2013/11/03

柳の樹液を吸うコムラサキ♂とシロテンハナムグリ



2013年8月中旬

柳の幹から滲み出る樹液に来ていたシロテンハナムグリProtaetia orientalis submarumorea)とコムラサキ♂(Apatura metis substituta)の食事シーンです。

コムラサキは翅が無傷の♂aと左後翅が破損した(ビークマーク)♂bの少なくとも2頭が来ていました。
一瞬だけコムラサキ♂同士の小競り合い(闘争)が見られました。

翅をリズミカルに開閉し、ときどき口吻で調べながら幹を歩き回り樹液レストランへと慎重に近づきます。
黄色い口吻を伸ばして吸汁しながらときどき翅を開閉します。

力関係では明らかに甲虫シロテンハナムグリの方がコムラサキよりも上です。
樹液スポットをめぐって争うシロテンハナムグリのとばっちりを食って蹴散らされても、コムラサキは一旦避難して遠慮がちに少し離れた安全地帯から長い口吻を活かして樹液を吸うことが出来ます。

関連記事→「樹液酒場で争うシロテンハナムグリと小便排泄
同じ樹液酒場を訪れる虫たちの様子を定点カメラで長時間微速度撮影した動画もあります。

発酵した樹液の甘い芳香が辺りに漂い、木陰で観察している私も満ち足りた気分になりました。




カワミドリに訪花吸蜜するクマバチ♀



2013年8月下旬

山道の脇の斜面に咲き乱れるカワミドリの群落でキムネクマバチ♀(Xylocopa appendiculata circumvolans)が訪花していました。
後脚の花粉籠は空荷のようです。



ボタンヅルの花蜜を吸うイカリモンガ(蛾)



2013年8月下旬

夕暮れ時の道端でイカリモンガPterodecta felderi)という蛾が蔓植物の白い花で吸蜜していました。
ガードレール沿いの群落を花から花へ飛び回ります。



この時期に結構よく見かけるこの花の名前を知らなかったのですけど、図鑑で調べてようやくボタンヅルと判明。



ランダムに記事を読む