2013/07/29

ノアザミに訪花吸蜜するウラギンヒョウモン



2013年6月中旬

ウラギンヒョウモンFabriciana adippe)がアザミの群落で花蜜を吸っていました。
モンキチョウも飛んでいます。

ギンボシヒョウモンとウラギンヒョウモンの区別は紛らわしいのですが、図鑑『札幌の昆虫』p281を参考にしました。
次の特徴からウラギンヒョウモンと判明。

  • 後翅裏面 一番上の横列の銀色の紋が5個。
  • 銀紋3個が縦に一列に並ぶ。
  • 褐色紋の縦列がある。



アザミの方は、総苞に粘り気があったのでノアザミですかね?




2013/07/28

赤ダニに寄生されたハバチの幼虫【名前を教えて】



2013年6月中旬

道端の草むらで見つけたハバチの仲間の幼虫です。
薄い黄緑色でせっかくの保護色なのに、オレンジ色のダニが多数体表に取り付いており非常に目立ちました。
ダニは大きさにばらつきがあるようです。

ハバチ幼虫の頭部は薄い橙色で、目のような一対の黒点模様が左右にあります。
胸部・腹部の側面に疎らにある黒い点が種に特有の模様なのかと思ったのですが、左右対称でない黒点もあるので困りました。
個体差の変異なのか、あるいは体内寄生の副作用で生じたシミ(ホクロ)なのでしょうか?(※追記参照)

様々な草の葉を次々に移動して行きますが、摂食行動を始めないので食草の情報はありません。
未採集、未採寸。


【追記】
『昆虫を操るバクテリア (シリーズ共生の生態学)』p36によると、
大形の異物が昆虫の血体腔に侵入した場合には、大がかりな細胞性免疫反応の引き金がひかれ、その結果、異物は多くの血球がより集まって形成する、密な「カプセル」のなかに閉じ込められる。この反応は「包囲化作用(エンカプシュレーション)」と呼ばれている。包囲化作用はメラニン色素の沈着を伴うことも多く、産み付けられた寄生蜂の卵は、多くの場合包囲化作用をうけて窒息死してしまうものと思われる。







ヤマツツジの花で吸蜜ホバリングするクロスキバホウジャク(蛾)【ハイスピード動画】



2013年6月上旬

里山の尾根道でヤマツツジ?の赤い花にクロスキバホウジャクHemaris affinis)と思われる蛾が蜜を吸いに来ていました。
ホバリング飛翔の名手が吸蜜する様子を240-fpsのハイスピード動画に撮ってみました。
花に脚を掛けて着陸している間も羽ばたき続けています。

ホウジャクの高速羽ばたきをしっかり捉えるにはもっと高いフレームレートで記録できるカメラが必要ですね。


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