2018/06/22

雪が残る田んぼで採食するハシボソガラス(冬の野鳥)



2018年3月下旬

雪解けが始まり水浸しになった刈田を1羽のハシボソガラスCorvus corone)が歩き回り、あちこち啄んでは採食していました。
嘴で地面の枯れ草(藁)を掻き分けて食物を探索中です。
ミミズのような細長いものを食べました。

夕方の西日に照らされて、なかなか美しく撮れました。(ちょっと自画自賛)
実際は早春なのですが、残雪がらみの行動なので「冬の野鳥」とのラベルをタイトルに付けておきます。


ハシボソガラス(野鳥)@残雪刈田+採食

2018/06/21

室内で越冬するキンイロエビグモ幼体の逃走(蜘蛛)



2018年2月下旬・室温19.8℃、湿度27%。

室内の天井にキンイロエビグモPhilodromus auricomus)が逆さまになってへばりついていました。
捕獲して精査した訳ではありませんが、おそらく幼体だと思います。
この部屋は冬でも昼間はときどき窓を少し開けて換気するので、そのときに暖かい室内に迷い込んだのでしょうか。
ブログのネタにするのは初めてですけど、実は毎年出会うありふれた光景です。(季節の風物詩)

この徘徊性クモを採寸するついでに定規で体にそっと触れると、走って少し天井を逃げました。
ビデオカメラの補助照明LEDが眩しかったのかもしれません。


クモ生理生態事典 2016』にてキンイロエビグモの項目を参照し、越冬態に関する情報を抜き書きすると、

・雌7.5~8.5mm,雄7~8mm,成体出現期5~8月.
・冬季はスギ,マツなどの太い樹木の樹皮下に袋状住居を作って越冬する.わら巻きを好み,各地のわら巻き調査で優占種になっている〔新海06〕.

・福島県郡山市・東北歯科大学にて11月10日に巻いた アカマツの巻きわらより全地点で50%以上を占める優占種(2月10日にサンプリング), 4・5~5・0mmの個体が約40%を占めるが,幼体も多く各段階のものが得られた〔窪田・栗城AT89〕. 千葉県立東葛飾高校で10月上旬にマツにわら巻きをして2月に調査,ほぼ亜成体越冬で, 性比は363:34で雌が多かった〔浅間AT89〕. 千葉県内のマツのワラ巻き調査の優占種〔浅間AC55(2)〕.

オナガ(野鳥)の小群と住宅地で遭遇



2018年3月下旬

郊外のコンビニの裏で民家の庭木(常緑針葉樹)のてっぺんにオナガCyanopica cyana)が止まっていました。
警戒心の強いオナガをこれほど近くから撮れたのは初めてかもしれません。

すぐに飛び立ったものの、2羽が近くの電柱に止まり直しました。
(先程とは別個体かもしれません。)
最後に飛び去ったときはピンぼけながらも3羽が写っていました。


オナガ(野鳥)@庭木:常緑針葉樹
オナガ(野鳥)@電線

2018/06/20

タラノキの葉裏で初期巣を増築するキボシアシナガバチ創設女王



2016年6月上旬


▼前回の記事
初期巣にアリ避けを塗布するキボシアシナガバチ創設女王

同じ日に撮った続きです。
巣材を持ち帰ったキボシアシナガバチPolistes nipponensis)の創設女王が帰巣したシーンは撮り損ねてしまいました。
育房の壁に新しい巣材を付け足して薄く伸ばしています。
巣盤が真っ白に見えるので、何を巣材にしているのか気になります。

初期巣の拡張を終えた女王蜂は身繕い。
次は育房全体を点検しながら巣盤の下面に腹部腹面を擦り付けてアリ避け物質を念入りに塗り付けました。
巣盤の上面に登ると、一休み。



ヒメオドリコソウの花とスズメ(野鳥)



2016年4月上旬

ようやく雪が溶けた地上でスズメPasser montanus)が2羽、採食していました。

映像では原っぱのように見えますが、耕作前の畑の端にあるただの狭い土手(畦道)です。
ヒメオドリコソウの群落が紫の花を咲かせています。
ヒメオドリコソウの新鮮な葉や花をスズメは食べるかな?と少し期待したのですが、見ている間は全く口にしませんでした。
地面や落ち葉をかきわけるように啄んで、草の種子や小さな虫を食べているのでしょう。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


2018/06/19

室内で越冬するオニグモの擬死落下(蜘蛛)



2018年2月上旬・午後19:00頃?

