鳥)【HD動画&ハイスピード動画】

助走の後で飛び立つのではなく、真っ直ぐ短距離走をした後で滑り込むように着水しました。
着水の最後は上半身を仰け反って停まります。
おそらく水掻きのついた両足を水中で前に出して急ブレーキを掛けているのでしょう。

水面を走るこの行動が、川岸からカメラを向けて撮影している私に対する警戒・逃走なのか、何か別のディスプレイ(誇示行動)なのか、よく分かりません。
必ずしも私から遠ざかるように走り去るとは限らないからです。

縄張りへの侵入者(私)に対する威嚇誇示なのでしょうか?
素人目には、着水の滑り込みが楽しそうで、ただ遊んでいるようにも見えます。
カイツブリは潜水漁に適応した体の作りになっているため、翼が短く飛ぶのは苦手なのだそうです。
近くの川岸で喧しく鳴いているオオヨシキリ♂の囀りさえずりに混じって、ときどきキュルルル♪というカイツブリの鳴き声が川からかすかに聞こえました。
外見からカイツブリの性別を見分けられないのが残念です。
確かカイツブリの求愛誇示は♀♂が並走すると聞いたことがあります。

対岸の水際にペットボトルなどのゴミが漂着していて見苦しく、民度の低さがお恥ずかしい限りです。
川面に大量に浮いている白い物は、川を汚染する洗剤の泡やゴミではなくて、この季節の風物詩である柳絮りゅうじょです。(柳絮について詳しくは別の記事にします)

つづく→カイツブリのつがいが川面で羽繕い(野鳥)


カイツブリ(野鳥)@川面+着水

2019/07/17

ハシボソガラスが水田の畦道でカエルを捕食(野鳥)



2019年5月中旬

水入れ直後の水田の畦道でハシボソガラスCorvus corone)が餌を探し歩いています。

畦道に落ちていた黒くて丸い物体に興味を示しました。
クルミの実のように見えますが、カラスは嘴でちょっと触れただけで、なぜか採食せずに素通りしました。

クルミの殻を割るのは大変なので、他の餌が豊富な時期には労力に見合わないのでしょう。

やがて私に背を向けると、畦道の横の草むらで餌を探し始めました。
そしてカエル(アマガエル?)と思われる生きた獲物を見事に捕食しました。
ハシボソガラスが生きたカエルを狩る様子を観察したのは初めてです。

▼関連記事
ハシボソガラスが蛙の死骸を拾い食い【野鳥】
トノサマガエルの死骸を食すハシボソガラス(野鳥)

この後のハシボソガラスの行動が興味深いのですけど、残念ながら後ろ姿でよく見えません。
土手の斜面を少し登ると、殺した獲物を草むらに隠して(貯食)その上に草を被せたように見えたのですが、どうでしょう?
その場でカエルを食べた(飲み込んだ)後で嘴を草で拭ったのかどうか、定かではありません。
営巣中ならば獲物を喉袋に入れて巣で待つ♀や雛に運ぶはずです。

実はこのとき、♀♂つがいが一緒に畦道で採食していました。

つづく→水田でタニシを捕食し巣に持ち帰るハシボソガラス(野鳥)


ハシボソガラス(野鳥)@水田畦道+カエル捕食

2019/07/14

ナツグミの木でアブラムシを捕食するスズメ(野鳥)



2019年5月中旬

噴水池の畔に植栽された庭木にスズメPasser montanus)が来て、チュンチュン♪鳴きながら枝先で何やら採食していました。
見慣れない黄色い花で吸蜜しているのかと初めは思ったのですが、よく見ると葉裏などに群がるアブラムシをつついて捕食しているようです。
葉縁を嘴で咥え込むこともありました。
ただし葉をちぎり取ることはしません。
食餌の合間に嘴を足元の小枝に擦り付けました。


スズメ(野鳥)@ナツグミ樹上+アブラムシ捕食
スズメ(野鳥)@ナツグミ樹上+アブラムシ捕食

庭木に疎い私は、この灌木の樹種を知りませんでした。
黄色い花はキバナウツギやツクバネウツギとも違います。


ナツグミ花+葉
ナツグミ花+葉
ナツグミ花+葉
ナツグミ花+葉
ナツグミ花+葉
ナツグミ幹

後日(6月下旬)に現場を再訪すると、赤い実がなっていたことから、ようやくナツグミと判明。

ナツグミ果実
ナツグミ果実
ナツグミ果実

2019/07/12

モミの巨木に登りクモなどを捕食するコゲラ(野鳥)



