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2018/11/22

ミズヒキの花で身繕いするホソヒラタアブの一種♂



2018年9月上旬

▼前回の記事
ミズヒキの花蜜を舐めるホソヒラタアブの仲間♀

民家の庭で日当たりの悪い一角に朝ひっそりと咲いたミズヒキの群落でホソヒラタアブ♂(Episyrphus balteatus)またはその仲間が訪花していました。
発達した左右の複眼が中央で接しているので♂ですね。
吸蜜が目的ではないようで、花に止まって念入りに化粧をしています。
前脚を口吻で舐め、その前脚で顔(複眼や触角)を頻りに拭っています。

実はこの個体はツユクサを訪花する合間に近くのミズヒキに止まって身繕いしていたのでした。
(ツユクサ訪花シーンも映像公開予定。)
顔に付いたツユクサの花粉がきれいに取れました。
化粧(朝の洗顔)が済んでさっぱりしたホソヒラタアブ♂は飛び立ち、再びツユクサの群落に向かいます。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。




チゴハヤブサ幼鳥が止まり木で羽ばたき練習、羽繕い、餌乞い♪(野鳥)



2018年8月中旬


▼前回の記事
飛行訓練の後にモミの木で休むチゴハヤブサ幼鳥(野鳥)

ヒノキの枯れた樹冠部の横枝に2羽のチゴハヤブサFalco subbuteo)幼鳥が止まって辺りをキョロキョロ見渡しています。
影で見えにくいのですが、もしかすると右側の個体Rは成鳥ですかね?
見た目の体格から♀L>♂Rと予想されますけど、横枝が斜めに伸びているので遠近感でRが小さく見えているだけかもしれません。

冒頭で、左の個体Lが止まり木で翼をちょっと広げました。
バランスを崩しただけかもしれませんが、巣立つ前にやっていた羽ばたき練習の名残りなのかな?

しばらくすると、左の個体Lが左足で体を掻き始めました(@2:03〜)。
続いて右の個体Rも嘴で胸の羽毛を整え始めました。(@2:40〜)
同時に左の幼鳥Lがキーキーキー♪と甲高く鳴いて餌乞いを始めました。
空腹の幼鳥Lは首を回して周囲を飛び回るスズメバチを鋭い眼光で見ています。
しかし、親鳥はもう給餌に戻ってきてくれません。

羽繕いを終えた右の個体Rが右足を胴体に引っ込め、片足立ちになりました(@3:44〜)。


※ チゴハヤブサの特徴が分かりやすいように、動画編集時に彩度を少し上げています。

つづく→チゴハヤブサ同士の空中戦と止まり木を巡る争い(野鳥)


2018/11/20

コンクリートブロック上で身繕いするゴマダラカミキリ



2018年7月中旬

夕方、駐輪所の軒下に置かれたコンクリートブロックの上に意外な珍客を見つけました。
立派なゴマダラカミキリAnoplophora malasiaca)が念入りに身繕いしています。
長い触角を足でしごいて化粧してから、同側の足同士を擦り合わせています。
化粧を済ませると方向転換したので今にも飛び立ちそうな予感がしました。
ところがノソノソと徘徊を始め、駐輪所のトタン壁をよじ登ろうとするもツルツル滑って無様に滑落しました。(滑落シーンは撮り損ね)
近くの柳の木から飛来したのでしょう。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


ゴマダラカミキリ@コンクリートブロック
ゴマダラカミキリ@コンクリートブロック
ゴマダラカミキリ@コンクリートブロック

2018/11/19

電線に片足立ちで羽繕い、排便するセグロセキレイ♂(野鳥)



2018年8月中旬

街中を流れる川をまたぐように張られた電線に夕方、一羽のセグロセキレイ♂(Motacilla grandis)が下流を向いて止まっていました。
辺りをキョロキョロ見回しながら羽繕いや身震いしています。
このとき電線でしばらく片足立ちになっているのが珍しく思いました。
片足立ちで休むのはサギ類ではよく見られる姿勢ですけど、セキレイ類では見たことがありませんでした。

