ラベル スローモーション の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル スローモーション の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2019/08/14

ムラサキツメクサの蕾に産卵するツバメシジミ♀【HD動画&ハイスピード動画】



2019年5月下旬

堤防沿いの道端に咲いたムラサキツメクサ(=アカツメクサ)の群落でツバメシジミ♀(Everes argiades hellotia)を見つけました。
蕾に止まって休んでいるように見えたので、飛び立つ瞬間を240-fpsのハイスピード動画で記録しようと撮り始めました。(@00:00〜3:16)
後翅に見落としそうなぐらい小さな尾状突起があるので、ヒメシジミではなくツバメシジミです。
閉じた翅の僅かな隙間から見えた翅表が茶褐色ですから、♀と判明。

映像を見直してみると、なんとツバメシジミ♀は腹端をムラサキツメクサの蕾に擦り付けて産卵していました。
本種の食草はシロツメクサなど各種マメ科植物とのことで、納得しました。
古い図鑑ですが、保育社『原色日本昆虫生態図鑑IIIチョウ編』でツバメシジミの産卵行動について調べると、

母蝶は食草の新芽・つぼみ・花などに1個ずつ産卵する。(p196より引用)


産卵後のツバメシジミ♀は飛び立つと、辺りの草むらをしばらく落ち着きなく飛び回りました。
ようやくイネ科の草の葉に止まると、翅を半開きにして休息。
後翅の尾状突起をまるで触角のように交互に動かすことで、頭部が逆向きにも付いているように見せかけています。
こうすれば、もし捕食者に襲われても本当の頭部に致命傷を負う確率を減らすことができます。
シジミチョウ科でよく見られるこの現象・行動は、自己擬態と呼ばれています。
この個体も、後翅の尾状突起付近が破損しているのは鳥に襲われたビークマークかもしれません。
(鳥が昆虫を狩るときには、頭部などの急所を狙います。)

ムラサキツメクサの花蜜を吸うシーンは残念ながら撮れませんでした。


ツバメシジミ♀@イネ科葉
ツバメシジミ♀@イネ科穂
ツバメシジミ♀@イネ科穂

2019/08/13

ヒメハナバチの営巣地で穴掘りを邪魔し、巣口に侵入を試みるアリ【ハイスピード動画】



2019年5月中旬・午後12:03〜12:10


▼前回の記事
ヒメハナバチの営巣地でホバリングする寄生アブ?との攻防【ハイスピード動画】

花から花粉を運んで営巣地(集団コロニー)に戻って来たヒメハナバチ科(またはコハナバチ科?)の一種♀aが地面を掘っている様子を240-fpsのハイスピード動画で撮影しています(画面中央下)。
そこへ別個体bが空荷で飛来するも、2匹は互いに無関心です。
その羽ばたきで地面に落ちていた虫の抜け殻が舞い上がりました。

次に大小2匹のクロアリ(種名不詳)ワーカー♀が通りかかりました。
小さい方のアリが穴掘り中のヒメハナバチ♀aに触角で触れました。(@0:37)
その途端に驚いたヒメハナバチ♀aが慌てて飛び立ちました。
まさにお邪魔虫。

すぐにまた花粉団子を後脚に付けたヒメハナバチ♀aが戻って来て、穴掘りを再開しました。
地面にあるはずの巣穴の位置を突き止められず、飛び立ちました。
辺りの様子を見回ってから(定位飛行)再び戻ってきて着陸、穴掘りを再開。

今度は花粉団子を付けた別個体♀cが飛来し、穴掘り中の♀aの傍に着地しようとしました。(@1:44)
すると巣口を見つけられない♀aは飛び去ってしまいました。
2匹は同種だと思うのですが、若干の体格差があるようです。

後から来た♀cの方が帰巣能力が優秀で、遂に巣口を探り当てて中に入りました。(@2:05〜2:45)
小石(砂粒)を少し横に掻き分けてその下を掘ったら小さな巣口が現れたのです。
まるで「開けゴマ!」と呪文を唱えたようです。
入巣と同時に小石が自然に転がって巣口を塞ぎました。(@2:46)
自動扉による戸締まりで防犯対策は万全です。
素人目にはもう巣口がどこにあったのか分からなくなってしまいました。

続けてもう一匹の♀が採餌場から花粉団子を運んで来ました。(@2:54)
さっき逃げた♀aかもしれません。
営巣地に着陸すると巣口を探して試掘を始めます。
しかし微妙に違う場所を探しています。

空荷の別個体が画面下から飛来するも、互いに無関心で通り過ぎました。(@3:30)
空荷の個体が雄蜂♂なのか同種の♀なのか、それとも別種の蜂なのか、私には分かりません。

労働寄生性ハナバチの可能性もありそうです。(※ 追記参照)

