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2019/04/26

休眠越冬を始めたマメドクガ(蛾)若齢幼虫の微動【100倍速映像】



マメドクガの飼育記録#7



▼前回の記事
マメドクガ(蛾)幼虫の徘徊運動

2018年10月下旬

12日前に脱皮して以来、マメドクガCifuna locuples confusa)の幼虫は食欲が全くありません。
食草として与えたクズの葉裏に隠れてじっとしたままです。

なんだか体長が縮んでいて気になります。
本種は幼虫越冬するらしいのですが、早くも休眠状態に入ったのでしょうか?
死んだのかと心配になり、微速度撮影してみました。
撮影のためにクズの葉を裏返して、毛虫を接写します。
撮影用の照明を長時間当てても、眩しい光を嫌がって覚醒することもありませんでした。

100倍速の早回し映像を見てみると、たまに身じろぎしたので、生存を確認できました。
裸のイモムシとは異なり、毛虫は背脈管(昆虫の心臓)の拍動が見えません。

食草のクズを蔓ごと花瓶の水に入れていたら、葉柄から葉がポロリと自然に脱落するようになりました。(落葉)
野外でもマメドクガ幼虫は落ち葉の下に隠れて雪に埋もれ、長く厳しい冬を越すのでしょう。


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
deflickerフィルター処理をかけてLED照明による画面のチラつきを抑えました。




↑【おまけの動画】
deflickerフィルターを使わないと画面がチラつきます。(ブログ限定公開)

冬季は飼育容器ごと外気の低温に晒しておきました。
しかし残念ながら、冬越しさせることに失敗してしまいました。
春になったら、マメドクガ幼虫は死んでいました。

つづく→#8


マメドクガ(蛾)幼虫@クズ葉裏+休眠越冬

2019/04/02

マメドクガ(蛾)幼虫の脱皮【10倍速映像】



マメドクガの飼育記録#4


▼前回の記事
脱皮直前に眠から醒めて右往左往するマメドクガ(蛾)幼虫【100倍速映像】

2018年10月中旬・室温20.7℃、湿度57%

なかなか脱皮してくれなかったマメドクガCifuna locuples confusa)の幼虫ですが、朝8時に様子を見ると、クズ葉裏の縁に腹脚だけでしがみつき上半身を下に反らしていました。
今にも脱皮しそうなので慌てて微速度撮影の準備を始めます。
10倍速の早回し映像をご覧下さい。
冒頭シーンから頭楯の抜け殻が外れかけた状態で、毛先に辛うじて付着しています。
その下には新しい白い頭楯が見えています。
食草を活けたペットボトルを少し移動させた拍子にトンと軽く衝撃を与えてしまいました。(痛恨のミス)
そのわずかな震動でマメドクガの幼虫が落下してしまいました。
卓上に置いていた図鑑の表紙に落ちた幼虫が起き上がった際に、古い頭楯が外れました。
下半身の抜け殻を背負いながらゆっくりと前進します。

新しい頭楯は未だ白く、頭部で1対の黒い毛束が前方に伸びています。
背面の毛束は未だ寝た状態でした。
体の側面から横向きに生えた毛は既に伸びていました。
幼虫は頭部を左右に振って行き先を探索しながらゆっくり進みます。

やがて抜け殻が腹端から自然に外れ、フワフワと床に落ちました。
脱皮が完了した幼虫は、その場で奇妙な動きを繰り返しています。(起毛運動と勝手に命名)
海老反りになった姿勢で左右にのたうち回るので、歩行異常を来したのかと少し心配になりました。

クチクラが固まる前の一番脆弱(無防備)な状態で落ちて体を激しく打ちつけたせいでしょうか?
しかしこの運動で、新しい毛束が立ってきました。

これまで色々な芋虫・毛虫を飼育してきましたが、どうも脱皮シーンの動画撮影が苦手です。
脱皮の前兆が分からないときは愚直に長撮りを繰り返して監視するしかないのですが、今回も根気があと少しだけ足りませんでした。
幼虫は予め足場にしっかりしがみついておかないと正常に脱皮できないのかと思いきや、途中で足場から落ちてしまってもなんとか脱皮してくれてホッとしました。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

脱皮殻(抜け殻)の写真を後で貼る予定です。

つづく→#5:脱皮直後のマメドクガ(蛾)幼虫による海老反り起毛体操


マメドクガ(蛾)幼虫@脱皮直後

2019/03/30

脱皮直前に眠から醒めて右往左往するマメドクガ(蛾)幼虫【100倍速映像】



マメドクガの飼育記録#3



▼前回の記事
脱皮前の眠で微動するマメドクガ(蛾)の幼虫【100倍速映像】


2018年10月中旬

マメドクガCifuna locuples confusa)の幼虫が脱皮前の眠状態に入ったと思い、夜間も微速度撮影で愚直に監視し続けているのですが、なかなか脱皮してくれません。
やがて覚醒した幼虫がその場で後退、方向転換するとクズの葉裏に移動してしまいました。
私がしつこく撮影アングルを調整し直しても、葉縁に沿って隣のクズ葉に移動すると葉縁に跨るようにしがみついて静止しました。
摂食中によく見かける姿勢ですけど、葉に口を付けていません。
一体何がしたいのか、幼虫の意図が読めません…。