次に、尾羽根を軽く持ち上げながら、丸い固形糞をポトリと排泄しました(@1:14)。
最後は鳴きながら飛び立ち、下流の市街地へ飛んで行きました。


セグロセキレイ♂(野鳥)@電線+片足立ち+羽繕い

2018/11/17

メタセコイアの葉に止まり身繕いするセグロアシナガバチ♀



2018年7月下旬

セグロアシナガバチPolistes jokahamae)のワーカー♀がメタセコイア(=アケボノスギ)の葉に止まって念入りに身繕いしていました。
飛び立つ直前に向きを変えて後ろ姿になったとき、前伸腹節に黄色紋が無かったので、セグロアシナガバチと確定しました。
私のフィールドでセグロアシナガバチはやや珍しい(希少な)アシナガバチなので、ちょっと嬉しい出会いでした。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


セグロアシナガバチ♀:側面@メタセコイア葉+身繕い
セグロアシナガバチ♀:背面@メタセコイア葉+身繕い

2018/11/12

キイロスズメバチ♀の体に粘りつくメマツヨイグサの花粉の企み



2018年8月中旬・午前6:18

用水路沿いの原っぱ(休耕地)に咲いたメマツヨイグサの群落でキイロスズメバチVespa simillima xanthoptera)のワーカー♀が朝早くから訪花していました。

初めは茎を蕾まで登ると、身繕いをして体に付いた黄色い花粉を落としてから飛び立ちました。
次はメマツヨイグサの花で吸蜜します。
花から飛び去る際に、粘り気のある花粉がキイロスズメバチ♀の体に付着していることがよくわかります。
メマツヨイグサの花粉が納豆のように糸を引いている様子を1/10倍速のスローモーションでリプレイ。
送粉者の体に花粉がちょっと触れただけでもまとわりつくようにマツヨイグサの仲間は進化して、次の花へ運んでもらい授粉のチャンスを高めているのです。
朝露の水滴もキイロスズメバチの体に付着していました。


▼関連記事
トラマルハナバチ♀の体に粘りつくメマツヨイグサの花粉の企み


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


キイロスズメバチ♀@メマツヨイグサ訪花吸蜜
キイロスズメバチ♀@メマツヨイグサ訪花吸蜜

ゴイサギ幼鳥の群れが昼塒のヨシ原で羽繕い、脱糞(野鳥)



2018年8月中旬・午前7:14〜7:21

溜池の周囲のヨシ原に隠れるようにゴイサギNycticorax nycticorax)の幼鳥が4羽休んでいました。
ここが昼塒なのでしょう。
じっとしていればゴイサギ幼鳥(別名:ホシゴイ)の迷彩柄は目立ちません。
互いに少し離れ、のんびり自分で羽繕いしています。

1羽が池にお尻を向けて足を屈め、粘り気のある白い糞を水面に排泄しました(@0:57)。
その後は葦原の茂みの中へ移動し、隠れました。

辺りに成鳥の姿は見当たりませんでした。
なぜか、この池でゴイサギの成鳥を見つけたことがないのです。(とても上手く隠れているのか、親子で完全に別行動しているのか、不明です。)

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


ゴイサギ幼鳥(野鳥)@池畔:葦原
ゴイサギ幼鳥(野鳥)@池畔:葦原
ゴイサギ幼鳥(野鳥)@池畔:葦原+羽繕い

2018/11/06

ドバト♀♂の求愛・交尾(野鳥)



2018年8月中旬・午後17:38〜17:42

市街地の某施設の屋上で2羽のカワラバト(=ドバト;Columba livia)が並んで奇妙なダンスをしていました。
やがて熱烈なキス(口づけ)を始めたので、求愛中の♀♂つがいと分かりました。
ドバトの前戯はなかなか官能的ですね。
求愛中のキスは♂の嘴の中に♀が嘴を入れるらしいので、もしかすると求愛給餌の一種かもしれない、と思いつきました。
鳩は雛に給餌する際に、ピジョンミルクを吐き戻して口移しするからです。