徘徊中のクロアリ(種名不詳)のワーカー♀が巣口を偶然に見つけてしまいました。(@4:00)

蟻は目がほとんど見えませんから、匂いでヒメハナバチの巣穴を嗅ぎ当てたのでしょう。
頭を突っ込んで侵入を試みるも、諦めました。
巣の中から門衛に撃退されたのかな?
横で地面を試掘中の♀a+花粉団子とアリがニアミスし、ヒメハナバチ♀aが少し飛び上がってアリを営巣地から追い払いました。
再び着陸した♀aは必死で巣口を探しますが、依然として見つけられません。
すぐ近くにあるのに、見ている私ももどかしいです。

実はこの辺りは多数の巣穴が開いている集団コロニーらしく、どの巣に注目して撮影しようかと目移りするほどでした。
巣口が常に開きっぱなしの巣もあり、それが普通なのかもしれません。(映像なし)
今回撮影した巣口が小石で塞がれてしまって迷子を生み出しているのは事故みたいなもので、アリやヒトが営巣地を徘徊して踏み荒らしたせいなのかな?
それとも蜂が巣から外出する際に戸締まりする習性があるのでしょうか?
迷子になっている個体は外出経験が浅いのか、それとも馬鹿なのかな?

登場したクロアリは普通種のクロヤマアリかクロオオアリだと思うのですが、しっかり確かめていません。

つづく→ヒメハナバチ♀複数個体が同じ巣に出入り、出巣の定位飛行




※【追記】
北海道大学のキャンパスでホクダイコハナバチの生態を解明した坂上昭一『ハチの家族と社会:カースト社会の母と娘』という中公新書の名著を読み直すと、「寄生者たち」と題した章が設けられていました。
労働寄生性のコハナバチ、エサキヤドリコハナバチの飛来である。ホクダイとほぼ同大、漆黒で腹の前半が鮮紅色のハチだ。地表すれすれにとびまわりつつ巣を探し、持ち主がいないと侵入し、持ち主の労苦の成果を横取りする。 (p30より引用)

しかし腹部が赤い蜂を私は見ていません。
『日本産ハナバチ図鑑』を紐解くと、ヤドリコハナバチ属は多数の種が知られていて、腹部の前半が赤いのは♀で、♂は全身が黒い種類もいるようです。
とりあえず、私が見ているハチがヒメハナバチ科なのかコハナバチ科なのか、確かめることが先決ですね。

2019/08/10

ヒメハナバチの営巣地でホバリングする寄生アブ?との攻防【ハイスピード動画】



2019年5月中旬・午後12:02


▼前回の記事
採餌後に地面の巣口を見失ったヒメハナバチ♀の一種【HD動画&ハイスピード動画】

ヒメハナバチ科(またはコハナバチ科?)の一種♀が採餌から営巣地(集団コロニー)に戻って来て地面を掘っている様子を240-fpsのハイスピード動画で撮影していると、意外な珍客が登場しました。

巣口を見つけられずに苦労しているヒメハナバチ♀の背後で1匹の小さな虻が地面スレスレの低空でホバリング(停空飛翔)しています。
寄生ハエの♀が寄主の巣に産卵するチャンスを虎視眈々と狙っているのだとしたら面白いのですが、素人目には(寄生ハエではない)ホソヒラタアブの仲間にしか見えません。
辺りには芝生(?)が疎らに生えているだけでハナアブ類が好むような花は咲いていませんし、こんな裸地に一体何の用があるのか謎です。
交尾相手の♀を待ち伏せしているホソヒラタアブ♂なのでしょうか? (だとしても♀がこんな所に来るでしょうか?)
あるいは寄生性ツリアブの一種なのですかね?
このアブ(?)について何かご存じの方は教えて下さい。
同定用の高画質写真は撮れていません…。

ホバリングしている虻が、穴掘り中のヒメハナバチ♀aとの距離をこっそり縮め始めました。
そこへもう別個体の蜂bが飛来しました。
後脚の花粉籠に花粉を運んでいない空荷の個体です。(雄蜂♂なのかも?)
虻と一緒にもつれ合うように飛び去りました。
営巣地を寄生者から防衛しているのでしょうか?
蜂bがタイミング良く飛来したのは、たまたまですかね?



