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2024/03/15

ニホンアナグマの溜め糞場で野ネズミが食べている物とは?【トレイルカメラ:暗視映像】

 


2023年6月下旬・午前2:40頃 

平地のスギ防風林にあるニホンアナグマMeles anakuma)の溜め糞場stmpで深夜に野ネズミ(ノネズミ)が何かを食べていました。 
残念ながら食べているメニューを映像から見極められませんでしたが、3つの可能性が考えられます。 
さすがにアナグマの糞(軟便)そのものは食べないはずです。 

(1)糞塊に蠢く糞虫やウジ虫など食糞性の昆虫類(分解者)。 
栄養価も高く、数としては圧倒的に多いはずです。 

(2)溜め糞の糞便臭に誘引されて飛来する夜行性の蛾。 
この動画の最後でも夜蛾が飛来しました。 
直後に野ネズミが夜蛾に襲いかかったかもしれないのに、狩りの瞬間を撮り損ねてしまって残念無念。 

(3)溜め糞に含まれる未消化の種子。 
アナグマの主食はミミズと言われていますが、実際は雑食らしいです。 
前日の昼間に撮った溜め糞stmpの写真に未消化の種子と思われる小さな粒々がしっかり写っていました。 
下に再掲します。 
いつか糞の内容物をしっかり調べれば、アナグマによる種子散布の実態も分かってくるはずです。(なかなか忙しくて余力がありません)

つづく→


【アフィリエイト】
・『おもしろいネズミの世界 : 知れば知るほどムチュウになる
 
溜め糞stmpの左の表面に未消化の種子

2024/03/13

巣穴の近くで地面を掘って餌を探すニホンアナグマのヘルパー♂【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年6月下旬〜7月上旬

ニホンアナグマMeles anakuma)の母親♀が幼獣4頭を連れて生まれた巣穴 から転出すると、トレイルカメラにアナグマが写る頻度が激減しました。
転出先の巣穴の位置が突き止められていればそっちに監視カメラを設置し直すのですが、分からないので、同じ営巣地(セット)の監視を惰性で続けることにします。
(たまに面白い発見があるので、惰性の観察も侮れません。)


シーン1:6/29・午後14:41・晴れ・気温26℃(@0:04〜) 
手前の巣穴Lから外に出てきたばかりと思われる個体が、左へ立ち去りました。 
(出巣Lのシーンを撮り損ねたようです。)
2つの巣口LRの間の広場が、林冠ギャップによる日溜まりになっています。 

余談ですが、いつの間にか画面の左に造網性クモの垂直円網が斜めに張られていました。 
このカメラアングルでは、風に揺れている網がほとんど直線に見えます。 
(白い円網にピントは合っていませんが、中央のこしきにクモが占座しているようです。) 
アナグマの巣口L周辺を飛び回るヤブ蚊?やキイロコウカアブなどの双翅目を効率よく捕食できる場所なのでしょう。 

【参考文献】 
櫻庭知帆; 小林秀司; 髙﨑浩幸. キイロコウカアブはニホンアナグマを対象とした自動撮影カメラの設置適地を教えてくれる. Naturalistae, 2016, 20: 57-60. 


シーン2:6/29・午後13:34・晴れ(@0:28〜) 
別アングルに設置した広角の監視カメラで明るい時間にたまたま撮れた現場の様子です。 
少し遠いですが、右の巣穴Rの入口付近でハエ?やキイロコウカアブ?が飛び回っています。 


シーン3:6/30・午前3:44・気温20℃(@0:28〜) 
日付が変わった未明に、アナグマが奥の広場に登場しました。 
営巣地(セット)周辺の地面の匂いを嗅ぎ回り、左下に立ち去りました。 

左右の目の大きさが均等なので、母親♀ではなくヘルパー♂だと思いますが、ほっそりした体型に見えます。 
腹面に乳首の有無を確認できませんでした。 
出産育児の過労から解放された母親♀の疲れた目つき(右目<左目)が回復したのでしょうか? 
完全に余所者(新顔)の♀がやって来たのかも知れません。 



シーン4:7/3・午前4:32・気温19℃(@1:25〜)日の出時刻は午前04:18。 
3日後の明け方に左から来た個体が、手前の巣穴Lから伸びるアクセストレンチを右前足で掘っていました。 
顔つきがずんぐりむっくりしているので、ヘルパー♂が成獣の体つきに近づいてきたような気がします。 
巣口Lを点検したものの、中には入らずに近くで地面を掘り返してミミズを探しています(探餌)。 
身震いしてから右下に立ち去りました。 