【参考】:

キジバトの求愛は、♀のそばで♂がクークー鳴くクーイングの後、♂の嘴の中に♀が嘴を入れるビリングを行います。(『しぜんのせかい11:きじばと』p14-15より引用)


熱いキスを交わしながら♀♂カップルは首を上下に動かしています。
一旦離れると♂は鳩胸を誇示し、頭を下げて羽繕い。
すると♀が再びキスをせがみます。
鳩胸の効果で、見た目の体格は♂>♀でした。
熱いキスを繰り返して盛り上がると、♂が♀の背後から飛び乗りました。
マウントしながら♂が羽ばたき、交尾が無事に成立しました。
交尾が終わると♀Lは♂Rから少し離れ、自分で羽繕いを始めました。
後戯で仲睦まじく相互羽繕いするのかと思ったのですが、私の予想は外れました。
♀だけが羽繕いするのも、ドバト特有の儀式的な求愛行動の一環なのでしょうか?
♂が鳩胸を強調しなくなると、つがいの体格差は素人目には分からなくなりました。
夕日を浴びた事後のカップルが艶めかしいですね。
交通量の多い大通りに面しているので様々な騒音がうるさく、一連の配偶行動中のドバト♀♂ペアの鳴き声は聞き取れませんでした。

野鳥の求愛・交尾行動の一部始終をしっかり観察できたのはこれが初めてで、ようやく悲願達成です。
▼関連記事(3年前の撮影)
キジバト(野鳥)の交尾と三角関係

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



2018/11/05

日没後のスギ樹上で脱糞、羽繕いするゴイサギ成鳥(野鳥)



2018年8月上旬。午後19:05〜19:08(日の入り時刻は18:44)

ゴイサギNycticorax nycticorax)の昼塒が気になって、2日後の晩に再び様子を見に来ました。
池を見下ろすスギ(杉)の大木に1羽のゴイサギ成鳥が止まっていました。
暗い林の中で白っぽい成鳥は逆に目立ちます。
逆に迷彩模様の幼鳥の姿は見つけられませんでした。(既に塒を離れた後なのかもしれません。)

足を屈めて白い糞を排泄しました。(@0:08)
多数のゴイサギが毎日集まるねぐらの下(木の葉や地面)が糞で汚れるのも納得です。
その後はのんびり身震い。
枝伝いに少し移動したのは、対岸から見上げている私を警戒して身を隠そうとしているのでしょう。

日が暮れてゴイサギが昼塒から飛び立つ瞬間を動画に記録したいのですが、暗視機能が無い普通のカメラでは限界でした。
辺りは刻々と暗くなります。
予め居場所が分かっているから撮れますけど、この状況でゴイサギの居場所を探し出すのは無理ですね。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
暗くて不鮮明な映像を無理やり明るく加工してあります。


ゴイサギ成鳥(野鳥)@日没後+昼塒:スギ樹上

2018/11/04

クズの葉に噛みついた姿勢で朝の化粧をするクズハキリバチ♀



2018年8月中旬・午前6:39〜6:46

川沿いの堤防に繁茂するクズの群落で早朝からクズハキリバチ♀(Megachile pseudomonticola)を見つけました。
クズの葉縁を大顎で噛んでいたので、すわ巣材集めか!と喜び勇んで動画を撮り始めました。
私は未だハキリバチ類の♀が巣材集めに葉を切り取る行動を一度も見たことがないのです。
ところが観察してみると、時間をたっぷり掛けて朝の化粧をしただけでした。
もしかすると、夜はクズの葉縁を噛んだ体勢で寝ていて、たった今目覚めたばかりなのでしょうか?
たとえ巣作りをしている段階でも、夜になると母蜂は巣で寝るとは限りません。(巣とねぐらは違う概念です。)
夜眠る際に植物を大顎で噛んで体を固定する蜂が幾つか知られています。
▼関連記事
大顎で植物を咥えた姿勢で眠るサトジガバチ♀

