2014/04/12

マダラスジハエトリ♂(蜘蛛)の脱皮



2014年2月中旬・室温19℃

マダラスジハエトリの飼育記録9

記事の順番が逆になりましたけど、マダラスジハエトリ♂(Plexippoides annulipedis)が最終脱皮しているのに気づいた直後に接写した映像です。
既に脱ぎ終わった歩脚をときどき動かしていました。
腹端だけが未だ抜け殻にくっ付いています。
初めに割れたと思われる頭胸部の抜け殻が容器の底に落ちていました。
腹面(下面)から接写したので、肝心のクモ本体の様子は手前にある脱皮殻の陰に隠れてしまいました。

蓋として張ったサランラップ越しに撮ったので、やや不鮮明な映像になりました。
動画編集時に自動色調補正を施してあります。
蓋を外して直接接写したいのは山々でしたが、脱皮中の無防備なクモを驚かせると暴れて脱皮に失敗しそうなので我慢しました。
下の写真も自動補正しています。

すぐには脱皮が終了しないと判断し、三脚を立てて長時間の微速度撮影に切り替えました。

▼前回の記事につづく▼
成体に脱皮するマダラスジハエトリ♂【蜘蛛:20倍速映像】



飛べ!シータテハ【ハイスピード動画】



2013年5月上旬

林道上に越冬明けのシータテハPolygonia c-album)が止まって日光浴していました。
枯葉から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画で撮ってみました。
後半は更に1/5倍速のスローモーションでリプレイ。

シータテハだと思うのですが、同定用の写真を撮り忘れました…。


2014/04/11

成体に脱皮するマダラスジハエトリ♂【蜘蛛:20倍速映像】



2014年2月中旬・室温19℃

マダラスジハエトリの飼育記録8

数時間前までは普通に静止していたのに、いつの間にかマダラスジハエトリPlexippoides annulipedis)が容器内の上部で脱皮を始めていました。
このところ食欲が無いこともあったのですけど、はっきりした形状の脱皮室(住居網)を作らなかったので、全く油断していました。
雪深い野外では住居網に篭った亜成体が樹皮の下などで越冬しているはずです。

一方、この個体は11月中旬に採集して以来、暖かい室内で飼育し生き餌もときどき与えてやったので季節外れに脱皮したのでしょう。
越冬用に作った袋状住居網を私が掃除のために撤去して以来、なぜか全く住居網を作り直しませんでした。

慌てて動画で記録を始めたものの、気づいた時には脱皮プロセスの後半だったようです。
20倍速の早回し映像でご覧下さい。
既に脱ぎ終わった歩脚をときどき動かしています。
腹端だけが未だ抜け殻にくっ付いています。
初めに割れたと思われる頭胸部の抜け殻が容器の底に落ちていました。
腹面(下面)から接写したので、肝心のクモ本体の様子は手前にある脱皮殻の陰に隠れてしまいました。

新しい歩脚のクチクラが充分に固まるのを待って、抜け殻からするりと抜け出しました。
脱皮殻の横に移動し、容器壁面で下向きに静止。
マダラスジハエトリは成体になると体色・紋様に性差がありますが(性的二型)、この個体は♂成体に特有の紋様に変化し、触肢も発達しています。
つまり採集してから今までは♂亜成体だったことが分かりました。

無事に脱皮できて一安心♪
歩脚に欠損などはなく、きれいな状態です。

サランラップの蓋を通して撮影したので、やや不鮮明な映像です。
蓋を外して直接接写したいのは山々でしたが、無防備なクモを驚かせると脱皮に失敗しそうなので我慢しました。
下の写真は自動補正を施したものです。



同じ素材で再生速度を半分に落とした10倍速映像もブログ限定で公開しておきます。


つづく→シリーズ#9




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