シーン5:7/3・午前4:35・(@2:14〜) 
2分後に戻ってきたアナグマが画面右端エリアをうろついています。 
残念ながら顔を見せてくれませんでした。 


【考察】
ニホンアナグマの母子が転出してヘルパー♂だけが取り残されたと私は初め思いました。
気ままな独身生活を送るようになったのかもしれませんが、それにしても巣穴への出入りが監視カメラになかなか写っていません。
あるいは、家族と一緒に引っ越した後もヘルパー♂がときどき前の営巣地(セット)に戻ってきて、巣穴を点検したりメンテナンスしたりするだけなのかもしれません。

アナグマ家族がどこか別の巣穴へ転出した理由はもしかすると、梅雨の長雨で巣内が水浸しになり、中の巣材が濡れてカビが生え、住めなくなったのかもしれません。(居住環境の悪化)
ファイバースコープを巣穴に突っ込んで中を観察してみたいのですが、観察1年目の今季はとにかくアナグマを刺激しないように自重します。
濡れた巣材を外に干して乾かす行動をするとアナグマ関連の本で読んでいたものの、私は未だ実際に見たことがありません。 

つづく→

ニホンアナグマの溜め糞場で獲物を待ち伏せするサビハネカクシがキンバエを狩り損なう

 

2023年6月下旬・午後12:45頃・くもり

スギ防風林で朽ちた切株の横に残されたニホンアナグマMeles anakuma)の溜め糞場を定点観察しています。 
鬱蒼としたスギ植林地の林床は、昼間でもかなり薄暗くなっています。 
黒い軟便が溜まった新鮮な糞塊にサビハネカクシOntholestes gracilis)が2匹乗っていて、獲物を待ち伏せしていました。 
尻尾を少し持ち上げてゆっくり回す行動が気になります。 
猫が獲物を狩ろうとする前の興奮した心理状態を表す仕草を連想しました。 
やがて、1匹のサビハネカクシが溜め糞から吸汁していたキンバエの仲間(種名不詳)に斜め後ろから忍び寄りました。 
しかし狩りは失敗に終わり、キンバエは素早く飛んで逃げ糞塊上の落枝に着陸し直しました。 
クロボシヒラタシデムシOiceoptoma nigropunctatum)の幼虫エンマムシの仲間の成虫(種名不詳)も溜め糞上を徘徊したり潜り込んだりしているのですが、固い鎧で身を固めた甲虫類にサビハネカクシが襲いかかることはありません。 
溜め糞場で肉食性のハネカクシ類が狩りに成功する瞬間を動画に撮るのが今季の目標です。
失敗続きでもめげずに地道に動画を撮り続けるしかありません。

動画を撮影中に画面を黄色っぽい昆虫が低空かつ高速で飛び回っています。 
ようやく溜め糞の横の下草に止まったので接写してみると、キイロコウカアブPtecticus aurifer)でした。 
性別の見分け方を知らないのですけど、交尾相手のキイロコウカアブ♀が吸汁・産卵のため溜め糞場に飛来するのを待ち伏せしている♂なのでしょうか? 

アナグマの溜め糞に隣接するスギの落ち葉に微小なアリ(種名不詳)が群がっていました。 
アリは泥状の軟便の上を歩きたくないようです。
左の黒い糞塊には未消化の種子が含まれていた。

2024/03/09

ニホンアナグマの溜め糞場に飛来した夜蛾を捕食する野ネズミ【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2023年6月下旬・午後22:00頃 

平地のスギ防風林に残されたニホンアナグマMeles anakuma)の溜め糞場stmpをカメラトラップで監視すると、野ネズミ(ノネズミ)がよく写ります。 
明るい昼間に撮った現場の様子はこちらです。 

一方、夜になると暗闇のスギ林の中を夜行性の蛾が複数飛び回っています。 
ある晩アナグマの溜め糞場stmpに来ていた野ネズミが、溜め糞から飛び立った(あるいはたまたま低空で飛来した?)夜蛾に襲いかかりました。 
蛾は素早く飛んで逃げ、狩りに失敗した野ネズミは手前の切株へ立ち去りました。 
1/3倍速のスローモーションでリプレイ。 

わずか1分半後、次にトレイルカメラが再び起動すると、溜め糞の横で野ネズミが夜蛾を捕食していました。 
狩りに成功した瞬間を撮り損ねたのが残念無念。 
獲物の翅はちぎってその場に捨て、胴体だけを食べています。 
野ネズミの肉食行動は初見で、感動しました。 
野生動物のトイレでは食物連鎖の様々なドラマが静かに繰り広げられているのです。

映像からは餌食となった蛾の種類を見分けられません。
この時期(昼間)はトンボエダシャクがよく飛び回っているのを見かけますが、なんとなくシャクガ科ではなくヤガ科のように見えます。 
夜行性の蛾の中に獣糞で吸汁する種類がいるらしいということは、過去にも観察しています。 
昼行性の蝶と同じく、性成熟に必要なミネラル成分(ナトリウムイオンやアンモニウムイオンなど)を獣糞から摂取しているのでしょう。