2019年5月中旬

モミの巨木でコゲラDendrocopos kizuki)が木登りしていました。
幹をピョンピョンと上に登るだけでなく、下に降りたり横に移動したり、体の向きは一定のまま自由自在に動けます。
樹皮の割れ目に潜んでいたクモ?をほじくり出すと、その場で捕食しました。(@0:36)
獲物の正体が分かった貴重な例です。
コゲラはモミの幹をどんどん登り、あちこちで立ち止まると嘴で樹皮をほじくって隠れている虫を探しています。
虫を捕食後に足で顔を掻くことがありました。

初めは私の背丈ぐらいの高さから登り始めたコゲラを、モミ高木の真下から見上げて長撮りしていたら首が痛くなってしまいました。


コゲラ(野鳥)@モミ幹+木登り+クモ?捕食
コゲラ(野鳥)@モミ幹+木登り
コゲラ(野鳥)@モミ幹+木登り

モミ幹
モミ枝葉
モミ枝葉

2019/07/04

川に飛来したカワウが着水(野鳥)



2019年5月上旬

川の上空をカワウPhalacrocorax carbo hanedae)が飛び交っているのですけど、なかなか着水シーンを観察することができません。
飛んでいる個体を流し撮りしても、川に降下して最後は河畔林の陰に消えてしまうのです。
飛びながら強風に流されているカワウも見かけました。

諦めて、倒木での定点観察に切り替えました。
この日は2羽が下流を向いて並んで止まり、羽繕いしたり翼を広げて乾かしたりしていました。
そこへ上流から飛来した別個体が滑空して来ました。
左の翼の羽根(初列または次列の風切羽)が1枚欠損している個体で、個体識別できそうです。
倒木を飛び越えてから着水すると、すぐに漁のために潜水しました。
不思議と欲を出さずに自然体で撮影しているときの方が、念願の着水シーンを初めて撮ることが出来ました。
ここで3羽のカワウを同時に見たのも初めてで、過去最多です。
釣りをしない私には分からないのですが、魚影の濃い川なのでしょうか?

潜水のスペシャリストであるカワウは、飛ぶのが苦手な印象です。
カワウの着陸と言えば、今回の着水シーン以外では、塒入りするときに樹上の枝に着地するシーンを見たことがあるだけで、地面への着陸は未見です。
(なんとなく、カワウは怪我を恐れてやらないんじゃないかな?という気がします)

ちなみに、倒木の周囲の川面では、いつもはカルガモしか居ないのに、この日は珍しくコガモ♀♂(Anas crecca)の群れが泳ぎ回っていました。


カワウ(野鳥)@飛来・滑空+着水:川



2019/07/01

柳の花外蜜腺を舐めるコムクドリ♂♀(野鳥)



2019年5月上旬

河畔林で柳(種名不詳)の大木にコムクドリ♂(Sturnus philippensis)が来ていました。
柳の花には見向きもせずに、細い枝先に器用にぶら下がってクロバチックな体勢で頻りに枝葉を舐めています。
柳の花外蜜腺を舐めているのでしょうか?
嘴の動きは、何か小さな虫(アブラムシ?)を捕食しているようにも見えます。
風で絶え間なく揺れる細い枝先で器用に採食すると、枝から枝へ飛んで移動します。
途中から♀が合流して2羽で採食するようになったので、おそらくつがいなのでしょう。

実は同じ柳の大木で幹の下部にヒヨドリも止まったのですが、私がカメラを向けたらすぐ逃げてしまいました。
今回のヒヨドリは、柳の花外蜜腺を舐める行動はしませんでした。

▼関連記事(5年前の撮影)
柳の花外蜜腺を舐めるヒヨドリ

※ 柳の枝葉が風で激しく揺れ続けるので、いつものような手ブレ補正処理をしませんでした。

この時期のバードウォッチングで一番ワクワクした出来事でした。
この柳の名前をどなたか教えて下さい。
自分で柳の種類を見分けられるようになりたいと長年思いつつも、『ヤナギハンドブック』を未だ手に入れていません…。
他に読みたい本がたくさんあるので、後回しになっています。


コムクドリ♂(野鳥)@柳sp枝+花外蜜腺舐め?
コムクドリ♂(野鳥)@柳sp枝+花外蜜腺舐め?
コムクドリ♀(野鳥)@柳sp枝+花外蜜腺舐め?
コムクドリ♀(野鳥)@柳sp枝+花外蜜腺舐め?