北海道大学のキャンパスでホクダイコハナバチの生態を解明した坂上昭一『ハチの家族と社会:カースト社会の母と娘』という中公新書の名著を紐解くと、「寄生者たち」と題した章が設けられていました。

ヒメホオビロハナバエ(諏訪正明博士同定・新和名)は巣の近くの地表で、ハチの帰巣をじっと待っている。帰ってくると飛び立ち、その1ー2センチ後を追う。ハチは敵の存在に気づいているのか、左右にコースを変えるが、ハエは実に正確にその飛跡をたどる。ハチが着地して巣に消えると、ハエは巣口に腹をつっこむ。ときには中まで潜っていく。このとき卵、または体内でかえった幼虫を産むのだろう。巣はかなり多いのに、ハエはハチのもどってきた巣にしか入らない。寄主の存在が確実な巣のみをねらうのだろうか。(p31より引用)


しかし「ヒメホオビロハナバエ」でインターネット検索しても、画像(写真)はおろか全く何も情報がヒットしません。
その後に和名が変わったとしても、本に学名が併記してあれば追求できたのに、残念です。
とりあえず、私が見ているハチがヒメハナバチ科なのかコハナバチ科なのか、確かめることが先決ですね。


つづく→ヒメハナバチの営巣地で穴掘りを邪魔し、巣口に侵入を試みるアリ【ハイスピード動画】


2019/08/08

採餌後に地面の巣口を見失ったヒメハナバチ♀の一種【HD動画&ハイスピード動画】



2019年5月中旬・午前11:55〜12:11

この時期(早春)に活動するハナバチと言えば、ウツギヒメハナバチなどが有名です。
ウツギの花で採餌する♀や♂の求愛行動などはこれまで観察しているものの、どうしても営巣地を見つけられませんでした。
今回、ヒメハナバチ科(またはコハナバチ科?)の一種の集団コロニーを偶然に見つけました。

後脚の花粉籠に黄色い花粉団子を満載した蜂が営巣地を低空でぐるぐる飛び回ってから、飛び去ってしまいました。
しばらくすると採餌から帰巣した別の♀が(黄色い花粉団子を満載)裸地を掘っていました。
しかし巣口を見つけられずに飛び去ってしまいます。
出巣の際に巣口を一時閉塞する習性があるのかな?
もしかすると、直前に私が気づかずに歩き回って営巣地を踏み荒らしてしまった可能性もあります。

私が近くで突っ立ているせいで、帰巣した蜂にとって営巣地の景色がガラリと変わってしまって迷子になっているのでしょうか?
蜂は記憶を頼りに何度も帰巣をやり直しては巣口を必死で探しています。
あるいは、たっぷり採餌した後で一から巣穴を掘り始める蜂なのでしょうか?(狩蜂ならともかく、そんな非効率な営巣習性のハナバチは記憶がありません。)
養蜂ミツバチの大量死(蜂群崩壊症候群)で騒がれたように、ネオニコチノイド系農薬(殺虫剤)の影響で記憶や認知機能が低下しているのでしょうか?
(フィールドで見かけるミツバチやマルハナバチの数が今季は少ない印象があり、非常に気がかりです。)

映像を見直すと、気になる物がちらっと写っていました。(@0:15)
画面左下隅の地面にある黒い小さな物体(小石?)が蜂の頭部のようにも見えます。
門衛が巣内から顔を出して外を見張りつつ巣口を塞いでいるのかな?と想像してみたのですが、定かではありません。

事態をややこしくしているのは、映像に登場する蜂が少なくとも2種類いるように見えることです。
後脚の花粉籠に黄色い花粉団子を満載した個体と空荷の個体です。
採餌から戻った個体は全身が黄色い花粉でうっすらと汚れているために、空荷の♀とは同種でも見た目の印象が変わって見えるのかもしれません。
空荷の個体は体表の光沢が目立ちます。
同種の♀と♂が営巣地を飛び回っているのでしょうか?
採集してきちんと調べたら、本当に別種の蜂かもしれません。

巣穴を試掘してから飛び立った♀(+花粉団子)が別個体(空荷)と空中でコツンと衝突しました。
初めの♀は驚いて飛び去ってしまいました。
小競り合いの様子を1/5倍速のスローモーションでリプレイします。
集団コロニーで近所の♀同士で縄張り争いがあったりするのかもしれません。
それとも雄蜂♂が♀に交尾を迫る求愛行動なのかな?
同様のシーンが何度も繰り返されます。
空荷の個体も地面を少し掘っただけで、すぐに諦めて飛び去ってしまいます。
辺りを低空で飛び回ると、再び同じ場所に着地しました。
そこへ花粉団子を満載した♀個体が戻って来て、追い払われました。
この♀も巣穴を見つけられずに地面を試掘しただけで、諦めて飛び去ってしまいました。
事態が一向に進展しないので、見ている私も次第にやきもき(苛々)してきます。

蜂の飛翔があまりにも敏捷なので、一体何が行なわれているのか素人目にはさっぱり分かりません。
そこでやや引きの絵にして、240-fpsのハイスピード動画に切り替えてみました。(@2:23〜5:57)
すると効果は絶大で、文明の利器のありがたみを実感します。
逆に、スーパースローの映像が撮れない時代に蜂の詳細な観察記録を残した先人の偉大さが際立ちます。