2024/03/02

モリアオガエルの泡巣で吸汁するニクバエ

 



2023年6月中旬・午後12:20頃・晴れ 

梅雨の時期になると、山中の池の岸辺でミヤマガマズミなどの枝先にモリアオガエルRhacophorus arboreus)の卵塊がいくつも産み付けられます。 
その一つにホソヒラタアブ♀だけでなくニクバエ科の一種(種名不詳)も飛来しました。 
口吻を伸縮させて、乾いた卵塊の表面を舐め回しています。 

後半は、体格差のあるニクバエ2匹が並んで吸汁していました。 
なんとなく同種の♀♂かと思ったのですが、求愛交尾行動には発展しませんでした。 

ホソヒラタアブよりもニクバエの方が図太く、赤アリ(種名不詳)が近寄ってもあまり気にしません。 


【アフィリエイト】 
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・動物の記録『モリアオガエルの谷

2024/02/28

川を遡上しながら岸辺の虫を捕食するカルガモ幼鳥の群れと付き添う親鳥♀(野鳥)

 



2023年6月中旬・午後14:15頃・晴れ 

岸辺の幼鳥を見守りながら石垣の護岸で休んでいたカルガモ♀(Anas zonorhyncha)にようやく動きがありました。 
首を前方に伸ばしながら両翼を広げ、欠伸をしながらストレッチ運動をしました。 
カラスと違って、カルガモは成鳥になっても口内はピンク色です。 

そのまま親鳥♀は入水し、川面を上流へ向かって遡上し始めました。 
5羽の幼鳥も母親♀について行きます。 
♀を先頭に雛は2列縦隊になりました。 
おそらく水中でもスリップ・ストリーム効果があり、非力な雛たちは親鳥の後ろについて泳ぐ方が流水から受ける抵抗が少ないのでしょう。 

親鳥♀に引率されたカルガモの家族群は、街なかを流れる川を斜めに渡り、雑草の生い茂る対岸へ辿り着きました。 
幼鳥たちは岸辺を遡上しながら、ヨシ群落に潜む虫を次々に見つけて捕食し始めました。 
目の前に垂れ下がるヨシの葉に素早く飛びついて虫を捕食したり、水面を猛然とダッシュして獲物(落水した虫や水生昆虫)を食べたりしています。 
もっとズームインしてスーパースローで撮らない限り、獲物の種類を見分けるのは難しそうです。
幼鳥は獲物を求めて、雑草の生い茂る中州に上陸することもありました。 

親鳥♀は幼鳥5羽を先に行かせ、自分は殿しんがりを務めるようになりました。 
自分が先陣を切ると、幼鳥の餌となる獲物がどんどん逃げてしまうのを知っているのでしょう。 
幼鳥たちが流れの速い川の中央部に行かないよう、♀は川の内側に位置取りして幼鳥をガードしながら川を遡上します。 
母親♀自身は採食せずに、幼鳥の安全を見守るだけです。 

採食中に親子で鳴き交わす鳴き声は聞き取れませんでした。 
結構人馴れしたカルガモのようで、私が対岸から見下ろすように動画を撮り続けても♀は警戒しませんでした。 
(離れた位置でじっと動かずに撮影する私が人畜無害と分かってからようやく♀は入水したのかもしれません。)
川の水は濁りが少なく、遡上する♀が私の真下に来ると色鮮やかな(オレンジ色の)水かきの動きが見えるようになりました。

親鳥♀に引率されたカルガモ幼鳥群の捕食シーンをしっかり観察できたのは、意外にも今回が初めてかもしれません。


2024/02/23

モリアオガエルの泡巣で吸汁するホソヒラタアブ♀と食卵するアリ

 

2023年6月中旬・午後12:15頃・晴れ 

山中にあるモリアオガエルRhacophorus arboreus)の繁殖池に定点観察しにやって来ました。 
梅雨時で池の水位が上がり、満水状態です。 
例年なら池畔のマユミ灌木の枝先に卵塊が産み付けられているのですが、いつもの場所には泡巣がありませんでした。 
池畔の灌木を丹念に調べると、モリアオガエルの卵塊をいくつか発見しました。 
定量的な調査をしていませんが、今季は少ない印象です。 

ミヤマガマズミの枝葉にモリアオガエルが産み付けた一つの卵塊に1匹のホソヒラタアブ♀(Episyrphus balteatus)が止まっていました。
左右の複眼が離れているので♀と分かります。 
翅を広げたまま口吻を伸縮させて、乾いた粘液をしきりに舐めているようです。
タンパク質やミネラル成分が豊富なのでしょう。
吸汁しながらも、腹部を上下に軽く動かして腹式呼吸しています。 