柳sp枝葉
柳sp枝葉

2019/06/25

路地裏で虫を捕食するハクセキレイ♂(野鳥)



2019年4月下旬

ハクセキレイ♂(Motacilla alba lugens)が路地裏のコンクリート塀に止まってこちらを警戒していました。
少し飛んで路地と側溝の上を渡ると、反対側のコンクリート塀の裏に生えた苔の上で何か虫を捕食しました。
獲物を巣に持ち帰らずその場で食べたので、育雛中ではないようです。
背後に2羽のスズメが飛来しても気にしませんでした。

最後に飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。


ハクセキレイ♂(野鳥)@コンクリート塀

2019/06/22

夕方の中洲で採食・脱糞するコチドリ(野鳥)



2019年4月下旬・午後18:20〜18:26(日の入り時刻は午後18:27)

日暮れ時に、見慣れない小型の水鳥が川の中州を走り回っていました。
帰ってから名前を調べてみると、コチドリCharadrius dubius curonicus)のようです。
茶色と黒、白という体色が見事な保護色になっていて、立ち止まると周囲の石や砂の色に溶け込んで全く見つけられなくなります。
水際に近い泥の上を走り回り、ときどき何か虫を啄んでいます。
立ち止まったついでに、砂地にポトリと白い糞を排泄しました(@4:24)。

※ 日没間際の夕方に撮った薄暗い映像なので、動画編集時に彩度を上げています。


コチドリ(野鳥)@川:中洲
コチドリ(野鳥)@川:中洲

2019/06/21

川に潜って魚を探すカワウ(野鳥)



2019年4月下旬・午後17:12

川の中流域で1羽のカワウPhalacrocorax carbo hanedae)が潜水漁を繰り返していました。
流れは穏やかですが、緑色の藻で川の水が濁っているため、カワウが一度潜ると次にどこから浮上するか予測不能です。(神出鬼没)
カワウが潜るのと入れ替わるように、手前の水面で大きな魚が跳ねました。(@0:39)


カワウ(野鳥)@川+潜水漁

2019/06/19

虫を解体・捕食するモズ♂(野鳥)



2016年10月上旬・午前6:06(日の出時刻は午前5:42)・くもり

郊外の田んぼに隣接した住宅地の民家の屋根で早朝からモズ♂(Lanius bucephalus)が八木式アンテナの天辺に止まっていました。

嘴を足元のアンテナに擦り付けているのかと思いきや、何か獲物を解体しているところでした。
遠くてよく見えませんが、獲物はおそらく昆虫のようです。(細長いのでトンボ?)
獲物を八木式アンテナに突き刺して早贄にしたら面白かったのですが、その場で食べました。

食後のモズ♂は尾羽をピクピクと上下しながら、縄張りの刈田(稲刈り後の田んぼ)を見渡しています。



2019/06/15

池の小魚を捕食するササゴイ(野鳥)



2019年4月下旬


▼前回の記事
池の止まり木から一斉に飛んで逃げるゴイサギ幼鳥とササゴイ成鳥(野鳥)

長い動画なので、本編の前にハイライトのシーンを1/5倍速のスローモーションでお見せします。

池の畔に来たササゴイButorides striatus amurensis)は水中に魚影を認めたようで、ゆっくり忍び足で石垣を下りて水際まで来ました。
岸辺に置かれた大きな岩に乗って水面を見つめ、獲物を待ち伏せしています。

やがて嘴を素早く一閃し、水中の獲物を捕らえました。(@2:15)
獲物は小魚というよりも水生昆虫のような気もしますが、遠くてよく見えません。

しばらくすると、漁場を変えました。
水際の石垣をへつり、少し移動します。
そして再び嘴を水中に突っ込み、小魚を見事に捕食しました。(@3:39)
黒っぽい小魚が嘴に挟まれてピチピチと暴れています。
ササゴイはそのまま獲物を丸呑みしました。