夜に部屋の照明を点灯すると、天井の隅で一匹の黒いオニグモAraneus ventricosus)がへばり付くようにぶら下がっていました。

クモの生死を確かめるためにビデオカメラで撮りながら指先でクモの体に触れようとすると、慌てたように擬死落下(死んだふり)しました。
オニグモが生きていることの証拠映像が撮れました。
どこに行ったのか見失ってしまいました。

翌日も夜(19:25頃)に同じ部屋の照明を点灯すると、天井の隅に同一個体と思われるオニグモが居ました。(@0:34〜)
薄暗いので補助照明の白色LEDで照らしながらビデオカメラで撮ると、オニグモは張り渡した糸に沿って移動しました。
徘徊性クモのように天井にぶら下がった状態で走り回るのではなく、天井直下に水平に張り渡された糸を綱渡りしているようです。
背景が白い天井なので、細い糸がよく見えません。

クモに軽く霧吹きすると、慌てて糸を引きながら落下しました。(@1:04)
途中で踏みとどまり、引き糸を伝って天井へスルスルと登り返しました。
このときの室温は18.3℃。

当地は雪国で厳冬期なのに、生きているオニグモと出会えるとは驚きでした。
私は知らなかったのですが、wikipediaで調べるとオニグモの越冬態は

秋に孵化し卵嚢内で幼生越冬、さらに10mm程度の幼体や亜成体、まれに成体でも越冬する[12]。


この部屋は冬でも昼間はときどき窓を少し開けて換気するので、そのときに暖かい室内に迷い込んだのでしょうか。
あるいは、天井の角にあって外界とつながっている換気ダクトの中で冬越し中の個体が、いつの間にか室内に侵入したのかもしれません。
このまま放置して観察してみます。
網も張らないので、生き餌を与える必要はなさそうです。


オニグモ(蜘蛛)@室内越冬:天井隅
オニグモ(蜘蛛)@室内越冬:天井隅

エゾノコリンゴの熟果を食べ脱糞するヒヨドリ(冬の野鳥)



2018年2月中旬・晴れ

庭木のエゾノコリンゴ(別名ヒロハオオズミ、サンナシ)で葉を落とした枝に熟した果実が残っています。
赤かった実も寒風にさらされ茶色になっていました。
1羽のヒヨドリHypsipetes amaurotis)がその熟果を採食しに来ていました。
一部の枝に少し残雪が見えます。

同じ庭の反対側にあるカキノキの甘い熟柿は野鳥によって全て食べ尽くされていました。
どちらの味が野鳥に好まれるかと言えば(嗜好性)、カキの実>エゾノコリンゴの実ということなのでしょう。
実際にエゾノコリンゴの実を試食してみると、とても渋みが強いのだそうです。(『野鳥と木の実ハンドブック』p13より)

食事の合間にヒヨドリが赤いジャムのような軟便をダラーッと排泄しました。(@1:08)
これぞまさしく種子散布の瞬間です。
いかにも果実を食べた後の糞に見えます。

ヒヨドリはエゾノコリンゴの果実を嘴でつついて回るものの、うまく食べられていない様子です。
どうして嘴で果肉をチョビチョビとつつくのではなく熟果を丸ごと咥えて飲み込まないのでしょうか?
素人目には、あまり気乗りのしない採食行動に見えます。
私を警戒してるのか、それとも食欲があまりないのかな?
果実の細い柄を長くして鳥に食べられにくくしているのが植物側の戦略だとしても、どういう目的なのか、ちょっと分かりません。
種子散布のためには、果肉を報酬として種子ごと鳥に飲み込んでもらわないといけないはずです。

実は同じ場所で昨年も撮れたのですが、今回のヒヨドリは単独行動でした。
▼関連記事
エゾノコリンゴの果実を採食するヒヨドリの群れ【冬の野鳥】
ヒヨドリ以外の他種の野鳥が来ていなかったのが残念でした。
横の車道を車が雪解け水のしぶきを上げて走行する音がうるさくて、ヒヨドリの鳴き声がよく聞き取れませんでした。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



2018/06/18

ハチミツソウの花蜜を吸うクロマルハナバチ♂



2016年9月下旬

農道沿いに咲いたハチミツソウ(別名ハネミギク)の群落でクロマルハナバチ♂(Bombus ignitus)が訪花していました。
吸蜜しています。
雄蜂♂の体色は♀と全く異なり(性的二形)、黄色・黒・茶色という明るくカラフルな縞模様です。