一方、赤っぽい微小なアリ(種名不詳)も同じ泡巣の表面をうろついています。 
赤アリがかじっている黄色い粒々は、モリアオガエルの泡巣に含まれる卵です。
ホソヒラタアブは近づいてくるアリを嫌って飛び立ち、軽くホバリング(停空飛翔)してアリから少し離れた位置に止まり直しました。 
アリ自身にホソヒラタアブ♀を攻撃する意図(餌場の縄張り防衛)は別になさそうです。 
アリがモリアオガエルの卵を泡巣からほじくり出して自分の巣穴に運ぶかどうか、興味があったのですが、かなりの長時間観察しないと見届けられないでしょう。

ホバリング中のホソヒラタアブ♀がモリアオガエル泡巣の表面にチョンチョンと触れるような思わせぶりな動きを繰り返しているのが気になりました。 
産卵行動だとしたら、大発見です。 
それとも近くのアリを牽制しているのでしょうか? 
1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみると(@2:10〜3:40)、どうやら産卵行動ではなさそうです。  
停飛しながら足の先で泡巣の表面に軽く触れているだけで、腹端は泡巣に触れていませんでした。 
泡巣表面の湿り気を足先の感覚器で調べているのかもしれません。 
ホバリングしながら泡巣の横のミヤマガマズミの葉にも足先で触れたので、どこに着陸しようか吟味しているだけなのでしょう。 
そもそもホソヒラタアブの幼虫はアブラムシを捕食するので、カエルの卵塊に産卵するはずがありません。 

関連記事(14年前の撮影)▶ ホソヒラタアブの幼虫と前蛹


周囲にモリアオガエルの卵塊はいくつもあるのに、特定の卵塊にしか昆虫が集まらないのは不思議です。 
アブ・ハエ類が吸汁目的だとしたら、産みたてで水気の多い白い泡巣を舐めれば良さそうなのに、少し乾いた卵塊が好みなのは何故でしょう?
わざわざ唾液を吐き戻しながら乾いた卵塊を舐め、吸汁しているのです。
出来たてフワフワの泡巣の上をアリが歩けないのはなんとなく予想できます。

関連記事(10年前の撮影)▶ モリアオガエルの泡巣に集まるハエ 
キンバエ類、ニクバエ類、ベッコウバエの仲間など大小様々のハエが来ていました。 



 
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水際に自生するミヤマガマズミの枝葉に群がってまさに抱接・産卵中のモリアオガエル♀♂も見つけました。
新鮮な泡巣は真っ白です。
モリアオガエル♀♂が粘液や尿を後脚で泡立てている最中に虫は来ていませんでした。
日が経って乾いた泡巣は黄色っぽくなります。

2024/02/22

川岸でカルガモの雛5羽を見守る♀(野鳥):羽繕い・羽ばたき練習・ストレッチ運動

 

2023年6月中旬・午後14:10頃・晴れ 

街なかを流れる川の岸辺でカルガモAnas zonorhyncha)の親子群を見つけました。 
手前から奥に向かって流れる川の岸近くの浅瀬で5羽の雛が集まり、各々が羽繕いしています。 
そこは幼い雛でも立てるほどの浅い水深です。 
羽繕いの合間にときどき立ち上がって素早く羽ばたくのは、飛翔筋を鍛えるための運動かもしれませんが、カルガモ成鳥でも見られるように、羽繕いの後のルーチンと思われます。 
それから、短い翼を伸ばしたり、片足立ちになって後脚を伸ばしたりして、ストレッチ運動するときもあります。 
水かきのついた足で体の痒い部位を掻く行動も見られました。 
身だしなみを整えると、首を曲げて自分の背中の羽毛に差し込み、休息体勢になりました。
欠伸をしている雛もいます。 

その間、親鳥♀だけが石垣の護岸に上陸して佇み、プールの監視員のように油断なく5羽の雛を見守っています。 
黒い過眼線のおかげで、♀がどこを見ているのか分かりにくいのですが、横目で私を警戒しているようです。 

1羽の雛が母親♀の元へ行こうとしても、石垣の護岸を登れません。 
♀の足元で石垣の隙間を啄んでいるのは、小さな虫を捕食しようとしているのでしょう。 
川面にはアメンボ(種名不詳)が滑走していますが、カルガモの雛たちは捕食しようとせず見送りました。 

兄弟姉妹の群れから1羽だけ離れていた雛鳥が川に戻って嘴を川の水に浸し、羽繕いを始めました。 


2024/02/19

捕らえた甲虫を吸汁するオオイシアブ♂

 