幼虫の体長は約18mmとなぜか少し縮んだようです。
体内寄生されている個体なのか?と不安になってきました。
脱皮するには足元のグリップをしっかり固める必要があるのでしょうか。
幼虫が乗っていたクズの葉が(おそらく照明のせいで)刻々と傾いてしまったので、体勢を立て直す必要があるのかもしれません。
撮影用の眩しい照明を嫌った幼虫が隠れようと右往左往しているような印象も受けました。
かと言っても微速度撮影中は照明を切る訳にいかないので、私も困ってしまいます。


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

つづく→#4:マメドクガ(蛾)幼虫の脱皮【10倍速映像】


2019/03/27

脱皮前の眠で微動するマメドクガ(蛾)の幼虫【100倍速映像】



マメドクガの飼育記録#2

▼前回の記事 
クズの葉裏にマメドクガ(蛾)の幼虫を見つけた!

2018年10月中旬

マメドクガCifuna locuples confusa)の幼虫が食欲を失い、クズの葉表に長時間静止しています。
脱皮前の眠状態であることが後に判明します。
微速度撮影して100倍速の早回し映像を見てみると、毛虫が時々ピクピクと蠕動を繰り返していました。


余談ですが、幼虫が止まっているクズの葉が時間経過と共に刻々と傾いていることも動画に記録されていました。
そのために、微速度撮影中にときどきカメラのピントを幼虫に合わせ直したり画角を調整しないといけなくて面倒でした。(葉が動かないようにクリップで固定する技を後に身につけました。)
クズはネムノキと同じマメ科ですから、これは「クズの葉の就眠運動」なのかもしれません。
クズの蔓を花瓶に活けた状態でも葉柄の部分(葉枕)で葉の傾きをゆっくりと制御しているのでしょう。
ちなみに、今回の撮影時刻は夜です。
照明を点けっ放しでも就眠運動が見られるのは、(私のような素人には)ちょっと不思議な気もします。(ただ萎れているだけかも?)
野外のクズは、日差しの強い夏の昼間には向かい合わせの小葉が閉じてしまう性質があるらしいので、今回の現象も撮影用の照明がクズにとっては強過ぎたのかもしれません。
いずれにせよ現時点の私は植物生理学について勉強不足です。

いつか改めてこのテーマ(クズの葉の運動)について動画に撮り直し、探求してみるつもりです。


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

つづく→#3:脱皮直前に眠から醒めて右往左往するマメドクガ(蛾)幼虫【100倍速映像】


2019/03/21

繭を紡ぐイラガ(蛾)終齢幼虫【100倍速映像】



イラガ(蛾)の飼育記録2018年:#4


▼前回の記事
イラガ(蛾)終齢幼虫が小枝の樹皮を剥いで営繭準備【100倍速映像】


2018年10月上旬・午前8:30〜午後15:30

飼っていたイラガMonema flavescens)終齢幼虫がカキノキの斜めに伸びた小枝の下面に遂に繭を紡ぎ始めました。
微速度撮影で記録したので、100倍速の早回し映像をご覧下さい。
イラガの繭の表面の模様は個性豊かで、そのパターン形成は見ていて飽きません。
このテーマが大好き過ぎるあまり、実はこれが3回目の微速度撮影です。

▼関連記事(2年前の撮影)
イラガ(蛾)終齢幼虫の繭作り【100倍速映像】
小枝に繭を作り直したイラガ(蛾)終齢幼虫b【100倍速映像】

三度目の正直でもなかなか思い通りの映像が撮れず、奥が深いです。
完成した繭でカメラのレンズに向いていた面は白い縦縞模様の発達が悪く途中で途切れており、なぜか逆面の方が縞模様がきれいに形成されるのです。(縞模様の非対称性)

