2017/12/23

オオハンゴンソウの花で採餌するスミスハキリバチ♀?



2016年10月上旬

山村の農道脇に咲いたオオハンゴンソウの群落で、オオハキリバチ♀に混じって見慣れないハキリバチの一種♀が訪花していました。
腹面のスコパに橙色の花粉を付けています。

私が知っているハキリバチの中では、スミスハキリバチ♀と似てますかね?(自信なし)
スミスハキリバチにしては、全体的に色が淡いというか灰色っぽい印象を受けます。
白っぽい花粉を体中にかぶったらこういう色合いになるのでしょうか?
映像からキャプチャした画像しかありませんが、もし名前がお分かりの方がいらっしゃいましたら教えて下さい。
蜂好きの端くれとして私も一応、専門的な図鑑『日本産ハナバチ図鑑』を持っています(宝の持ち腐れ)。
標本が手元にあれば同定したいところですが、採集に失敗しました。



【追記】
この植物はハチミツソウではなくてオオハンゴンソウですね。

遅ればせながら訂正しておきます。


コシアキトンボ♂の縄張り占有飛翔【HD動画&ハイスピード動画】



2017年8月上旬

お堀の池でコシアキトンボ♂(Pseudothemis zonata)が水面近くを飛んでいました。
一匹の動きを追ってみると、池の中央の上空を飛ぶのではなく、石垣の護岸に沿って繰り返し往復しています。
縄張りをパトロールしているのでしょう。

図鑑『日本のトンボ (ネイチャーガイド)』に書いてある通りでした。

(コシアキトンボ)♂の縄張り争い(Territorial conflict): 成熟♂は池の岸に沿って往復飛翔し、縄張り占有する。♂同士が出会うと激しい争いが繰り広げられる。 (p425より引用)


平凡社『世界大百科事典』でコシアキトンボを調べてみると、

6月中に羽化し,7〜8月には平地の木陰のある比較的有機物に富んだ池沼の水面上を飛び回る。成熟した雄は水面に近く飛翔(ひしよう)するが,未熟な雄はより上空8mくらいまでの空間を,未熟な雌はそれより上空にいることが多い。


途中から飛翔ルートの水面に置きピンをして待ち伏せ、240-fpsのハイスピード動画で飛翔シーンを撮ってみました。(@2:08〜4:23)
スローモーションにすると羽ばたきや滑空、旋回する様子がよく分かります。
実は翅をほとんど動かさずに滑空している時間が多いようです。

一度だけ、縄張り争いの片鱗が撮れました。(@2:29〜2:38)
一匹が急旋回したと思ったら、もう一匹の♂が左から飛来しました。
縄張りの主は慌てて侵入者を追撃するも、すぐに画角の外に出てしまいました。

ときどき水面をアメンボが横切るものの、コシアキトンボがアメンボを襲って狩ることはありませんでした。
(飛翔昆虫を狩るシーンも未見です)

後半は岸に沿ってもう少し先に進んでから、隣の縄張りに居る別個体♂を通常のHD動画で撮影しました。(@4:24〜6:58)
短時間の観察ですが、岸辺の歩道に立つ道路標識の白いポールを縄張り境界の目印にしてコシアキトンボ♂は引き返している印象を受けました。
前半に撮った個体では、護岸から少し生えたメヒシバの穂を目印にしていたのかもしれません。
(私が突っ立っていることで警戒され、飛翔ルートに影響した可能性もありそうです。)

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


2017/12/22

クズの花蜜を吸うルリシジミ



2017年8月中旬

河川敷に蔓延るクズの群落でルリシジミCelastrina argiolus)が訪花していました。
吸蜜中は閉じた翅の後翅を互いに擦り合わせています。
しばらく粘っても飛び立つ気配がありません。

翅表を見せてくれないので性別不明です。
今思うと、飛び立たせて羽ばたきをハイスピード動画に撮ればよかったですね。
この日は暑くてボーッとしていて、そこまで頭が回りませんでした。


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



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