2023年6月上旬・午後14:00頃・晴れ 

里山の細い山道の横に立つコナラの幹にオオイシアブ♂(Laphria mitsukurii)が下向きに止まっていました。 
よく見ると何か小さな獲物を抱え、胸背に口吻を突き刺して吸汁しているようです。 
獲物は黒い小さな甲虫ですが、私には種名どころかおおまかな分類(科)も見分けられませんでした。 
餌食となった甲虫は、虫の息で脚を動かしています。 

私がちょっと動いたら、警戒したオオイシアブ♂は少し飛んで別の木に止まり直しました。 
今度は向きを変えて後ろ姿になりました。 
その場で腹端を持ち上げたので脱糞するかと思いきや、予想は外れました。 
腹端の交尾器の形状がよく見えるようになりました。 
腹端の形状が今後の参考資料になるかもしれないので、写真を最後に載せておきます。 

飛び立った瞬間を1/10倍速のスローモーションでリプレイしてみると、クロアリ(種名不詳)のワーカー♀が近寄ってきたので、獲物を奪われないよう自発的に飛び去っていました。 
オオイシアブ♂が止まり木で腹部を持ち上げたのも、通りすがりのアリが体に登ってこないようにするためだったのかもしれません。

ムシヒキアブ科の仲間で♂が♀に共食いされないように求愛給餌する可能性がありそうとのことなので、気をつけて探すようにしています。

オオイシアブの性別の見分け方を今回の調べ物で初めて知りました。 
今回の個体は胸部に橙色の剛毛が密生していることから♂と分かります(♀では黒い)。 
過去の記事も遡って性別を追記しておきます。 

関連記事(1、2年前の撮影)▶ 

2024/02/18

トビ(野鳥):謎の背面飛行

 

2023年6月中旬・午前11:50頃・ くもり

里山で山腹の上空を低く飛び去るトビMilvus migrans)を何気なく動画に撮ったら、興味深い行動を披露してくれました。 
滑空と羽ばたきながらの巡行飛行を交互に繰り返してから、急に空中でクルッと裏返しの体勢になりました。 
背面飛行は長く続かず、すぐに正常飛行に戻りました。 
近くに営巣木がありそうだと予想しているのですけど、飛び去るトビをいつも見失ってしまい、突き止められません。 

トビは図体ばかり大きくて、帆翔など不器用な飛び方しかできないというイメージがあります。
こんな器用な飛び方をするトビを初めて見ました。 
山腹の上昇気流が急に乱れて失速したようには見えず、意図的に背面飛行になったようです。 
カラスの群れにモビング(擬攻撃)されて逃げている訳ではなく、単独で飛んでいました。 
求愛のためのディスプレイ飛翔だとしたら、もっと目立つ高度で披露するはずです。

背面飛行を1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみましょう。(@0:29〜) 
同時に1.5倍に拡大しました。 
翼下面にあるトビ特有の斑紋が見えるように、逆光補正してあります。 
トビは裏返って急降下すると、ハリギリ(別名センノキ)高木の樹冠の枝葉に足が一瞬触れていました。 
通過後にハリギリの葉が大きく揺れています。
樹上に着地するなら、もっと減速するはずです。
どうやら、ハリギリの葉の上に止まっていた昆虫など何か小さな獲物を見つけて、通りすがりに素早く狩ったようです。 
直後のトビの足に注目しても、鉤爪で何か獲物を掴んでいるようには見えませんでした。 
獲物が小さ過ぎて見えないだけなのか、それとも狩りに失敗したのか、不明です。
謎の背面飛行は、獲物に狙いを定めて咄嗟に急降下するための旋回運動だったのでしょう。
この特殊な飛び方の正式名称をご存知の方がいらっしゃいましたら、教えてください。

トビと言えば死肉食性の掃除屋(スカベンジャー)というイメージがあります。


ハリギリ高木の葉の上に小動物の死骸があるとは考えにくいので、生きた虫を狩ろうとしたと思われます。
その点でも、珍しい事件簿でした。

2024/02/14

棚網で捕らえたニホンミツバチ♀を住居に運んで捕食するクサグモ(蜘蛛)

 

2023年6月上旬・午前10:00頃・晴れ 

家屋の外壁をイワガラミという蔓植物で壁面緑化してあります。 
初夏に白い花が咲くと、ニホンミツバチApis cerana japonica)のワーカー♀が採餌のために訪花します。 

関連記事(7年前の撮影@山林)▶ イワガラミの花で採餌するニホンミツバチ♀ 


室内から窓の外を覗くと、イワガラミにクサグモAgelena silvatica)が張り巡らせた棚網にニホンミツバチ♀が捉えられ、逃れようと必死に暴れていました。 
私が急いでカメラを取りに行って動画撮影を始めたときには、住居から出てきたクサグモの毒牙に噛まれてミツバチはもうおとなしくなっていました。 