繭の形成過程を真横からではなく少し斜め上から撮ったのも実は狙いがありました。
繭を地球儀に例えて説明すると、北極点から経線のような縞模様が放射状に描かれる様子を記録したかったのです。
しかし残念ながら今回の繭は北極点の付近(北半球の片面)が茶色に塗り潰されて縞模様になりませんでした。
2年前は偶然による失敗作なのかと思ったのですが、今回も同じ結果なので
(縞模様の非対称性)、ひょっとすると再現性があるかもしれません。
背景を黒布で覆って暗くしている上に、長時間の撮影中に白色LEDのリングライトで幼虫を一方向から(カメラ側から)ずっと照らし続けているので、その悪影響なのでしょうか?
もし幼虫が周囲の環境に対して繭を保護色にしたいのであれば、明るい光が当たる面を白っぽく、日陰の面を黒っぽくするはずです。
ところが実際の繭は全く逆(日向の面が黒っぽく、日陰の面が白っぽい)なので不思議です。
眩しい照明の光を嫌った幼虫が、遮光のために焦げ茶色の硬化剤(タンパク質)で繭の内部を片面だけ念入りに塗り潰したのでしょうか?
そもそも繭を内側から見たときに白い部分と茶色の部分で遮光性に差があるのかどうか、羽化後の空繭で調べる必要がありますね。(私は差が無いと予想)
照明を嫌ったイラガ幼虫が繭の中で動き回る動きが微妙に不均一になり、結果として縞模様が非対称になったのかもしれません。

次回に再挑戦する際の撮影アイデアをいくつか考えました。
  • 背景の黒布を白布に変えてみるだけでも(レフ板のようになって)結果が変わるかも? ただし幼虫が吐く白い絹糸やシュウ酸カルシウムの白濁液が見え難くなりそうです。
  • (鏡を使うなどして)照明を繭の四方から当ててみる?
  • カメラを2台使って繭の逆面からも同時に微速度撮影するべきかも。
  • 動画による微速度撮影ではなくて、写真のインターバル撮影でストロボを焚いたらどんな結果になるのかな?
  • もちろん一番良いのは、野外の自然光下でイラガの営繭を微速度撮影することですね。


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。




↑【おまけの動画】
100倍速では早過ぎて営繭行動の詳細がよく分からないとのご指摘を頂いたので、元々の素材である10倍速映像(42分間)も公開します。
長編の動画は視聴者から敬遠されてしまいがちなので、どう編集するのかいつも悩ましいところです。


イラガ(蛾)終齢幼虫@営繭
完成したイラガ繭(表面)
完成したイラガ繭(裏面)

2019/03/18

イラガ(蛾)終齢幼虫が小枝の樹皮を剥いで営繭準備【100倍速映像】



イラガ(蛾)の飼育記録2018年:#3



▼前回の記事
営繭前のイラガ(蛾)終齢幼虫の眠:寝相の10倍速映像

2018年10月上旬

朝からカキノキの小枝に静止していたイラガMonema flavescens)の終齢幼虫の腹面が橙色に変わっていました。
今までの飼育経験から、これは営繭の前兆であることが分かっています。
小枝の登り降りを繰り返していた幼虫が遂に営繭場所を決めたようです。
今回の個体は、あまりワンダリングせずにあっさり営繭場所を決めてくれました。
小枝が三叉になった部分に繭を作るだろうという私の予想はまたもや外れました。
斜めに伸びた小枝の下側表面を口で念入りに齧り始めました。
これから吐く絹糸が接着しやすいように基質表面を整えているのでしょう。
この段階でイラガ幼虫の食欲は無くなっているはずですが、削った木屑を食べているのかどうか、しっかり観察できていません。


名著『わたしの研究:イラガのマユのなぞ』によると、

 糸をはくまえに、はしの表面をかじることがありますが、かじることは、マユをつくるために、どうしてもひつような動作ではありません。シャーレや試験管はガラスですから、これをかじることはできませんが、マユはつくれます。 (p62より引用)
(筆者の石井象二郎氏は飼育下でイラガ幼虫に箸を与えてマユを作らせています。) 


2年前に飼育した際も同様の行動を観察したのですが、このときはせっかく樹皮を剥いだ場所になぜか繭を作りませんでした。
▼関連記事小枝をかじり脱糞するイラガ(蛾)幼虫

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

遂に繭を本格的に紡ぎ始めました。
つづく→#4:繭を紡ぐイラガ(蛾)終齢幼虫【100倍速映像】


イラガ(蛾)終齢幼虫@カキノキ小枝+営繭準備
イラガ(蛾)終齢幼虫@カキノキ小枝+営繭準備

2019/03/15

営繭前のイラガ(蛾)終齢幼虫の眠:寝相の10倍速映像




イラガ(蛾)の飼育記録2018年:#2



▼前回の記事
イラガ(蛾)終齢幼虫が営繭前にオシッコ噴射

2018年10月上旬

食欲を失ったイラガMonema flavescens)の終齢幼虫がカキノキの葉表で長時間静止したままで居ます。
営繭や蛹化に備えて体内の生理状態が整うのを待っているのでしょう。
10倍速の早回し映像をご覧下さい。
肉眼ではじっとしているように見えても、ときどき蠕動運動していることが分かります。
背脈管(昆虫の心臓)が盛んに拍動しています。
液状便を2回に分けて噴射しました。