花粉籠を花粉で満載した♀が地面で穴掘りしています。
諦めて飛び立つと、出巣のときの視覚記憶と照らし合わせるように定位飛行してから、「やっぱりこの辺りだわ」とばかりに、ほぼ同じ場所に着陸しました。
小石(砂粒)の間に頭を突っ込んで少し掘ってみたものの、諦めて再び飛び去りました。
採餌から帰巣した♀蜂は営巣地の裸地で小刻みに離着陸を繰り返し、あちこちで試掘を繰り返して巣口を探し回っています。
帰巣時に迷子になりやすいのなら、予め巣口付近にフェロモンで匂い付けしておけば良いのに…と私は余計なお世話を妄想しながら見ていました。(これからそのように進化するはず!?)

自然界の生き物は初心者にも手加減しません。
図鑑や本に書いてあるようなスッキリ分かりやすい状況ではなく、現実のフィールドではいきなり難しい応用問題が目まぐるしく繰り広げられます。
観察しても混沌としていて、とにかく分からないことばかりです。
これから謎を一つずつ解きほぐしていくしかありません。
映像で蜂の名前の見当が付く方がいらっしゃいましたら、是非教えてください。

ウツギヒメハナバチかどうか未だ分かりませんが、周囲にウツギの木は未だ見つかっていません。

今後も定点観察に通う必要があるため、場所を秘匿します。
当地では珍しいカシワの木を某所で見つけて、春に芽吹く様子を写真に撮るため定点観察に通っていました。
その根元付近の地面に何気なく目をやると、とても小さな蜂(ミツバチよりも小型)が多数飛び回っていたのです。
辺りにはカシワ以外の樹種(落葉性広葉樹)も混在していましたが、問題の営巣地は木陰ではなく日当たりが良いギャップになっていました。
地面は少し斜面になっていて、芝生(?)が疎らに生えていました。
周囲の環境などもこれ以上詳しく書くのを(当分の間は)控えますが、人里離れた自然豊かな環境というより、意外にも都市環境に近いです。
生息地(集団コロニー)がいつ人為的に荒されるか危ぶまれる場所なので、なおさら気を使います。
たとえ普通種のハナバチでも、初めて観察する私にとっては大切なフィールドです。

つづく→ヒメハナバチの営巣地でホバリングする寄生アブ?との攻防【ハイスピード動画】




【追記】
北海道大学のキャンパスでホクダイコハナバチの生態を解明した坂上昭一『ハチの家族と社会:カースト社会の母と娘』という中公新書の名著を紐解くと、営巣地で終日観察したなかで「変わった行動」を示した個体が記録されていました。
巣12の♀は、9時32分に外出したきり、観察終了まで戻らなかった。ただし翌日は帰巣していた。このような例は記憶喪失の結果と思われる。まだ未経験の若バチだったのかもしれない。類似の例が17の観察巣で7回見られた。 (p30より引用)
とりあえず、私が見ているハチがヒメハナバチ科なのかコハナバチ科なのか、確かめることが先決ですね。

ヒメハナバチ♀sp+花粉団子@巣穴掘り
ヒメハナバチ♀sp+花粉団子2@帰巣
ヒメハナバチsp-花粉団子@巣穴掘り
ヒメハナバチ♀sp±花粉団子2@帰巣ニアミス

2019/08/07

セグロセキレイ♂が中州で虫をフライングキャッチ【HD動画&ハイスピード動画】(野鳥)



2019年5月下旬・午前6:47〜7:10

▼前回の記事
川岸で水浴するセグロセキレイ♂(野鳥)

川で水浴を済ませたセグロセキレイ♂(Motacilla grandis)は、雑草だらけの中州で小さな虫を捕食し始めました。
飛んでいる昆虫を華麗に舞うように空中で繰り返しキャッチしています。

フライングキャッチの妙技を240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:00〜)
捕らえた獲物を嘴に貯めているので、巣に持ち帰って雛に給餌するのでしょう。
画面奥の川面にはカゲロウの成虫が飛び交っています。
セグロセキレイ♂は何度も果敢に飛び上がっているものの、実はフライングキャッチの成功率は高くないようです。

最後は意外な珍客の登場です。
セグロセキレイ♂と入れ替わるように、川の向こうから1羽のコチドリCharadrius dubius curonicus)が飛来し中州に着陸しました。
この2種間で縄張り争いは特に見られませんでした。


2019/07/19

飛べ!ナガメ【HD動画&ハイスピード動画】



2019年5月中旬

川沿いの日当たりの良い小路に咲いていたノダイコン(大根の内陸性自生種)の群落でナガメEurydema rugosa)が何匹も飛び回っていました。
飛翔シーンをまとめてみます。(複数個体を撮影)
茎を歩いて登った後で、花や葉から翅を開いて次々と飛び立ちます。
飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:34〜)
どうやら飛ぶのは不器用らしく、前方の花などにぶつかりながらも強引に飛び去りました。