クサグモが住居から出てきてミツバチに噛み付いて毒液注入・制圧。 獲物に毒が回るまで、クサグモは一旦住居に戻った。 しばらくすると獲物を取りに戻る。 ミツバチの足の先が非粘着性の網目の細かい棚網に引っかかっていて、運ぶのに苦労している。 ようやく住居の中に搬入。 じっくり体外消化を開始。 獲物を貯食している? 棚網上で噛み付かれた獲物は毒液が回って暴れない。 


ニホンミツバチ♀は毒針を持つのに、クサグモとの決闘で自分の身を守れなかったようです。 
よく見ると、ニホンミツバチ♀の触角がかすかに動いています。(「虫の息」状態) 
クサグモは獲物の腹背に噛み付いているようですが、口元の毒牙が見えません。 
麻痺したニホンミツバチ♀が毒針を伸ばしているかどうかも、不明です。 
噛み付いている途中でクサグモは歩脚を動かして棚網上で踏ん張り、体勢を安定させました。(@1:03〜) 

獲物を離した後も、しばらく獲物にあちこち触れながら留まっています。(@1:30〜) 
次にクサグモは獲物をラッピングするかと思いきや、そのまま獲物から離れて棚網上をうろつき始めました。(@2:27〜) 
画面の下部には何かが棚網上に残されています。 
食べかけの獲物かと私は思ったのですが、よく見ると植物由来の異物(落花?)のようです。 
捕らえたニホンミツバチ♀をその場に残したまま、クサグモは窓枠の近くにある筒状の住居に戻りました。(@2:50〜) 
歩脚で棚網を引き締める動きをしたのは、次の獲物がかかった時に振動を感知できるよう準備しているのでしょう。(待ち伏せによる狩り) 

1分20秒後、管状住居内で休んでいたクサグモが外に出て来ました。 
棚網に引っかかった異物を調べています。 
棚網の構造上、異物を除去したくても簡単にはできないのかもしれません。 
先程捕らえたニホンミツバチ♀の居場所を探るために、歩脚で棚網を引き締めました。 
視覚ではなく棚網の糸に伝わる振動覚によって、獲物の位置を正確に定位するということがよく分かります。 

ミツバチに噛み付いた後で毒液が完全に回るのを今まで待っていたようです。 
獲物に絡みついた非粘性の糸を噛み切ってから、棚網から強引に引き剥がそうとしても、引っかかってなかなか動かません。 
(手際の悪さが幼体の証かもしれません。) 
ようやく獲物を棚網から引き剥がすと、その部分が破れて穴が開きました。 
獲物を咥えて住居に向かって引きずるように運び始めたものの、途中で何度も棚網に引っかかり、運搬に苦労しています。 

突然、バーン♪という銃声のような音が辺りに響き渡りました。(@5:59〜) 
近所で大工作業をしていた職人が金属パイプか何かをうっかり落としたようです。 
その瞬間にクサグモは反射的に獲物からパッと離れました。 
造網性のクモにとって聴覚と振動覚は同じですから、衝撃音を聞いて身の危険を感じたのでしょう。 
警戒を解くと、クサグモは慎重に獲物を取りに戻りました。 

獲物の向きを変えて抱き合うように持ち上げると、蜂の足先が棚網に引っかからず楽に運べるようになりました。 
ようやく管状住居に獲物を搬入できました。(@6:35〜) 

撮影アングルを変えると、管状住居内にクサグモのシルエットが見えるようになりました。
獲物のニホンミツバチ♀に軽く触れながら、その周りをグルグル回っています。 
おそらく、糸を張り巡らせて獲物を住居内に軽く固定しているのでしょう。 
なぜか細いトンネルをくぐって反対側の出口に行ってから戻って来ました。 
何度か獲物を抱えるように持ち上げています。 
あまり空腹ではないらしく、獲物に噛み付いて体外消化を始めようとしません。 
ところで、採餌直後のミツバチを体外消化したら、イワガラミの花蜜由来の果糖や花粉がクサグモの吸胃から検出されるでしょうか? 

管状住居内に謎の微小な昆虫が迷い込んでいるのが気になりました。 
クサグモにどんどん接近する様子は、なんとも思わせぶりです。 
棚網上を自由に歩けるのは不思議で、何か対策してるはずです。 
もしかして寄生蜂♀が寄主を求めて積極的に侵入したのかな? 
しかし、クサグモの仲間に寄生産卵する専門家であるニッコウクモヒメバチ♀とは大きさも体型も全く違います。 



どうやら、ハエが迷い込んで逃げられなくなっただけのようです。 
クサグモの食べ残しに誘引されたとしたら面白い生態ですけど、動画撮影中の私は気づいておらず、じっくり調べていません。 