眠から覚めると、イラガ幼虫は移動を始めました。
これから繭を作る場所を探しに向かいます。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

つづく→#3:イラガ(蛾)終齢幼虫が小枝の樹皮を剥いで営繭準備【100倍速映像】




2019/01/23

ヨトウガ(蛾)の幼虫の寝相【10倍速映像】



ヨトウガ(蛾)幼虫の飼育記録#8



▼前回の記事
スイゼンジナの葉を食べ脱糞するヨトウガ(蛾)幼虫【10倍速映像】


2018年10月上旬・午前2:07〜2:21

ヨトウガMamestra brassicae)の幼虫(俗名ヨトウムシ:夜盗虫)は好き嫌いがほとんど無く何でも食べる広食性とのことで、面白がって色々な植物を与えています。
近所から適当に採ってきたツユクサ、イヌタデ、イワガラミの葉を試しに与えてみました。
特に、「蓼食う虫も好き好き」という映像が撮れるのではないか、と期待しました。

結果は、なぜか食草転換が上手く行きません。
ヨトウガ幼虫は全く口を付けてくれず、ワンダリング(探餌徘徊)や脱走を繰り返すばかりです。


飼育容器に閉じ込めるのは簡単ですけど、動画撮影のし易さを優先する私は、イモムシをなるべく開放状態で飼うようにしています。
脱走防止のために、食草を活けた花瓶を丸ごと、水を張った皿に入れて飼っていました。
ところが、少し目を離すと脱走しかけた幼虫が水面で溺れそうになっていたので、その度に救出しました。

食性が聞いていた話とまったく違うので、戸惑ってしまいました。(個体によって好き嫌いがあるの!?)
やがて食欲が無くなり、イヌタデの葉裏で動かなくなりました。
深夜なのに、夜行性の夜盗虫が摂食活動しないのは変です。
脱皮または蛹化前のみん状態なのかと思い直し、微速度撮影してみました。

10倍速の早回し映像で見ると、イヌタデ葉裏の主脈に沿って完全に静止しているかのように思えた幼虫も、ときどきピクピクと蠕動しています。
ところがしばらくすると、活動を再開したので、ただの休息だったようです。
うーむ、よく分からん。
広食性の害虫として悪名高いヨトウムシも食草転換するには少し時間がかかるのだろうか? 新しい種類の植物に応じて消化酵素や解毒酵素など体内の生理状態を切り替える必要があるのだろうか? などと妄想してしまいます。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


つづく→#9:コスモスの花弁を食べるヨトウガ(蛾)幼虫


ヨトウガ(蛾)幼虫@イヌタデ葉裏+眠

2019/01/21

スイゼンジナの葉を食べ脱糞するヨトウガ(蛾)幼虫【10倍速映像】



ヨトウガ(蛾)幼虫の飼育記録#7



▼前回の記事
ヨトウガ(蛾)幼虫が食事中に頭部を擦り付ける謎の行動

2018年10月上旬

ヨトウガMamestra brassicae)の幼虫(俗名ヨトウムシ:夜盗虫)スイゼンジナ(別名:はんだま、金時草)を食べる様子を微速度撮影してみました。
10倍速の早回し映像でご覧下さい。
夜盗虫は夜行性と言われていますが、撮影用の照明を当てても気にしないようです。(※追記参照)

食休みを挟みながら、旺盛な食欲です。
ときどき頭部を周囲の葉に擦り付ける行動が繰り返し見られました。
食べながら規則的に脱糞しています。


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

つづく→#8:ヨトウガ(蛾)の幼虫の寝相【10倍速映像】


※【追記】
岩波ジュニア新書『博士の愛したジミな昆虫』を読んでいたら、第3章に塩尻かおり「匂いで昼夜を知るアワヨトウ」と題した興味深いコラムが掲載されていました。
夜行性のはずのアワヨトウ幼虫が、実験室の明るい光の下で元気に餌を食べているのです。彼らはいったいどうやって昼夜を区別しているのでしょうか?(中略)
 様々な実験と化学分析の結果、(餌:しぐま註)植物は明るさによって出す匂いが異なり、アワヨトウはその匂いで行動を変えることがわかりました。
 つまり、植物が光を感知するセンサーとして働き、アワヨトウ幼虫はそのセンサーからの信号を匂いとして受け取り昼間を判別していたのです。(p108-109より引用)
人工飼料で飼うとアワヨトウ幼虫の昼夜判別が狂ってしまうのだそうです。
今回私は、茎から切った食草を花瓶に生けた状態でヨトウガ幼虫に給餌したのですが、植物の光センサーが正常に働かなくなったのかもしれません。
ただし、ヨトウガもアワヨトウと同じく嗅覚で昼夜を知るかどうかは知りません。