ナガメ@葉+飛翔前

2019/06/02

セイタカアワダチソウを訪花するイチモンジセセリの羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】



2018年10月中旬

農道沿いに咲いたセイタカアワダチソウの群落でイチモンジセセリParnara guttata)が訪花していました。
翅を半開きにしたまま吸蜜しています。

飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:21〜)
スローモーションで見ると、吸蜜後に口吻をゼンマイ状にクルクルと丸めながら収納する様子も面白いですね。
同一個体をしつこく追いかけて繰り返し撮影。

オオチャバネセセリと迷うのですが、イチモンジセセリですよね?
(参考:フィールドガイド『日本のチョウ』P304)
「イチモンジ」セセリなのに後翅裏面の斑紋がきれいな一列に並ばない個体もいるらしく、素人には悩ましいです。


イチモンジセセリ?@セイタカアワダチソウ訪花吸蜜

2019/05/28

ハシブトガラスが秋の河原で水浴して飛び去るまで(野鳥)【HD動画&ハイスピード動画】



2018年10月下旬・午後16:00頃(日の入り時刻は午後16:53)

夕方の河原でハシブトガラスCorvus macrorhynchos)の群れが集まり、水浴びをしていました。

岸辺近くの浅い所で行水している個体に注目しました。
カラスの羽は単純な黒い色素ではなく構造色で、西日を浴びると角度によってはメタリックな紫色に輝いてなかなか美しく見えます(濡れ羽色)。
次にハシブトガラスは横の石にピョンと飛び乗ると、身震いして水気を切り、羽繕いを始めました。
ここまでが1セットで、同じルーチンを何度か繰り返します。

再び入水して水浴をやり直します。
2回目の水浴行動を240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:55〜)
スローモーションにすると、豪快に飛び散る水飛沫が映えます。
嘴を水中に突っ込んで顔を左右に振っています。
同時に左右の翼を水面に叩きつけるようにして背中に水を掛けています。
行水が済むと、横の石にピョンと飛び乗り、身震い、羽繕いをします。
その場で白い液状の糞を排泄しました(@2:49)。
自分が水浴する川の水を糞で汚しているのは、なんだか残念です。
水洗トイレのつもりなのでしょうか。
別個体のハシブトガラスが左に着陸するのと入れ替わるように、力強く羽ばたいて飛び立ちました。
そのまま流し撮りすると、対岸へ飛び去り河畔林の(オニグルミ?)樹冠の枝に止まるまで見届けました。
これから就塒前集合が始まります。

実は「河原で水浴するハシブトガラス」という題材は、同じ河原で夏にも撮影しています。
秋になっても夏と同じく、夕方に塒入りする前に河原に集まって水浴していた、という記録です。
(水浴のやり方は、夏も秋も同じでした。)
私が本当に撮影したいテーマは、雪国のカラスは寒くなっても冷たい川で水浴するのか?という問題です。
カラス関連の本を読むと、冬は水浴のついでに雪浴びをするらしく、想像するだけで魅力的なテーマです。
(例:中村眞樹子『なんでそうなの 札幌のカラス』)



実際に雪が積もった厳冬期にこの河原へときどき通ってみると、残念ながら当地のカラスは夕方の河原に全く集まらなくなりました。
集団塒の場所を変えたのかもしれません。

ハシブトガラスやハシボソガラスは留鳥とされていますけど、群れの大半が暖かい地方へ移住して冬越しするのではないか?と私は推測しています。
いつ頃からカラスが河原に来なくなるのか?という点は、定点観察の間隔がかなり飛び飛びに開いてしまったので、突き止められませんでした。


ハシブトガラス+ハシボソガラス(野鳥)混群@河原+水浴

2019/05/25

ブロッコリーを訪花するキタキチョウの羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】



2018年11月下旬

農村部のブロッコリー畑でキタキチョウEurema mandarina)が訪花していました。
吸蜜時にはいつも翅をしっかり閉じています。

花から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:51〜)


キタキチョウ@ブロッコリー訪花吸蜜
キタキチョウ@ブロッコリー訪花吸蜜
キタキチョウ@ブロッコリー訪花吸蜜

2019/05/23

電柱から飛び立つチョウゲンボウ♀♂の羽ばたき(野鳥)【HD動画&ハイスピード動画】



2018年11月下旬
▼前回の記事
屋上の梯子から飛び立つチョウゲンボウ♂(野鳥)

屋上から飛んで逃げたチョウゲンボウ♂(Falco tinnunculus)を追いかけると、♀と同じ電柱に止まっていました。
田んぼに隣接した住宅地です。
チョウゲンボウのつがいを一緒に撮れたのは初めてです。
電柱の天辺に居る♀(頭部が茶色)は、初めに刈田を飛び去るのを撮った個体です。