時期的にクサグモは未だ成体ではなく、幼体または亜成体だと思うのですが、真面目に検討するには採集しないといけません。 
少なくとも、触肢の発達した成体♂ではありませんでした。 
クサグモの幼体なら頭胸部の色が赤く、腹部が黒光りしているはずです。
(発生発達ステージの問題はともかく、コクサグモと見分ける頭胸部の斑紋をしっかり撮れませんでした。)


※ 動画の後半は編集時に自動色調補正を施しています。 
雪国(寒冷地)に特有の二重窓を通して室内から撮影したので、画面全体がやや不鮮明になっています。 


【アフィリエイト】 
・共立スマートセレクション『まちぶせるクモ 網上の10秒間の攻防』 
・観察の本『クモたちの狩り 上』 

2024/02/02

営巣地の林床に穴を掘って餌を探すニホンアナグマ♀【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年6月上旬 

ニホンアナグマMeles anakuma)が営巣地(セット)で採食するシーンをまとめてみました。 
採食行動または探餌行動だと解釈しているのですけど、後ろ向きだったりやや遠かったりして、口の咀嚼を確認できていません。



シーン1:6/2・午前0:42・(@0:00〜) 
小雨がぱらつく深夜にアナグマ♀が奥にある巣口Rを点検してから、左奥の林縁に向かいました。 
木の根元に穴を掘り始めました。 
ミミズや虫などの獲物を探しているのでしょうか。 
少し奥に歩いてから地面に座って、体を掻きました。 
立ち上がると、二次林を探餌徘徊。 


シーン2:6/6・午前4:01・気温10℃(@0:59〜)日の出時刻は午前4:14。 
4日後の明け方に、♀が身震いしてから奥の二次林へ入って行きました。 
林床のあちこちで浅く穴を掘って餌を探しているようです。 

遠くの田畑(または休耕地)からキジ♂がケンケーンと鳴いて朝一番の縄張り宣言をする声がかすかに聞こえました。(@1:50〜) 


シーン3:6/8・午前4:12・気温14℃(@1:59〜)日の出時刻は午前4:13。 
2日後の日の出直前には、2匹のアナグマ(♀とヘルパー♂)が巣穴の外に出ていました。 
個体識別にあまり自信がないのですが、1頭(おそらくヘルパー♂)が林縁に横たわって体を掻いたり仰向けで毛繕いしている間に、もう1頭(おそらく♀)が手前の巣口Rで地面を浅く掘り返しながら鼻面を土の中に突っ込んでいました。 
巣穴Rを拡張するための穴掘りではなく、採餌のための穴掘りと思われます。 


シーン4:6/8・午前4:13・(@2:59〜) 
続けてトレイルカメラが起動した際には、なぜか暗視モードの赤外線照射が切れてしまいました。 
ちょうど日の出時刻を迎えた林内は未だ真っ暗で、ほとんど何も見えません。 
ちなみに、気温20℃と表示されているのは異常値です。(連続動画撮影によるカメラ自体の発熱)

動画編集で強引に明るく加工してみると、アナグマの興味深い行動が撮れていました。
光量不足のため、まるでモザイク処理したような非常に粗い映像ですが、目を細めて見ると、林縁で仰向け毛繕いしていたヘルパー♂が前足をミズキ?灌木の幹に掛けて後足で立ち上がったのです。 (@3:39〜)
アナグマが2本足で起立するシーンは珍しいです。
立木へのマーキング行動なのかな?
♀はときどき巣材集めの際に落ち葉が足りないと、後足で立ち上がって木の枝や蔓植物から生の葉を前脚で採取することがあります。 
しかし、今回の映像ではヘルパー♂が立ち上がって前脚で届く範囲に若葉は生えてませんでした。
もしかすると、木登りしていたクワガタなどの甲虫を見つけて捕食したのではないか?と想像を逞しくしてみました。 

関連記事(同時期に同所で撮影)▶ 昼間にミズキの幹を下るスジクワガタ♂ 


 一方、手前にいる♀は探餌の穴掘りを続けながら手前に移動しました。 


 ※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


2024/01/02

田んぼで代掻きするトラクターを利用して虫を捕食するムクドリとハクセキレイの群れ(野鳥:オートライシズム)

 

2023年5月中旬・午後16:45頃・晴れ 

雪国の田園地帯に水入れが始まり、田植えに備えてトラクターが代掻きしていました。 
作業するトラクターの近くに珍しく野鳥が集まっています。 
ムクドリSturnus cineraceus)の群れの他にはハクセキレイ♂(Motacilla alba lugens)1羽の姿を認めました。 
稲刈り後の刈田は水を抜かれて乾田でした。 
急に水没した上に泥土を撹拌されて溺れそうになった虫を鳥が捕食しに来たのです。 