2019/01/10

オビガ♀(蛾)のコーリング行動:性フェロモン放出【10倍速映像】




オビガ(蛾)の飼育記録2018年#13



▼前回の記事
性フェロモンを放出するオビガ♀(蛾)のコーリング行動

2018年9月下旬・室温23.0℃

深夜にコーリングするオビガ♀e(Apha aequalis)を次は微速度撮影してみました。
10倍速の早回し映像をご覧下さい。
腹端にある誘引腺の伸縮と共に腹部もヒクヒク動いています。

腹端が接していたティッシュペーパーの匂いを後で嗅いでみたのですが、オビガの性フェロモンはヒトの鼻には無臭でした。
残念ながら同時期に羽化した成虫♂が居なかったので、その後の交尾に至る配偶行動を観察できませんでした。
野外の暗闇で飛んでいるオビガ♂が♀の性フェロモンを嗅ぎつけて窓から室内に殺到し…といった『ファーブル昆虫記』に書かれているようなドラマチックな展開もありませんでした。



※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

つづく→#14:産卵


2019/01/08

シュウカイドウの蕾を食べるヨトウガ(蛾)の幼虫【30倍速映像】




ヨトウガ(蛾)幼虫の飼育記録#2


▼前回の記事
ヨトウガ(蛾)幼虫の徘徊・探索

2018年9月下旬

飼育を始めたヨトウガMamestra brassicae)の幼虫(俗名ヨトウムシ:夜盗虫)シュウカイドウを庭から採ってきて与えてみました。
目に付いた花を適当に与えただけで、深い理由はありません。
夜になると蕾を食べ始めました。
30倍速の早回し映像をご覧下さい。
ピンク色の萼を食い破ると中にある黄色い雄しべや雌しべも食害しています。
夜行性なのに、撮影のために照明の光を当てても気にしないようです。
負の走光性よりも食欲が勝るのかな?

食餌中にときどき頭部を蕾の縁などに擦り付ける謎の動きをしているのが気になります。
シュウカイドウに含まれる食害防御物質(毒)が効いているのでしょうか?

北海道立衛生研究所がホームページで公開している情報によると、

シュウカイドウ(ベゴニア、シュウカイドウ科)は
全草にシュウ酸、サポニンなどを含むため、誤食すると胃や腸の粘膜がただれ、下痢、痙攣、虚脱などを起こします。

少し嫌がる素振りを見せながらも、シュウカイドウの蕾を休み休み食べ続けるヨトウガ幼虫もさすが広食性の害虫です。
後半は食餌を止め、辺りをウロウロと徘徊運動しています。

翌朝シュウカイドウの株を調べると、食痕は蕾に残されているだけで、葉を食べた形跡はありませんでした。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

つづく→#3:ヨトウガ(蛾)の幼虫がシュウカイドウの蕾を食害



ヨトウガ(蛾)幼虫@シュウカイドウ蕾+食害
ヨトウガ(蛾)幼虫@シュウカイドウ蕾+食害
ヨトウガ(蛾)幼虫@シュウカイドウ蕾+食害・全景

2018/12/21

オビガ♀e(蛾)の羽化【60倍速映像】



2018年9月下旬・室温22.5℃→22.0℃

オビガ(蛾)の飼育記録2018年#10



▼前回の記事
オビガ(蛾)終齢幼虫♀eの繭作り【100倍速映像】

容器内の繭棚に作らせたオビガApha aequalis)の繭の傍に割箸を何本も立てかけておき、成虫が羽脱したらいつでも登って翅を伸ばせるように準備しておきました。
8月上旬に繭を紡いでから57日後(約2ヶ月後)。
ふと虫の知らせで飼育容器の方へ振り返って見ると、繭から出てきたばかりの新成虫♀eが割箸に掴まっていました。
繭から脱出する瞬間をまたもや撮り損ねてしまったのがちょっと悔しいです。
初めのうちは監視カメラで繭を愚直に録画し続けていたのですけど、いつまで経っても羽化してくれないので、最近は監視カメラを止めていました。
撮影用のLED照明で繭を日夜照らし続けていたせいで、もしかすると蛹が長日条件と勘違いして休眠(夏眠)してしまったのだろうか?と気を揉んだりしました。
変態に失敗して蛹が死んでしまったのか、体内寄生されていたのかと心配していたのですが、ようやく羽化してくれました。
オビガ成虫の出現期は6月および8〜9月とされているので、9月中に羽化がギリギリ間に合ったことになります。
今季はオビガの幼虫5匹を同時に飼育して、成虫♂が先に羽化しました。
雄性先熟なのは昆虫ではよくあることですけど、いくら何でも♀の羽化が遅れ過ぎでしょう。