葉縁を大顎でしっかり噛みしめて体を固定し、両脚を擦り合わせています。
身繕いしながら頻繁に腹部をグイーンと背側に大きく曲げた謎の海老反り姿勢になります。
このときよく見えた腹部下面のスコパ(花粉刷毛)に花粉は付着していませんでした。

腹部背面(腹部第2背板後縁)に顕著な明色の毛帯が一瞬見えたので、クズハキリバチ♀と判明しました。
クズハキリバチ♀の腹部の刷毛は黒色だが前方は黄褐色とのことで、映像を見直すと確かにその通りでした。(『日本産ハナバチ図鑑』p319より)

飛び立つと少し離れた別の葛の葉に止まり直しました。
クズの葉縁にかすかに噛み跡(歯型)が残っています。
二度三度と場所を変えても、ひたすら身だしなみを整えています。
毎回クズの葉縁を噛んだ体勢になります。
脚が6本もあるのに、それを全部使って身繕いするために、大顎で体を固定するのでしょう。
実際に、身繕い中にバランスを崩しかけても、葉縁を噛んで体を固定していたおかげで滑落を免れました。

後半になるとようやく噛んでいたクズの葉を離し、頭部や触角を前脚で拭い始めました。
長い口吻を伸ばし、前脚を舐めて唾液で湿らせながら顔を念入りに洗っているようです。

もしかするとダニなど吸血性の寄生虫に体外寄生されていて体が痒くてたまらないのか?と心配になったのですが、少なくとも映像で見る限りではクズハキリバチ♀の体表に微小な赤ダニなどは集って居ませんでした。



最後は川の対岸へ元気よく飛び去ったのですが、撮り損ねました。
私が採集しようと決断した途端に殺気を感じたのか、逃げられました。

今回もなぜか葉切り行動はしてくれませんでした。


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


クズハキリバチ♀@クズ葉縁噛み+身繕い
クズハキリバチ♀@クズ葉縁噛み+身繕い:海老反り
クズハキリバチ♀@クズ葉縁噛み+身繕い:海老反り
クズハキリバチ♀@クズ葉縁噛み+身繕い:脚上げ
クズハキリバチ♀@クズ葉縁噛み+身繕い

2018/10/30

アオカナブンとヨツボシオオキスイが樹液酒場で出会うと…



2018年7月下旬

里山の林道脇で定点観察しているコナラの樹液酒場で、1匹のアオカナブンb(Rhomborrhina unicolor)に注目して動画に撮ってみたら、ちょっと興味深い映像が得られました。

アオカナブンbがコナラの幹を少し降りると、立ち止まって前脚で顔を拭いました。
ヨツボシオオキスイHelota gemmata)が居座っている右横の樹液スポットに向かって行きます。
樹液酒場にズカズカと割り込むと、ヨツボシオオキスイを軽く前脚で小突いて蹴散らしました。
樹液酒場での序列は明らかにヨツボシオオキスイよりもアオカナブンが強いようで、闘争らしい闘争になりませんでした。
ところがアオカナブンはその場で方向転換すると、幹に対して上を向いて透明なオシッコをシャッと排泄しました。
オシッコが見やすいようにまずは1/5倍速のスローモーションでご覧下さい。
真下に居るヨツボシオオキスイには直接かからなかったものの、これも一種の攻撃(酷い侮辱)なのかな?
その後もアオカナブンはヨツボシオオキスイが居た樹液酒場には固執せずにコナラの幹をゆっくり登り続けたので、ただ無頓着に排尿しただけなのでしょう。

