2014/02/15

キアゲハ前蛹aが蛹になるまで



2013年6月下旬・室温25℃

キアゲハの飼育記録11

激しく蠕動していたキアゲハPapilio machaon)の前蛹aの体表が割れて蛹化(脱皮)が始まりました。
約3分で抜け殻を脱ぎ捨て(※)、黄緑色の蛹が現れました。
こうしてオオハナウドの葉裏で無事に帯蛹となりました。
蛹になってからもしばらく蠕動を続けています。

※ 脱皮に3分もかかったのは、葉裏に作られた前蛹の角度がほとんど水平に寝ていたからだと思います。
もし前蛹の角度が斜めに起きていれば、もっと短時間に完了したはずです。

いろいろと反省点の多い結果になりました。
経験を積むしかありませんね。

  1. 脱皮開始の瞬間を撮り損ねてしまいました。せめてインターバル撮影で監視・記録すべきでした。以前飼育していたクロアゲハの蛹化と異なり、前兆がよく分からず油断していました。
  2. 三脚に固定したカメラを準備していたのですけど、咄嗟のアングル調節が間に合わず、焦っていまいちな映像になりました。むしろ手持ちカメラの方がよかったぐらいです。ビデオカメラ専用の良い雲台が欲しいなー。
  3. 脱皮直後の帯蛹は薄い緑色でしたが、照明のLEDリングライトのせいで白飛びしてしまいました。ディフューザーを使って光を和らげるべきでしたね…。

つづく→シリーズ#12


ミズナラ樹液酒場を占有し蝶を追い払うオオスズメバチ♀



2013年10月下旬

樹液が滲むミズナラの幹にオオスズメバチ♀(Vespa mandarinia japonica)が居座っています。
幹を歩き回ったり、立ち止まって日光浴や身繕いしたりしています。

あちこちの樹液酒場で吸汁している先客の蝶(ヒオドシチョウ、シータテハ、アカタテハなど)を見つけると駆け寄って乱暴に追い払います。
樹液の占有行動に精を出す割に、もう満腹なのか自ら吸汁は行いませんでした。
すぐに飛び立って辺りをパトロールします。
同じ巣の仲間が飛来するまで餌場を防衛するようです。
実際に少なくとも2匹のオオスズメバチが集まっていました。



ミヤマセセリの飛び立ち【ハイスピード動画】



2013年6月上旬

里山でミヤマセセリErynnis montanus)が敏捷に飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画で撮ってみました。
羽ばたきが早過ぎて1/8倍速のスローモーションでも捉えきれていません。
翅を半開きの状態で地面の枯れ草やミズナラの葉に止まっていました。
同一個体を追いかけて撮影。


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