▼関連記事
刈田を低空で飛ぶチョウゲンボウ♀(野鳥)

頭部が青っぽい♂は♀より一段下の電線の金具に止まっていました。
♂が頻りに会釈を繰り返しています。
鳴き声は聞き取れませんでした。
チョウゲンボウは♀の方が♂よりもやや体格が大きいらしいのですが、この映像では逆(♀<♂)に見えるのは遠近法の影響なのでしょう。

チョウゲンボウが電柱から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:29〜)
♀♂つがいがなぜか右の方を気にして見ています。
まず♀が一度フェイントした後で、右下へ飛び去りました。
♂はそれを見送り、しばらく辺りをキョロキョロ見渡していました。
ようやく♂がこちらに向かって飛び立ち、左下に滑空して消えました。(見失った)

※ 動画編集時に手ブレ補正処理したら、副作用で不自然な動きが残ってしまいました。

シリーズ完。


チョウゲンボウ♀a♂b(野鳥)@電柱天辺/電線
チョウゲンボウ♀a♂b(野鳥)@電柱天辺/電線
チョウゲンボウ♀a♂b(野鳥)@電柱天辺/電線

2019/05/20

キタテハ秋型の日光浴と飛び立ち【HD動画&ハイスピード動画】



2018年11月下旬

郊外の住宅地で秋型のキタテハPolygonia c-aureum)が砂利道に止まっていました。
翅を全開にして日光浴しています。
私が動画を撮りながら近づいても逃げませんでした。

飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画に切り替えてみました。(@0:24〜)
帽子を投げつけたらキタテハは素早く飛び立ち、逃げて行きました。


2019/05/18

飛べ!ブドウトリバ(蛾)【HD動画&ハイスピード動画】



2018年11月下旬

室内の白壁にブドウトリバNippoptilia vitis)が止まっていました。
寒い屋外から迷い込んだのでしょう。
本種は成虫で越冬するのですかね?

接写を始めると、木の窓枠で静止していたブドウトリバがわずかに歩き、続いて右の触角が動きました。
下から金属製定規を当てて開張を採寸します。
定規をゆっくり近づけると蛾はすぐに飛んで逃げ、白い壁紙に止まり直しました。

飛び立つ瞬間を狙って、240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:38〜0:46、0:59〜1:08)
指の爪先で右後脚に軽く触れると、慌てて飛んで逃げました。
今度も準備運動の羽ばたきをやりませんでした。

二度目(Take 2)はやや引きの絵でハイスピード動画撮影してみましょう。
定規をそっと近づけて飛び立たせます。
ブドウトリバは明るい窓に向かって飛んで行きました。
その飛ぶ姿は、なんだかガガンボを連想しました。

西口親雄『森はナゾがいっぱい』という本を読んでいたら、トリバガを幼虫から飼育したマニアックな記録がありました。

飼育容器から、1匹、逃げだした。部屋の中を、ヒラヒラ飛んでいく。一生懸命、翅をはばたかせているが、進まない、という感じで、飛んでいる。翅がなん枚にも切れているから、当然だ。トリバガは、なぜ、翅を切ったのか。 (p23より引用)



※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


ブドウトリバ(蛾)@白壁macro
ブドウトリバ(蛾)@白壁・全景
ブドウトリバ(蛾)@窓枠macro

順番待ちして熟柿を食すスズメの群れ(野鳥)【HD動画&ハイスピード動画】



2018年11月下旬

民家の庭に植えられたカキノキスズメPasser montanus)が群がって熟柿を啄んでいました。
1羽が食べていた熟柿の上に、なんと白い軟便を排泄しました!(@0:03)
衛生観念の欠如にびっくり。
そこへもう1羽が飛来すると、先客のスズメは驚いて飛び立ち隣の小枝へ移動しました。
ちなみに背後でキュルキュル…と絶えず聞こえる耳障りな音は、近くの町工場からスチームが吹き出る音です。

240-fpsのハイスピード動画に切り替えてスズメが柿の枝から枝へ飛び移る様子を撮ってみました。(@0:39〜)
すると偶然にも、興味深いシーンが記録されていました。
同じ熟柿に2羽のスズメが並んで止まっていたのですが、嘴で横の個体を軽く突いて攻撃し、追い払いました。(@0:45)
熟柿を独り占めする占有行動があるとは知りませんでした。
群れの個体間に「つつきの順位」(上下関係)があるのでしょう。
このカキノキには他にも沢山の熟柿が実っているのに、順番待ちになるほどとりわけ美味しい果実があるようです。

順番を待っている2羽が近くの枝から枝へ跳び回っています。
やがて熟柿を食べていた個体が場所を譲りました。
すかさず、順番待ちをしていた1羽が熟柿を食べ始めます。
2番手の個体も一口食べただけで、場所を譲りました。
最後は次々に飛び去りました。