翅の伸展を微速度撮影で記録するために、慌てて準備します。
100円ショップで買ってきた油粘土に割箸を斜めにそっと挿して固定しました。
こういうときに粘土を土台にすると、角度を自由自在に調節できるので、とても便利です。
背景に黒い布を張りました。
60倍速の早回し映像をご覧下さい。
(アングルや背景が未だ整っていない初めの3秒間だけ10倍速です。)
アングル調節、照明の準備など私がバタバタしている間にも翅がみるみる伸びていきます。

前回も♂aの翅伸展を背面から撮ったので、今回は慌てずに側面から狙うべきでした。)

なぜか左の翅の方が早く伸び切りました。
羽化不全(奇形)か?と心配になりましたが、少し遅れて右側の翅も無事に伸びました。
翅を閉じたままときどき軽く羽ばたき、乾かしています。
ここで止まり木の向きをそっと90°回し、側面から撮るようにしました。
オビガの翅裏を見れるのは珍しく、チャンスはこのときだけなのです。
口吻は退化しています。
やがて閉じていた翅を全開にしました。
このオビガ独特の姿勢のまま動かなくなりました。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

つづく→#11:羽化後に蛹便を排泄するオビガ♀e【蛾:HD動画&ハイスピード動画】


オビガ♀e(蛾):@羽脱直後:割箸
オビガ♀e(蛾):背面@羽化後:割箸
オビガ♀e(蛾):腹面@羽化後:割箸
オビガ♀e(蛾):側面@羽化後:割箸

2018/12/18

オビガ(蛾)終齢幼虫♀eの繭作り【100倍速映像】



2018年8月上旬・午前1:14〜午後13:10・室温31.0〜33.4℃

オビガ(蛾)の飼育記録2018年#9


最後に脱皮してから8日目。
オビガApha aequalis)の終齢幼虫eが食欲を失い、営繭前のワンダリング(徘徊行動)を始めました。
そこで、プラスチック容器を仕切った4×4×3.5cmの繭棚に幼虫eを閉じ込めました。
絹糸が付着しやすいように、滑り止めとして内側に紙片を貼っておきました。
幼虫が吐く白い絹糸が見易いように黒い紙を背景にすべきでしたが、有り合わせの茶封筒の紙で済ませました。

やがて繭棚内で薄っすらと繭を紡ぎ始めたので、微速度撮影で記録します。
100倍速の早回し映像をご覧下さい。
この個体もなぜか、繭棚内で水平ではなく斜めに繭を紡ぎました。
狭い繭の中で方向転換したり動き回ると、幼虫の長い毛が次第に抜けていきます。
大量の抜け毛も自然に編み込まれ、繭が完成します。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。




↑【おまけの動画】
早回し速度を少し落とした60倍速映像をブログ限定で公開します。

つづく→#10:オビガ♀e(蛾)の羽化【60倍速映像】


オビガ(蛾)終齢幼虫♀e@繭棚+営繭
オビガ(蛾)繭♀e
オビガ(蛾)繭♀e


2018/11/10

オビガ(蛾)成虫♂aの羽化【60倍速映像】



2018年8月下旬・午後20:14〜22:09・室温26℃

オビガ(蛾)の飼育記録2018年#5


オビガApha aequalis)の終齢幼虫aが飼育下で繭を紡いでから36日後(蛹化日は不明)の夜、遂に成虫の羽化が始まりました。
外は久しぶりの雨が降り続き、涼しい日でした。
気温の低下で夏から秋になったのを感じて羽化するのですかね?
オビガ成虫が繭からどうやって脱出するのか、興味がありました。
カイコのように繭の絹糸を消化酵素(コクナーゼ)で溶かしながら脱出するのか、それとも出口を押し破るだけなのかな?
しかし私が気づいたときには、既に新成虫が繭から抜け出た後でした。
プラスチック容器の壁面を登ろうとして滑り、ひっくり返ってもがいていました。
止まり木として割り箸を急いで差し出してやると、素直に登り始めました。
翅が未だ縮んだ状態で胴体よりも短く、全身がやや湿っているように見えました。

割箸の天辺に落ち着くと早速、しわくちゃの翅を伸ばし始めました。
ハンディカムで慌てて撮った前半パートは6倍速の早回し映像でご覧下さい。

後半は三脚を立てて撮った翅伸展の様子を60倍速の早回し映像でご覧下さい。(@0:39〜)
翅が伸び切ると翅を小刻みに震わせ、軽く羽ばたくようになりました。
やがてしっかり閉じた状態で乾かします。
自然界でオビガの翅裏を見ることはまず無いので、珍しい光景でした。
最後に翅を広げ、見慣れた姿勢で静止しました。
チョウの羽化では翅伸展しながらゼンマイ状の口吻をくるくると曲げ伸ばして1本の管状に繋げるのですが、オビガは口吻の動きがありませんでした。
顔を接写すると、成虫の口吻は退化しているようです。
この個体はなぜか羽化液(蛹便)を排泄しませんでした。

触角が羽毛状で翅表の色が濃いので、どうやら♂のようです。
オビガも他の多くの昆虫類と同じく雄性先熟なのでしょうか?

