2013/11/24

夏にミズナラの樹皮を齧るニホンザル



2013年9月上旬

里山の雑木林で遭遇した野生ニホンザルMacaca fuscata)の群れ。
ミズナラの樹上で独り蚤取り(毛繕い)する個体を撮りました。
小枝の樹皮を齧っている子猿も観察しました。
隣に居た成獣が木から下りて遊動を始めても先程の子猿は樹皮を齧り続けています。
樹皮はてっきり厳冬期だけの採食メニューかと思いきや、夏にも口にすることがあるのですね。

関連記事→「樹皮を剥いで採食するニホンザルの群れ

夏のフィールド観察は生い茂った葉に視界が遮られる欠点もあれば、樹種が分かりやすい利点もあります。

つづく



マルバハギに訪花吸蜜するハラアカヤドリハキリバチ



2013年9月上旬

林道の脇に生えたマルバハギの群落でハラアカヤドリハキリバチ(旧名ハラアカハキリバチヤドリ;Euaspis basalis)が花蜜を吸っていました。
本種は労働寄生するので、他のハキリバチとは異なり♀でも腹面にスコパ(花粉刷毛)がありません。
従って、私のような素人には性別が見分けられません。
近くで訪花する寄主のオオハキリバチとニアミスしても互いに没交渉です。

関連記事→「マルバハギを訪花するオオハキリバチ
天敵オオカマキリ♀も花に止まって獲物を待ち伏せしていました。

萩の花は千客万来。



脱皮が近いアメリカシロヒトリ終齢幼虫【蛾:微速度撮影】



2013年9月上旬


アメリカシロヒトリの飼育記録2

朝に食草を交換してやり、イワガラミの新鮮な葉を与えました。
今回は葉表を上に向けて置いてもアメリカシロヒトリHyphantria cunea)亜終齢幼虫は気にせず上に乗り摂食を開始。
照明を当てても葉裏に潜り込んだり隠れたりすることはありませんでした。

飼っているミニタッパ容器の大きさは63x90mm。
撮影のためサランラップで蓋をしてあります。
糞掃除をしやすくするためにティッシュペーパーを敷いたら吸湿効果もあるようで、サランラップの結露も無くなりました。

インターバル撮影のセッティングをしてから出かけました。
10秒間隔で約2.5時間(07:48 - 10:21 am)撮り続けた計923枚の写真から早回し映像を作成しました。
この日はあまり食欲が無いようで、葉を少し齧っただけで容器内を盛んに徘徊していました。
やがて容器の隅でティッシュの上に静止しました。
これから脱皮するようです。
頭部を八の字に動かしていたのは、体を固定する絹糸を吐いていたと思われます。
(背景が白いので細い絹糸がよく見えません。

つづく→「脱皮前の眠で微動だにするアメリカシロヒトリ幼虫【蛾:100倍速映像】



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