スズメ(野鳥)@カキノキ樹上+熟柿採食

2019/05/16

ブロッコリーを訪花するヒメアカタテハの羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】



2018年11月下旬

農村部のブロッコリー畑でヒメアカタテハVanessa cardui)が訪花していました。
翅を半開きで軽く開閉しながら吸蜜しています。
花から花へ飛び回り、翅の裏面も見せてくれました。
近くの花へ歩いて移動することもあります。

ヒメアカタテハが花から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@2:46〜)

キタキチョウEurema mandarina)が近くに飛来するとヒメアカタテハは牽制するように翅を全開にしました。
するとキタキチョウはすぐに飛び去りました。
キタキチョウとのニアミスは1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@1:55〜2:04)

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


ヒメアカタテハ@ブロッコリー訪花吸蜜
ヒメアカタテハ:翅裏@ブロッコリー訪花吸蜜

2019/05/13

ブタナを訪花するイチモンジセセリの羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】



2018年11月上旬

河原の土手に咲いたブタナの群落でイチモンジセセリParnara guttata)が訪花していました。
翅をしっかり閉じて吸蜜しています。

花から花へ飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:30〜)
羽ばたくと初めて翅表を見ることが出来ます。
複数個体を撮影。


【追記】
この花の名前を長らくオオジシバリだと思い込んでいたのですが、外来種(帰化植物)のブタナと分かったので訂正しておきます。


イチモンジセセリ@ブタナ訪花吸蜜

2019/05/11

モンシロチョウ♂同士の誤認求愛



2018年10月下旬・午後15:25頃

郊外の広い畑でダイコン(大根)の葉表にモンシロチョウ♂a(Pieris rapae)が翅を広げて止まり、日光浴していました。
しばらくすると自発的に飛び立ちました。
大根畑をせわしなく飛び回り、茂みの下方を重点的に探雌飛翔しています。

飛翔中にもう1頭とニアミスするも、求愛せず。
飛び疲れたのか、再びダイコンの別な葉表に止まりました。
やはり翅を広げたまま休んでいます。
そこへ別個体の♂bが飛来し、そそっかしく♀と誤認して
♂aの背後から迫ると求愛しました。
葉上の個体♂aは迷惑そうに開いていた翅をパタパタと動かしただけで、モンシロチョウの♀がやる交尾拒否姿勢(腹端を持ち上げる)にはなりませんでした。
過ちに気づいた♂bは、諦めてすぐに飛び去りました。
まずは1/5倍速のスローモーションでじっくりご覧下さい。(続けて通常の1倍速の動画が流れます。)

フィールドガイド『日本のチョウ』という図鑑を手に入れてモンシロチョウの性別を見分けられるようになったおかげで、配偶行動の解釈が捗ります。


最後にカメラを横にパンすると、ダイコンの周囲は白菜?、チンゲンサイ、キャベツなどアブラナ科の作物ばかりでした。
(他にはネギを植えた畝もありました。)
アブラナ科を食草とするモンシロチョウにとっては天国みたいな畑です。
多数のモンシロチョウが飛び回っているのも納得です。


モンシロチョウ♂a@ダイコン葉+日光浴
モンシロチョウ♂a vs ♂b@誤認求愛

2019/05/08

ブタナを訪花するヒメアカタテハの羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】



2018年11月上旬

暖かな秋晴れの日の午後に、河原の土手に咲いたブタナの群落でヒメアカタテハVanessa cardui)が訪花していました。

花から花へ忙しなく飛び回ると、翅を開いたまま吸蜜しています。
複数個体を撮影。

花から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:39〜)



【追記】
この花の名前を長らくオオジシバリだと思い込んでいたのですが、外来種(帰化植物)のブタナと分かったので訂正しておきます。


ヒメアカタテハ@ブタナ訪花吸蜜
ヒメアカタテハ@ブタナ訪花吸蜜

ブタナ花・全景
ブタナ花・全景
ブタナ花

2019/05/05

ホシホウジャク(蛾)がイソトマの花で吸蜜ホバリング【HD動画&ハイスピード動画】



2018年11月上旬・午後14:07

民家の花壇に咲いたイソトマの群落でホシホウジャクMacroglossum pyrrhosticta)が訪花していました。
高速で羽ばたいて花の手前で停空飛翔(ホバリング)しながら長い口吻を器用に差し込んで、吸蜜しています。
一方、同じ花壇でイソトマの隣に咲いたシソ科の園芸品種(名称不明)には訪花しませんでした。
時刻は未だ午後14:00過ぎなのに夕方に近い薄暗さなので、薄暮性のホシホウジャクが活動を始めたのでしょうか。
私がカメラを手に喜び勇んで駆けつけると逃げてしまったのですが、その場で少し待つとまた舞い戻ってきてくれました。