トラクターが轟音を上げて通り過ぎた直後にムクドリやハクセキレイが飛来して、撹拌したばかりの泥濘に虫がいないか探して啄んでいます。 
獲物はケラやミミズなどと思われますが、映像では遠くてしっかり確かめられませんでした。 
泥の上に浮かぶ藁などに乗れば、ムクドリやハクセキレイはほとんど泥に沈まないで立つことができます。 
トラクターが近づくと、その前方に居た個体は横の畦道に飛んで一時避難してやり過ごします。 
 動画ではスズメの鳴き声も近くから聞こえますけど、スズメは水入れ直後の田んぼに来ませんでした。

代掻き作業中のオートライシズム(片利共生の採餌行動)を実際に観察できたのは今回が初めで、いたく感激しました。 
この採餌行動を撮りたくて、ここ何年も私はしつこく田んぼのトラクターを注視していたのです。 
鳥の本や写真集に載っているのに、オートライシズムをなかなか観察できないというのが私の実感です。
 (トラクターが田畑で作業していても、鳥がその周りに必ずしも群がるとは限らない。)
当地の野鳥はたとえ人里近くで暮らすシナントロープでも農民やトラクターをひどく恐れてなかなか近寄ろうとしないのでしょうか?
あるいは、長年の農薬使用によって田んぼで暮らす虫の数が激減しているのではないか?と疑っています。 
過去に遡るのは無理ですけど、有機農法(減農薬)の田んぼで比較すれば検証できるはずです。


関連記事(4、5、7年前の撮影)▶  



※ 動画編集でモザイク処理を練習するため、動き回るトラクターのナンバープレートをモザイク処理してみました。 
動体追尾機能(モーショントラッカー)に頼るよりも、手動でちまちまと数フレームごとにモザイク範囲を指定する方が結局は早いですね。 
Kdenliveを使って編集している私が今回参考にした動画がこちら↓。 


2023/12/26

ゴマダラカミキリばらばら死体の謎

2022年8月中旬

里山の尾根道でゴマダラカミキリAnoplophora malasiaca)の死骸が転がっていました。
頭部、胸部、腹部とバラバラにされた部位が点々と散らばっています。
鞘翅を開げたまま死んでいるのも不思議です。
復元すればほぼ全身が残っているので、野鳥や野生動物が捕食した食べ残しにしては変です。
自然死した死骸がアリによって解体されて巣に運ばれる途中なのでしょうか?
アリの大群は居なかったものの、写真をよく見直すと、頭部の死骸に2匹の黒アリ(種名不詳)が写っていました。
(右触角の先と大顎の下)

スズメの巣を襲って雛を狩り、持ち去るハシボソガラス(野鳥)

 

2023年5月中旬・午後13:30頃・晴れ 

郊外で民家の軒下でハシボソガラスCorvus corone)が何か獲物を啄んでいました。 
近くでスズメPasser montanus)の親鳥が鳴き騒いでいます。 
どうやら、赤いトタン屋根の物置小屋(車庫?)の軒先にあったスズメの巣をカラスが襲い、雛鳥を狩ったようです。 
冒頭のシーンをスロー再生すると、カラスの目の前をスズメがホッピングで逃げて行きます。
おそらく親鳥と思われますが、パニック状態でもありませんし、カラスに反撃して追い払うこともありませんでした。 
スズメが去ると、ハシボソガラスは足で押さえつけていた獲物を嘴で咥え直しました。 
手前に生えたスイバの群落が邪魔で、カラスの口元がよく見えないのが残念です。 
こういうとき撮影アングルを確保しようとして私が下手に動くと鳥は警戒して逃げてしまうので、我慢して撮影を続けます。 
餌食となったスズメの雛は裸ではなく羽毛が生え揃った状態です。 
既に息絶えているようで、暴れたりしません。 

やがてカラスは獲物を咥えて左に飛び去りました。 
車道を渡り、最寄りの2階建ての民家の屋根に止まり直しました。 
撮影中は気づかなかったのですが、1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみると、計3羽のスズメがカラスを追いかけていました。 
しかし屋根の上でもカラスを遠巻きにするだけで、スズメには為す術がありません。 
カラスを追い払うモビング行動(擬攻撃)には発展しませんでした。 

ハシボソガラスは獲物を屋根の上に一旦置いてから咥え直すと、少し歩いて屋根の縁へ移動しました。 
スズメの雛の頭が嘴から垂れ下がってブラブラしています。 
狩りの直後に獲物を断頭したり翅を毟ったりしないのが少し意外でした。 (近くで見ている私を気にしているのかな?) 
そのままカラスはどこかへ飛び去りました。 
獲物を喉袋には入れず、嘴で咥えたまま運んで行きます。 
行き先を見失いましたが、おそらく自分の巣に持ち帰り、腹を空かせた雛たちに給餌するのでしょう。 


※ 1/5倍速のスローモーションに加工したついでに、1.5倍に拡大しました。

 

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