触角の櫛歯は♂の方が少し長い. (中略)色彩の濃淡には変異があるが, ♀は一般に淡色で大きいことが多い. (Digital Moths of Japanデータベースのオビガの項目より引用)


つづく→#6:暗くすると元気に飛ぶ夜行性のオビガ♂(蛾)


オビガ(蛾)成虫♂a:背面@割箸+羽化直後
オビガ(蛾)成虫♂a:側面@割箸+羽化直後
オビガ(蛾)成虫♂a:腹面@割箸+羽化直後
オビガ(蛾)成虫♂a:顔@割箸+羽化直後
オビガ(蛾)成虫♂a:左触角@割箸+羽化直後

2018/11/01

繭を紡ぐオビガ(蛾)終齢幼虫d【100倍速映像】



オビガ(蛾)の飼育記録2018年#3


▼前回の記事
オビガ(蛾)終齢幼虫への脱皮

2018年7月下旬・午後23:05〜午前7:24・室温30〜31℃、湿度56〜59%


飼育中のオビガApha aequalis)終齢幼虫dが食欲を失い盛んに徘徊を始めました。
営繭場所を探索するワンダリングです。
4年前の飼育時には、ティッシュペーパーの空き箱(ボール紙製)に終齢幼虫を閉じ込めて繭を作らせましたが、反省点が残りました。
やや狭いぐらいの空間に閉じ込めた方が失敗なくスムーズに営繭してくれだろうと思い、今回はプラスチック容器を仕切った4×4×3.5cmの繭棚に閉じ込めてみました。
プラスチック容器の内壁は滑らかでツルツルしているので、幼虫が足場糸を張り易いように、予め全面に紙を貼っておくことにしました。
幼虫が吐く白い絹糸が見易いように、本当は背景を黒くしたいところです。
しかし手元に黒い紙が無かったので、急遽ありあわせの茶封筒を切って使いました。
糊や接着剤を使うと、その匂いを幼虫が嫌がるかもしれないと思い、両面テープで張り付けました。
天井だけ観察用の窓として半透明のプラスチックのままにしておきました。
途中からは天井部の蓋を開けても幼虫は脱走せずにそのまま営繭を続けてくれました。

午前11:21にオビガ終齢幼虫dをこの繭棚に閉じ込めてみました。
しかし日中は幼虫に動きがなく、繭を紡いでくれません。
室温が高過ぎて夏バテ状態なのでしょうか?
暗くならないと営繭しないのかな?
もしかすると食草のタニウツギの葉片を入れてやれば、その匂いで幼虫は安心したかもしれません。
夜になっても進展がないので、照明を当てずに真っ暗でやや涼しい別室にしばらくそっと放置しておきました。

午後23:00に様子を見るとようやく繭を紡ぎ始めていたので、微速度撮影を開始。
100倍速の早回し映像をご覧下さい。
営繭運動はかなり緩慢で、しかも休み休みやっています。
繭内で方向転換する際に長い抜け毛が繭に編み込まれています。
繭棚の隅っこで褐色の繭が完成しました。
なぜか周囲の仕切りに対してやや斜めに繭が作られました。

(繭の長軸が水平になっていません。)

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

【おまけの映像】



↑早回し速度を少し落とした60倍速映像をブログ限定で公開しておきます。

つづく→#4:オビガ(蛾)繭cの採集


オビガ(蛾)終齢幼虫d@繭棚+営繭準備
オビガ(蛾)終齢幼虫d@繭棚+営繭
オビガ(蛾)終齢幼虫d@繭棚+営繭
オビガ(蛾)終齢幼虫d@繭棚+営繭
オビガ(蛾)終齢幼虫d@繭棚+営繭
オビガ(蛾)終齢幼虫d@繭棚+営繭
オビガ(蛾)終齢幼虫d@繭棚+営繭
オビガ(蛾)終齢幼虫d@繭棚+営繭

2018/10/27

脱皮前の眠で微動だにするオビガ(蛾)亜終齢幼虫【100倍速映像】



2018年7月下旬

オビガ(蛾)の飼育記録2018年#1


4年前にオビガを幼虫から飼育したものの、ヤドリバエに寄生されていたせいで成虫まで育ちませんでした。
成虫の羽化まで見届けることを目標に、飼育に再チャレンジしてみます。
里山の林道沿いに生えたタニウツギ灌木を見て歩き、オビガApha aequalis)の幼虫を計5頭も採集してきました。(a〜e)