この樹液に集まっている昆虫相がいまいち貧弱なのは、周囲が杉をメインとした林だからかもしれません。
この日は鱗翅目が1頭も飛来せず、スズメバチ類も見かけませんでした。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


アオカナブンb+ヨツボシオオキスイ@コナラ樹液吸汁

2018/10/29

池の昼塒でくつろぐゴイサギ幼鳥の群れ(野鳥)



2018年8月上旬


▼前回の記事
池でゴイサギの幼鳥をからかう錦鯉(野鳥)

池に突き刺さった落枝にゴイサギNycticorax nycticorax)の幼鳥が集まり、安全な昼塒として休んでいます。
落枝や周囲の枝葉の所々に白い糞が付着していたり抜けた羽毛が引っかかっていたりするので、長い期間、ねぐらとして使われているようです。

1羽の小柄な個体が水際まで降りて水面を見つめています。
尾羽を神経質そうにピクピクと上下に動かしています。
近くでカラスがうるさく鳴き騒いでいるので、少し怖がっているのかもしれません。
急に何かに驚いて跳び上がり、バタバタと羽ばたきました。(@1:26)
落枝上でバランスを崩しかけて慌てています。 
ひょっとすると、背後の水中から錦鯉が幼鳥の足をつついたのか?と思ったのですが、スロー再生で見直すとそれは私の思い違いでした。
直後にゴイサギ幼鳥が羽繕いしたのは、照れ隠しのような転移行動なのかな?
あるいは吸血性の昆虫に刺されたのかもしれませんが、映像で虫は見えませんでした。

いつかゴイサギ幼鳥が池の小魚やアメンボを捕食するのではないかと期待して動画を撮ったのですが、水面から小枝の切れ端を摘み上げただけですぐに捨てました。

上の枝から別個体が飛び降りて来ると、小柄な個体は慌てて右の細い枝に逃げました。
再び尾羽を神経質そうにピクピクと上下に動かしています。
昼塒の止まり木の中で縄張りのような占有行動があるのでしょうか。
堂々としている個体は尾羽を動かしません。
ゴイサギは夜行性のはずなのに、幼鳥は昼間も寝ているどころか元気いっぱいで活動的な印象です。
成鳥はどこに居るのでしょうか?

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


ゴイサギ幼鳥(野鳥)@池:落枝
ゴイサギ幼鳥(野鳥)@池:落枝(瞬膜を閉じた瞬間)
ゴイサギ幼鳥(野鳥)@池:落枝(背後の枝葉に大量の鳥糞が付着)
ゴイサギ幼鳥(野鳥)@池:落枝(背後の枝葉に大量の鳥糞が付着)
ゴイサギ幼鳥(野鳥)群れ@池:落枝
ゴイサギ幼鳥(野鳥)群れ@池:落枝

2018/10/28

ノウゼンカズラを訪花するキイロスズメバチ♀の羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】



2018年7月下旬


▼前回の記事
ノウゼンカズラを訪花するモンスズメバチ♀の羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】

駐車場の隅に立つヒノキの高木に蔓植物ノウゼンカズラが巻き付き、満開の花が咲いていました。
そこへキイロスズメバチVespa simillima xanthoptera)のワーカー♀も吸蜜しに来ていました。
花筒の入口から潜り込む正当訪花を繰り返すので、体の背面が黄色い花粉で汚れています。
花から花へ飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:21〜)

吸蜜後は花筒から頭を抜いた後に身繕いをすることがありました。
触角や顔を前脚で拭って化粧しています。
花から飛び去りながらホバリング中に後脚同士を擦り合わせ、花粉を落としています。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


キイロスズメバチ♀+胸背花粉@ノウゼンカズラ訪花吸蜜
キイロスズメバチ♀+胸背花粉@ノウゼンカズラ訪花吸蜜
キイロスズメバチ♀+胸背花粉@ノウゼンカズラ訪花吸蜜
キイロスズメバチ♀@ノウゼンカズラ訪花+身繕い
キイロスズメバチ♀@ノウゼンカズラ訪花+身繕い