この日はハチミツソウの花で他の種類のマルハナバチを見かけず、クロマルハナバチの♀も来てないのは不思議でした。
(オオハキリバチは多数、訪花していました。)
ハチミツソウの同じ花でクロマルハナバチ♂とオオハキリバチが出会っても、互いに無関心で争いになったりしませんでした。


▼関連記事
ハチミツソウに訪花するクロマルハナバチ♂の羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】



2018/06/17

夕暮れの川上空を飛んで行くシラサギの群れ(野鳥)



2016年11月上旬・午後16:57〜17:04

日没後の川で白鳥(コハクチョウ)を眺めていたら、白鷺の群れが続々と飛来しました。
川の上空を上流へ飛んで行きます。
この近くにある集団塒(鷺山? コロニー?)に帰投すると推察されます。
もしかすると、先客のコハクチョウの群れが居る川面にシラサギも着水したかったのに、私が近くの川岸で撮影していたせいで警戒して急遽着水を中止して上流へ飛び去ったような気もしてきました。

白鷺(シラサギ)には何種類かいますけど、おそらく冬鳥で大型のダイサギArdea alba)だと思います。

ちなみに、この日の日の入り時刻は午後16:35。
かなり薄暗い夕方に撮ったので、カメラのAFも効き難く、画質も粗いです。
それでも純白の白鷺の舞うような飛翔シーンがとても美しかったです。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


1ヶ月後(37日後)の夕暮れにも同じ流域で、シラサギの群れが川に塒入りする様子を観察しました。

▼関連記事
白鷺が集団就塒する川【前編:冬の野鳥】
白鷺が集団就塒する川【後編:冬の野鳥】


2018/06/16

昼間も巣に留まるコロニー末期のヒメスズメバチ♀【暗視映像】



柳の根際に営巣したヒメスズメバチの記録#7

前回の記事#6

2017年10月上旬・午後15:11

15日ぶりの定点観察。
少し体調を崩してしまい、観察できない空白期間が開き過ぎてしまいました。
「どうせ誰かに壊された巣だし、正常な(自然な)状態ではないから…」とモチベーションが上がらなかったせいもあります。

柳の根際にあるヒメスズメバチVespa ducalis)営巣地の様子を午後に見に行くと、コロニーは完全に解散したようで、出入りする蜂は一匹も見かけませんでした。
未だ昼間ですけど、巣穴の奥に赤外線のビデオカメラを突っ込んで内部を暗視動画撮影してみました。

巣口のすぐ右横に外皮の破片が見えました。
真上にはキノコが一本生えてます。
ヒメスズメバチの食べ滓を栄養源にして育ったキノコだとしたら興味深いのですが、巣盤との位置関係が未だよく分かりません。
右上奥に巣と数匹の蜂がチラッと写りましたが、撮影中は気づきませんでした。
攻撃してこなかったのは、ワーカー♀ではなく性質が穏健な新女王である証拠かな?
もし白色LEDを点灯していたら、攻撃されたかもしれません。(防護服が無いので、無茶して危険な実験はできません。)
1/5倍速でスロー再生すると、5、6匹の♀が巣盤でウロウロしていました。
巣の外被は上半分しか無くて底が抜けています。

巣を壊された後で少し再建したのかもしれませんが、定かではありません。

おっかなびっくり液晶画面を見ながらの撮影はとても難しかったです。
内視鏡のようなファイバースコープカメラが欲しいところ。

数時間後の夕方に再訪しても巣穴から蜂の出入りが無いことを確認しました。
次回は、念の為に巣を発掘調査してみるつもりです。


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

つづく→#8


落ち葉をめくって餌を探すスズメの群れ(冬の野鳥)



2018年2月下旬

神社の参道でスズメPasser montanus)が群れていました。
雪が溶けると、コンクリートで固めた参道の横の地面が露出しました。
砂利が敷き詰められた地面には、杉(スギ)やイチョウなどの落ち葉が積もっています。

計8羽のスズメが続々と集まり、とても狭い区画で採食しています。
嘴で杉の落ち葉をめくったり地面をほじくりかえしたりして、餌となる虫を探しているのでしょう。

食べ物の少ない厳冬期はスズメも必死です。
ときどき隣のスズメ同士で小競り合いが勃発します。
群れから2羽が離れ、少し雪が残る参道をときどきついばみながら横断し始めました。
しかし、すぐに仲間のもとに走って戻りました。
引きの絵にすると、奥にもう一羽の仲間外れ?の個体が居たので、計9羽でした。

