2014/09/20

オレガノの花蜜を吸うキンケハラナガツチバチ♀



2014年7月中旬

民家の車庫の横に咲いたオレガノの白い花でキンケハラナガツチバチ♀(Megacampsomeris prismatica)が吸蜜していました。
触角が短いので♀です。
同属のオオハラナガツチバチ♀と迷ったのですが、腹部の白線が4本であることからキンケハラナガツチバチ♀だろうと判断しました。
『ハチハンドブック』p45によると、キンケハラナガツチバチ♀は頭頂部にも長毛が生えているらしいのですが(一方オオハラナガツチバチ♀は頭頂部の毛が少ない)、この識別点は自信がありません。

ところで、この植物の名前をご存知の方は教えてください。

後日、植物の掲示板にてオレガノと教えてもらいました。


ミドリヒョウモン♀♂の交尾



2014年7月中旬

山間部の道端に生い茂ったクズの葉に止まって交尾している
ミドリヒョウモンArgynnis paphia)♀♂ペアを発見。
互いに後ろ向きになって腹端の交尾器を連結したまま翅を閉じて静止しています。
後から飛来したハエに驚いて翅を開いた際に翅表が見えたことで、左が♀、右が♂と判明。
♂は翅を開閉しながら交尾を続けます。
♀の閉じた翅を♂が翅で押さえつけているような感じです。
奥からフキバッタがクズの葉に登って来ました。


【追記】
ヒョウモンチョウ類の求愛が成就して交尾に至る決定的瞬間を観察したことは未だありません。
『エソロジカル・エッセイ 無名のものたちの世界I』p93によると、ヒョウモンチョウの交尾は以下の順序で進行するらしい。

追跡飛翔の結果、♀がなにかの上に着陸すると、♂はそのそばにやってきてとまる(1)。そして触角で♀の体にふれてにおいを確かめ自分の翅を強く開閉して、♀ににおいを送る(2)。次に触角を♀の頭にふれながら(3)、腹を曲げて(4)、交尾する(5)。



2014/09/19

オレガノを訪花するオオマエグロメバエの羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】




2014年7月中旬

民家の車庫の横に咲いたオレガノの白い花でオオマエグロメバエPhysocephala obscura)が吸蜜していました。
黄色い顔と赤い腰の他は全身が真っ黒です。
翅の前半部も黒いです。

(和名オオ「マエグロ」メバエの由来なのかな?)
全体的にジガバチの♂と似ているなーと思うのですが、擬態しているのでしょうか?
花に止まっている時も黄色の平均棍が細かく震えています。
脚を擦り合わせて身繕い。
本ブログでは2回目の登場になります。

関連記事:オオマエグロメバエ?の身繕い
花から花へ飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画に撮ってみました。(@0:58〜)
採餌中のセイヨウミツバチ♀とニアミスしたときは強気で、飛び上がって追い払いました。(蜜源の占有行動かも?)



どなたかこの花の名前をご存じの方はぜひ教えてください。
山勘でハーブやミントっぽいかな?と思うものの、園芸種かどうかもよく分かりません。

後日、植物の掲示板で質問したところ、オレガノだとご教示頂きました。




オオマエグロメバエの方は撮影後に同一個体を採集しました。
以下は標本の写真。
腹端の形状が独特ですけど、性別はどちらでしょう?



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