2018/09/29

蔦の葉で化粧するコアシナガバチ♀



2018年7月中旬

コンクリートの塀を覆い尽くしたツタ(蔦)の茂みの中にコアシナガバチPolistes snelleni)のワーカー♀を発見。
ツタの葉に乗って念入りに身繕いしていました。
飛び立つ気配がないので撮影終了。
訪花・吸蜜シーンが撮れず残念でした。
もしかしてツタの茂みの中に巣があるのかと思い、辺りを探してみたのですが、見つかりませんでした。


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


コアシナガバチ♀@ツタ葉+身繕い

2018/09/21

高圧線鉄塔の巣で羽繕い、羽ばたき練習するハシボソガラスの雛鳥(野鳥)



2018年5月中旬


▼前回の記事
前年と同じ高圧線鉄塔の巣で抱卵を始めたハシボソガラス(野鳥)

定点観察の空白期間がかなり開いてしまいました。
今季は樹上に営巣したカラスの巣を優先して調べていたからです。

久しぶりに様子を見に行くと、高圧線鉄塔#19に作られた巣の中でハシボソガラスCorvus corone)の雛が留守番しながら羽繕いしていました。
このときは未だ1羽しか姿が見えません。
他の雛鳥は巣の中で座っていると、下からはなかなか見えないのです。

鉄塔に近づいてから続きを撮ろうとしたら、親鳥の帰巣および給餌シーンを撮り損ねてしまいました。
画面の左で鉄骨に止まって巣の外を見張っているのが親鳥です。
在巣の雛は少なくとも3羽いることが分かりました。
ときどき元気に羽ばたきの練習をしています。
親鳥が鉄骨から鉄骨へピョンと跳んで移動し、今度は逆の方角を見張っています。

最後にようやく親鳥が鉄塔から滑空し、巣を離れました。
雛に与える餌を探しに行ったのです。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

つづく→雛に給餌し糞を巣の外へ捨てに行くハシボソガラスの親鳥(野鳥


ハシボソガラス雛(野鳥)@巣:高圧線鉄塔#19+羽繕い
ハシボソガラス親鳥+雛(野鳥)@巣:高圧線鉄塔#19

2018/09/17

水を飲み毛繕いする猫



2018年6月中旬

民家の玄関先でイエネコFelis silvestris catus)が水の入ったボウルをピチャピチャ舐めてを飲んでいました。
軽くカールした尻尾の先を水を飲みながら左右に振っています。
首輪は付けていませんが、ここで飼われている猫なのでしょう。(野良猫に給餌しているのかな?)

時々こちらを振り返り、舌舐めずりしてから飲水を再開。
身震いすると、段差を降りて座り込みました。
揃えた前足を舐め、毛繕いを始めました。
こちらを見据えたままで、尻尾をくねらせています。

撮っている私の背後にクーラーの室外機があるためファンの騒音がうるさいのですが、コムクドリSturnus philippensis)の親鳥が警戒声♪をずっと発しています。
実は、近くにコムクドリの営巣木があるのです。
猫が雛鳥を襲って捕食するのではないかと私も心配です。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



2018/09/11

夕方の電線で脱糞・羽繕いするモズ♂(野鳥)



2018年7月上旬・夕方18:11〜18:14

川に近い住宅地に囲まれた原っぱが固定式のソーラーパネルを敷き詰めた発電施設になっていました。
その電線にモズ♂(Lanius bucephalus)が止まって眼下の原っぱを見下ろしています。
夕日を浴びて良い感じ。
いつものように尾羽を上下に振りながら、油断なく辺りをキョロキョロ見渡しています。
原っぱで餌となる昆虫を探しているのかもしれません。