最後は何かに驚いて一斉に飛び立ち、近くの電線にスズメの群れは避難しました。
すぐに私は採食現場に向かい、動画で記録。


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


スズメ(野鳥)群れ@参道+採食:落ち葉めくり
スズメ(野鳥)群れ@参道+採食:落ち葉めくり
スズメ(野鳥)9群れ@電線

2018/06/15

カキの落果に群がり吸汁するハエ



2017年11月上旬

道端でカキノキの下に熟した果実が落ちていました。

その落果に様々なハエが計8匹も群がり、果皮の破れ目に頭を突っ込んで果肉を舐めていました。
内訳はミドリキンバエ1、赤金色のキンバエ1、ニクバエ?6匹。
(ハエの種名を見分けるのは自信がなくて、ほぼ適当です。)

最後はカキノキを見上げると、枝には未だたくさんの実がなっています。



柳の枝でモズ♂が脱糞(野鳥)



2016年4月下旬

湿地帯に生えた柳の灌木でモズ♂(Lanius bucephalus)が横枝に止まっていました。
後ろ姿を撮っていると、白い糞をポトリと排泄。(@0:15)
最後は下の地面に飛び降りました。

画質がやや粗いのは、遠くてカメラのデジタルズームを試しに使用したからです。



2018/06/14

夕暮れにセイタカアワダチソウの花で吸蜜するキクキンウワバ(蛾)



2016年10月上旬・午後17:28〜17:31

郊外の住宅地の道端に咲いたセイタカアワダチソウの群落で、日没後に2頭の蛾が訪花していました。
吸蜜中も羽ばたきを続けていますが、脚を花に掛けているのでホバリング(停空飛翔)ではありません。
ちなみに、この日の日の入り時刻は午後17:13。

同定するために動画だけでなくストロボを焚いて写真に撮ったものの、ピントがしっかり合う前に逃げられてしまいました。
おそらく3年前にも撮影したキクキンウワバThysanoplusia intermixta)だと思うのですが、どうでしょうか。

前回も撮影時刻は夕暮れでした。


▼関連記事
セイタカアワダチソウの花蜜を吸うキクキンウワバ(蛾)

キクキンウワバ?2(蛾)@セイタカアワダチソウ訪花吸蜜
キクキンウワバ?2(蛾)@セイタカアワダチソウ訪花吸蜜

屋根に積もった雪を食べるハシボソガラス(冬の野鳥)



2018年1月中旬・午後16:00頃

川沿いの民家の屋根に登る梯子から水平に伸びた鉄骨に2羽のハシボソガラスCorvus corone)が止まっていました。
互いに至近距離で向き合ってお辞儀をしながら大声で鳴き交わしました。
繁殖期が始まるのは未だ早いと思うのですが、つがいのお見合い行動なのかな?
(求愛の一種?)
周囲に対する縄張り宣言なのかもしれません。

挨拶が済むと足元の鉄骨で嘴を拭い、相次いで屋根の方へ別々に歩き出しました。
一羽が屋根に残った雪で嘴を拭い、ザラメ雪を少し食べました。

▼関連記事
屋根の雪を食べるハシボソガラス【冬の野鳥】
雪を食べるハシボソガラス【冬の野鳥】

傾斜のついた屋根を登り反対側へ歩いて行ってしまうと、死角で見えなくなります。
(雪国の屋根は、積もった雪がなるべく自然に落ちるように急傾斜になっていることが多いのです。)
もう一羽は梯子の近くに居残り。


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



2018/06/13

越冬中のツマグロオオヨコバイ成虫を室内で見つけた!



2018年2月上旬

深夜、台所の天井隅に色鮮やかな(黄緑色の)1匹のツマグロオオヨコバイBothrogonia ferruginea)が止まっていました。

ツマグロオオヨコバイはありふれた昆虫ですが、成虫で冬越しするとは知りませんでした。
極寒の屋外から暖かい室内に迷い込んだのか、それとも室内のどこかで休眠越冬中に目覚めてしまって天井隅に移動してきたのかもしれません。
室温を測るべきだったのに、忘れてしまいました。

ビデオカメラで撮りながらツマグロオオヨコバイの体に箸の先で触れると反射的に擬死落下したので、生きていることが分かりました。
床に落ちた後はどこに紛れ込んだのか、見失ってしまいました。
(受け皿を用意しておけばよかった…。)