オビガ(蛾)幼虫@タニウツギ葉:林道脇
オビガ(蛾)幼虫@タニウツギ葉:林道脇

3日後、そのうちの1頭がタニウツギの葉裏にぶら下がり、動かなくなりました。
実際は葉表なのですが、採取してきたタニウツギの枝を水差しにしたら葉の裏表が逆になってしまいました。

(採取してきたのが斜め下に伸びる横枝だったので、こうなりました。)
この個体eはほとんど白毛なので、中齢(亜終齢)と思われます。
詳しく見ると、胸背の毛束だけが茶色で、残りの長毛は白毛です。
確かにこのとき亜終齢だったことが後に分かります。
脱皮する前のみん状態を微速度撮影で記録してみましょう。
枝を水差しにしたままだとタニウツギの葉自体が微動してしまうので、毛虫が乗った葉を葉柄から切り落とし、葉が萎れてカールしないように重しを乗せました。
ノギスで採寸した体長は約41mmでした(毛は除外)。
オビガの終齢幼虫は約50mmらしい。

約6時間の微速度撮影を100倍速の早回しにした映像をご覧下さい。(午後13:10〜19:07。その間の室温は約32℃)
途中から、デジタル時計を葉先に置いて時刻を写し込みました。
更に、採寸代わりに直径20mmの1円玉を毛虫の手前に並べて置きました。

みん状態のオビガ亜終齢幼虫はときどき自発的にかすかに蠕動しています。
ほんの僅かに前進しようとさえしていました。

つづく→#2:オビガ(蛾)終齢幼虫への脱皮


オビガ(蛾)亜終齢幼虫e白毛@タニウツギ葉表+脱皮前眠
オビガ(蛾)亜終齢幼虫e白毛@タニウツギ葉表+脱皮前眠+scale
オビガ(蛾)亜終齢幼虫e白毛:側面@タニウツギ葉表+脱皮前眠+scale

2018/09/24

羽化の途中で蛹便を排泄してしまったキアゲハb【10倍速映像】



2018年7月中旬・午前7:51〜8:10
▼前回の記事
羽化直前のキアゲハ帯蛹b【40倍速映像】


キアゲハの飼育記録(2018年)#6


水平に固定された帯蛹は珍しいのですが、果たして無事に羽化できるでしょうか?
蛹化してから8日目の朝、キアゲハPapilio machaon hippocrates)帯蛹bの胸部が急に割れ、いよいよ羽化が始まりました。
新成虫は容器天井の縁に足で掴まり、水平に固定された蛹からスムーズに抜け出ました。
そのまま容器の上縁に掴まり、翅の伸展を開始。
黒い口吻をクルクルと何度も伸縮させると、元々2本だった口吻がジッパーを閉じるように1本の管に連結します。

途中で背面を向いてしまったので、見栄えを考慮して側面から撮ろうと容器を少し動かしました。(回した)
それに驚いたキアゲハ新成虫は少し暴れ、黄土色の蛹便(羽化液)を勢い良く噴射しました。
飼育容器の壁と底が蛹便で汚れました。
蝶が羽化する時は体液の内圧で翅芽を膨らませ、羽化が完了したら余った体液を蛹便として排泄します。
蛹便を早くに排泄してしまったら翅伸展に支障を来すのではないかと心配になりました。
容器ではなくカメラを動かして撮影アングルを調整すべきでしたね。
自然界でもたまにこのような事態があるのかもしれません。
つまり、羽化中は一番無防備な状態ですから、天敵に襲われた時に咄嗟に蛹便を噴射すれば相手を多少はたじろがせることが出来るのかもしれません。
それとも体内の水分が多い個体は早めに蛹便を排泄するのかな?

しかし、みるみるうちに翅が伸び、無事に羽化を完了してくれて一安心。
その後は翅を軽く半開きに開閉して乾かしています。
開いた翅を横から撮りたいのに、またもや背面を向いてしまいます。
もしかすると、光を背に受けたがる性質があるのかもしれません。

撮影中に測った室温と湿度は、
午前7:01 27.2℃、62%
午前7:51 28.9℃、60%
午前8:02 29.2℃、59%


つづく→#7:羽化終了後に蛹便を排泄するキアゲハc


キアゲハb@羽化直後(翅伸展後)
キアゲハb@羽化直後(翅伸展後)

キアゲハb羽化殻:側面@方眼紙
キアゲハb羽化殻:側面@方眼紙
キアゲハb羽化殻:側面@方眼紙
キアゲハb羽化殻:背面@方眼紙
キアゲハb羽化殻:腹面@方眼紙
キアゲハb羽化殻:開裂部@方眼紙
キアゲハb羽化殻:尾端@方眼紙
キアゲハb羽化殻:尾端@方眼紙

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