電線でピョンと跳んで方向転換しました。
やがて、丸い固形の糞をポトリと排泄。(@0:45)
嘴で羽繕いを始め、足で頭?を掻きました。

撮影中の私はなんとなく、巣立ったばかりの幼鳥ではないかと勝手に思い込んでいました。
じきに親鳥が戻ってきて幼鳥に巣外給餌するのでは?と期待して長撮りしたのですが、空振りに終わりました。
最後は飛び去ったので(撮り損ねた)、幼鳥ではなかったようです。


モズ♂(野鳥)@電線
モズ♂(野鳥)@電線

2018/09/09

夕方の電線で鳴きながら♪羽繕いするコムクドリ♀(野鳥)



2018年6月下旬

郊外の住宅地でコムクドリ♀(Sturnus philippensis)が電線に止まって鳴いていました。
夕方の逆光で見えにくいのですが、羽毛が毛羽立っているのは、夕方の水浴を済ませた後なのか、それとも幼鳥の換羽期なのですかね?
ジャー、チョッ♪と繰り返し鳴いています。
最後のチョッ♪は、舌打ちのような音です。
これは私に対する警戒声なのでしょうか?
巣立ち雛がが親鳥を呼んでいるのかな?
首を傾げては私を見下ろし、鳴きながら羽繕いしています。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


実は同じ日の午後(約3時間前)にもここでコムクドリの家族群と出会っています。
この辺りを縄張りとする同一個体かもしれません。

つづく→コムクドリの家族群が脱糞し電線から飛び去る(野鳥


コムクドリ♀(野鳥)@電線♪

2018/09/03

オオバギボウシの花で化粧するフタモンアシナガバチ♀



2018年7月上旬

小雨がぱらつく午後、民家の花壇に咲いたオオバギボウシの群落でフタモンアシナガバチPolistes chinensis antennalis)のワーカー♀が訪花していました。

正当訪花せずに薄紫色の花筒の外側にとどまっているので、穿孔盗蜜するのかと期待して撮り始めたのです。

▼関連記事
オオバギボウシの花で盗蜜するクマバチ♀
フタモンアシナガバチ♀がユリズイセンの花で盗蜜!?

ところが、フタモンアシナガバチ♀は身繕いしただけで飛び去ってしまいました。
私がもう少し早く蜂に気づいていれば、吸蜜シーンあるいは盗蜜の証拠映像が撮れていたかな?

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


フタモンアシナガバチ♀@オオバギボウシ訪花+身繕い

2018/08/27

ハコネウツギの蕾をこじ開けて吸蜜・集粉するクロマルハナバチ♀



2018年6月中旬


▼前回の記事
ハコネウツギの花で穿孔盗蜜と正当訪花を自在に切り替えるクロマルハナバチ♀

ハコネウツギ(別名ベニウツギ)の生垣で、後脚の花粉籠に白い大きな花粉団子を付けたクロマルハナバチBombus ignitus)のワーカー♀が正当訪花を繰り返しています。
開花前の白い蕾を見つけると、閉じた入口をこじ開けて(食い破って)中に侵入しました。
蕾の花弁に穿孔したものの、雄しべに触れたので穿孔盗蜜ではなく正当訪花の一種と呼べるはずです。
吸蜜を済ませて外に出てくると体中が大量の白い花粉で汚れていました。
開花直前の蕾内の雄しべには花粉が手付かずのまま豊富に残っているため、それを知っているハナバチ類は集粉のために好んで訪れるのかもしれません。
クロマルハナバチ♀はそのまま花にしがみついて身繕いを始めました。
飛び立つとホバリング(停空飛翔)しながら身繕いを続け、後脚の花粉籠に花粉を移しています。

シーン1の最後では動画撮影をうっかり中断してしまいましたが、ハコネウツギの蕾に押し入ったものの正当訪花では舌を伸ばしても蜜腺に届かなかったようです。
外に出て来た蜂は同じ蕾に対して今度は花筒の外側から穿孔盗蜜を始めました。(@0:15〜0:18)


クロマルハナバチ♀@ハコネウツギ蕾+穿孔(侵入)開始

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