3日後の午後、同じ台所の窓際で緩慢に徘徊していたツマグロオオヨコバイを発見。
おそらく同一個体だと思います。
(それとも台所のどこかで集団越冬しているのか?!)
採取して1mm方眼紙に載せると、ゆっくり歩き回りました。

静止すると、前脚で触角を交互に擦りました。
この化粧(身繕い)の様子がなんとも可愛らしいですね。
近くに置いてあった黄色のプラスチックケースに登ったところを指で触れると、翅を広げジャンプ(跳躍)しながら飛び立ちました。
このときの室温は25℃。

真冬の雪国で生きた昆虫(しかも成虫)に出会えたのは、ささやかな喜びでした。


ツマグロオオヨコバイ越冬@天井
ツマグロオオヨコバイ越冬@天井
ツマグロオオヨコバイ越冬@方眼紙

葉桜の花蜜を吸うヒヨドリ(野鳥)



2017年5月上旬

郊外の道端に育ったソメイヨシノの老木で花が散りつつある葉桜の状態でした。

一羽のヒヨドリHypsipetes amaurotis)が訪花していました。
細い枝でも逆さまにぶら下がった姿勢で嘴を花につっこみ、器用に吸蜜します。

次から次へと訪花するヒヨドリの嘴は桜の花粉で汚れています。
この時期は未だ活動する虫の数が少ないので、もしかすると桜の花の受粉を主に担っているのは昆虫ではなくヒヨドリなのかもしれません。
(桜は鳥媒花か虫媒花なのか?)

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



2018/06/12

初期巣にアリ避けを塗布するキボシアシナガバチ創設女王



2016年6月上旬

山間部の峠道の横に生えたタラノキ灌木の葉裏にキボシアシナガバチPolistes nipponensis)の初期巣を見つけました。
葉裏の主脈に巣柄を固定し、巣盤を吊り下げています。
育房内には白い卵が既に産み付けられていました。
巣を真下から見上げるアングルを現場で確保できなかったために、育房数や卵数をカウントできませんでした。
創設女王が育房を忙しなく点検して回ります。
そのついでに女王蜂は、巣盤の上部や巣柄、育房壁に腹部下面を擦り付けていました。

この行動は天敵であるアリが巣に侵入しないように、アリが忌避する物質を巣に塗布しているのでしょう。
アシナガバチ♀は腹部末端節の腹板基部に開口したヴァン・デル・ヴェフト腺からアリ避け物質を分泌するのだそうです。
単独営巣期は特に、女王が外役に出かけると巣は完全に留守(無防備)になりますから、真剣なアリ対策が必要になるのです。
外出の前にこの行動をよく行います。

つづく→タラノキの葉裏で初期巣を増築するキボシアシナガバチ創設女王



カワガラス:厳冬期の潜水漁(冬の野鳥)



2018年2月中旬

街中を流れる川でまたカワガラスCinclus pallasii)を見つけました。
撮影しようと私が不用意に近づくと、カワガラスは鳴きながら川面の上空を低空で飛んで逃げてしまいます。
鳴き声はチュンチュンチュン♪またはチッチッチッ♪と聞こえました。
警戒心が強いようですが、今回もなんとか潜水漁を動画で記録することが出来ました。

カワガラスは川中にある岩の上に乗って、捕ってきたばかりの獲物を岩に叩きつけて殺していました。
川の両岸は積もった雪が壁のようになっています。

うっかり獲物を落としてしまいましたが、すぐに拾い直しました。
食べ残し(食べ滓)を岩の上に置きました。
なんとなく貝殻のような気がします。
食後は川の水で嘴をゆすぎました。
すぐに再び冷たい川に飛び込んで漁を再開。

同じ岩にピョンと飛び乗るように戻って来たカワガラスは空荷でした。
どうやら今回は不漁に終わった模様です。
ときどきパチクリと瞬きすると白い瞬膜が目立ちます。
尾羽根を忙しなく上下に動かしています。
岩から飛び立ち、漁をする場所を変えました。

切り立ったコンクリートの護岸には枯れ草が垂れ下がっていて、一部は残雪に覆われています
そこで何か動く獲物(虫?)を見つけたのか、橋の下の近くの護岸をカワガラスは少し調べてから飛び去りました。


そっと追いかけて三度目に見つけたときは、川の中央部で潜水と息継ぎを何度も繰り返していました。
水中で見つけた獲物を嘴に咥えると、飛んで岸壁に戻りました。
すぐに入水し、潜水漁を再開。
泳ぎながら川の中央部(流れの早い瀬の部分)へ向かいます。
最後は上流へ飛び去りました。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