その後は池の背後の崖を登り始めました。
どこに行くのかと思いきや、灌木を回り込んで少し離れた石垣から再び水際に下りました。
漁場を変えて改めて次の魚を狙います。

目の前の水面から鯉が浮かび上がっても、ササゴイは無反応でした。(@)
辛抱強く待ち伏せした後で、頭から勢い良く池の中に突っ込んで小魚を見事に捕食しました。(@6:55)
銀色に光る小魚が嘴に挟まれて暴れています。
すぐに獲物を飲み込みました。
カワセミのように、暴れる魚を食べる前に叩きつけて殺したりしませんでした。
急に胸部と冠羽を同時に膨らませたのは、どんな意味があるのでしょう。(@7:14)
最後は引きの絵にすると、満開に咲いた桜の花が池の水面に映っていて、のどかな春の美しい風景が拡がっています。

ササゴイの漁を初めて観察しました。
3回とも食後に嘴を水でゆすがない点が興味深く(アオサギやダイサギとの違いで珍しく)思いました。
ササゴイと言えば、熊本県水前寺成趣園周辺の個体群が、水面に生き餌の虫や疑似餌の物体(木の枝や木の実など)を落として、近づいてきた魚を捕食することが知られています。
この有名な「道具を使った狩り※」を是非とも自分の目で観察してみたいのですが、今回の個体は単純な漁しかやりませんでした。

当地のササゴイ個体群には高度な漁の仕方は伝来していないようです。
経験豊富なごく一部の成鳥しかマスターしていないのかもしれません。
(※ ヒト以外の動物では知能の高いチンパンジーやカラスぐらいしか報告されていません。)


明るい日向で見ると、ササゴイ成鳥の虹彩はオレンジ色でした。
後頭部の長い冠羽はしっかり生えています。
wikipediaによるとササゴイは
「繁殖期には眼先が青くなり、後肢の色彩が赤みを帯びる」らしいので、この成鳥は未だ繁殖期に入ってはいない(性成熟していない)ことが分かります。


つづく→池の畔から飛び去るササゴイ成鳥(野鳥)


ササゴイ(野鳥)@池畔+魚捕食
ササゴイ(野鳥)@池畔+魚捕食
ササゴイ(野鳥)@池畔+魚捕食
ササゴイ(野鳥)@池畔+魚捕食
ササゴイ(野鳥)@池畔+魚捕食

2019/06/09

カワウが川で潜水漁をしてから倒木に跳び乗り羽繕い(野鳥)



2019年4月中旬・午後15:18〜15:27

川を跨ぐように岸から倒れていたニセアカシアの倒木が、冬を越してもそのまま残っていたのは意外でした。
この倒木はカワウなどの水鳥が止まり木としてよく使っているので、通りかかる度にチェックしています。(定点観察)
春になった川岸では、柳がようやく芽吹いていました。

山から流れてくる雪解け水でやや増水した川で、1羽のカワウPhalacrocorax carbo hanedae)が潜水漁を繰り返していました。
場所は倒木のすぐ下流側です。
息継ぎのために浮かび上がると嘴を軽く開閉しているので、どうやら川魚を捕食できたようです。
4回目の潜水では倒木の下をくぐって上流側に出て来ました。
川面に浮かびながら軽く翼を動かして軽く水浴びしました。
水面ギリギリの倒木に上流側から近づき、ひょいと跳び乗りました。(@0:53)
倒木への上陸シーンを見れたのは初めてです。

すぐに濡れた羽根の手入れを始めました。
身震いで水を切り、羽繕いを開始。
尾羽根を左右に振り振りしています。
翼を大きく広げ、その場で羽ばたいて水切りします。
倒木上で方向転換して南(上流側)を向きました。
翼を大きく広げたままにして、濡れた羽根に風を通し、日光で乾かします。

手前の川面をカルガモが遊泳しています。

川岸の灌木に若葉が茂る前の春は見通しが良く、これまでで最も倒木に近づいてカワウを撮ることが出来ました。
カワウの首元の羽毛がやや白髪混じりになっています。
胸元の羽毛が美しい濡れ羽色に輝いていました(構造色)。
選挙カーの騒音が耳障りなので、映像の後半では音を消しました。

倒木の一部分がカワウの白い糞で汚れています。
止まり木と水かきの構造


カワウ(野鳥)@川面+潜水漁
カワウ(野鳥)@川:倒木+羽繕い
カワウ(野鳥)@川:倒木+羽繕い
カワウ(野鳥)@川:倒木+羽繕い・全景

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