ホバリング吸蜜の様子を240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:10〜6:03)
羽ばたきがあまりにも高速なので、撮れたスローモーションを更に1/4倍速に加工してお見せします。(最終的には1/32倍速映像)
後翅の橙黄色帯が幅広いので、クロホウジャクではなく、ホシホウジャクと判明。
飛んでいる間は常に足を後方に曲げて空気抵抗をなるべく減らしていることも分かります。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

ホシホウジャク(蛾)@イソトマ訪花+ホバリング吸蜜

この星型をした薄紫色の花は私の知らない植物でした。
ギザギザの葉が特徴的です。
園芸植物の図鑑で調べると、オーストラリア原産のイソトマと分かりました。


イソトマ花(薄紫)@花壇・全景
イソトマ花(薄紫)@花壇

イソトマ花(薄紫)@花壇

2019/05/01

銀色に光るマットに離着陸するノシメトンボ♂の羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】



2018年10月中旬・午後15:00頃

湿地帯で柳などが生えた林縁の遊歩道にキャンプ用品の銀マットを敷いたら、しばらくするとトンボが集まってくるようになりました。
マットの表面に蒸着したアルミ・コーティングの反射光を水溜りと誤認して産卵しに来たのでしょうか?
実験は午後に行い、日が傾いて日陰になったらこまめに銀マットを日向へ移動しました。






まずやって来たのはノシメトンボ♂(Sympetrum infuscatum)です。
銀マットの端に止まり、翅を翅を深く下ろして休息しています。
銀マットは断熱性があり地面に直接座るよりも暖かいので、トンボにも日光浴で体温を上げる効果がありそうです。
大きな複眼のある頭部はグリグリと動き、常に辺りを油断なく見渡しています。
ここに縄張りを張り、交尾相手の♀が飛来するのを待ち伏せしているのかもしれません。

ときどき自発的に離着陸を繰り返すので、飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@00:14〜1:01)
頭部が動いて目標を見定めてから、羽ばたいて離陸しています。
飛び立ってもすぐにまたほぼ同じ場所に舞い戻ってきます。
ただし着陸する向きは変えました。
スローモーション映像を見る限り、空中で獲物を捕獲してきた様子はありません。
銀マット上で休むノシメトンボ♂は上空を動く物(虫?)に反応しているようですが、翅をピクッと動かしただけで飛び立たないこともありました。

しばらくすると同種♂がもう1匹飛来し、銀マット上の近くに着陸しました。
並んだ2匹は違う方向を向いて止まっています。
♀を獲得するために縄張りを張っているのなら、ライバル♂同士が互いに排斥する(追い払う)行動が見られなかったのは不思議です。
しかし2匹のノシメトンボ♂は落ち着きなく飛び回り、銀マット上で休む場所を変えました。
先程よりも互いに離れて止まるようになりました。
このとき1匹の♂が不思議な飛び方をしたので、1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみます。(@2:04〜)
飛び上がったノシメトンボ♂が羽ばたきながら銀マットのすぐ上の空中で腹部を前屈させました。
撮影中はトンボ♀の産卵行動(¶)と似ているように見えて興奮したのですが、♂の行動にしては奇妙です。
苦し紛れに想像するに、交尾相手の♀を把握器で掴む練習なのでしょうか?

¶ただしノシメトンボ♀の産卵法は打水産卵ではなく打空産卵なので、辻褄が合いません。

▼関連記事
ノシメトンボ♀♂の交尾と連結打空産卵


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


一方ノシメトンボの♀は銀マットに対してどのように反応するでしょうか?
つづく



2019/04/30

ウラナミシジミ♀の飛び立ち【ハイスピード動画】



2018年10月中旬


▼前回の記事
ウラナミシジミ♀が後翅を擦り合わせる訳とは?

水路の土手でウラナミシジミ♀(Lampides boeticus)がセイタカアワダチソウの蕾に止まっています。
訪花中ではなく、翅を閉じて休んでいました。
性別を見分けるには翅表を見たいのですが、飛び立つ瞬間を狙うしかありません。
240-fpsのハイスピード動画で撮ってみました。
ところがどういう訳か、物を投げつけてもなかなか飛び立ちませんでした。
指で軽く触れるとようやく飛び去りました。
スーパースローでもかなり素早い羽ばたきです。
1回目は逆光で翅表の色がよく分からなかったものの、テイク2では飛翔シーンがばっちり撮れました!

(ウラナミシジミの)翅の表は光沢のある青色に黒褐色の縁取りがあるが、オスが青色部分が広いのに対し、メスは青色部が少なく、黒褐色が大部分を占める。(wikipediaより引用)

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


ランダムに記事を読む