ときどきしか冬の川に通えませんでしたが、カワガラスに出会えたのはこの日が最後でした。
街中を流れる川で餌を食べ尽くし、縄張りを変えたのでしょうか。
それとも繁殖期が始まると上流域の渓流に戻るのでしょうか。



2018/06/11

衰退したヒメスズメバチのコロニー



柳の根際に営巣したヒメスズメバチの記録#6



前回の記事#5


2017年9月中旬・午後15:45〜15:50

4日ぶりの昼間に様子を見に来てみると、コロニー活動の衰えを感じます。
巣に出入りするハチの数が激減していました。
巣を壊されたという理由だけでなく、時期的にコロニーの解散が間近なのかもしれません。

ヒメスズメバチ♀(Vespa ducalis)がワーカーなのか新女王なのか見分けられないのが、もどかしいところです。
今思うと、長いピンセットを使って巣前庭に1円玉をそっと置けばよかったですね。
大きさの比較対象となり、居残っている蜂を採寸できたことでしょう。

巣前庭で2匹の♀α、βが日光浴しながらのんびり化粧(身繕い)していました。
巣を背後にした2匹は別々の方角を向いています。
奥の巣穴から3匹目の♀γが前庭に歩いて現れ、飛び去りました。

しばらくすると突然、巣穴の上部から出巣しようと4匹目の♀δが前庭に滑落しました。
日光浴中に突然ぶつかってこられた♀個体は反射的に反撃しても良さそうなものなのに、喧嘩にはなりませんでした。
(やはりワーカーよりも性格が穏健な新女王なのかな?)
落ちてきた個体♀δはそのまま前庭を少し歩いてからから羽ばたいて出巣しました。
次は巣穴の右奥から更に5匹目の♀εが歩いて出て来て、同様に出巣。
前庭に居残った♀α、βのうち左側の個体が身繕い。
門衛として巣を守っているつもりなのか、触角は油断なく動かしています。

恐れ知らずのオツネントンボが飛来し、巣口に上から垂れ下がっていた柳?の細根に止まりました。
コロニーに勢いがある時期なら追い払うか獲物として狩る瞬間が見れたかもしれませんが、前庭で油を売っているヒメスズメバチからは死角になって見えないようです。
このオツネントンボは虎口で休んでも狩られることなく、いつの間にか飛び去りました。

蝿(ニクバエの一種)が一匹、巣前庭に止まっても、ヒメスズメバチは無関心でした。
私がハエに気を取られている間に、一匹の♀(?)が帰巣し、巣穴の右奥に姿を消しました。



つづく→#7



トチノキを登り飛び立つアカゲラ♂(冬の野鳥)



2018年2月上旬

庭木の若いトチノキアカゲラ♂(Dendrocopos major)が木登りしながら餌を探していました。
今回は鳴き声を発していません。
未だ細い幹を登ると、てっぺんから飛び去りました。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


2018/06/10

キンケハラナガツチバチ♂は捕まえると腹端のトゲで刺そうとするが痛くない



2017年11月中旬

8年前にキンケハラナガツチバチ♂(Megacampsomeris prismatica)を初めて撮影したブログ記事で、私は次のように書きました。

♂なので毒針はもちませんが、腹端に刺が3本生えていて捕まえるとこれでチクチク刺してくるのだそうです。
今度見つけたら試してみよう。

セイタカアワダチソウに訪花していた♂雄蜂を見つたので、長年の懸案だったテーマを実験してみましょう。
持っていたビニール袋を使ってキンケハラナガツチバチ♂を生け捕りにしました。
♀と比べて♂の大顎は貧弱なのか、ビニール袋を食い破れません。



家に持ち帰り、袋からハチを取り出しました。
右翅と脚を指で摘んだ状態で保定すると、長い腹部を曲げて腹端にある3本の鋭い突起で刺そうとしてきました。
しかし全く痛みはなく、こけ脅しでした。
腹端トゲの材質が柔らかく、いくら指に突き立てても皮膚を貫通して出血するほど刺さりません。
これは以前、キンケハラナガツチバチ♂標本の腹端トゲに触れた時も感じたことで、だからこそ私は恐怖心を抱かずに生きた雄蜂で実験できたのです。

つまり同種(あるいは近縁種)の♀による刺針行動を♂が擬態しているのでしょう。(刺針行動擬態と勝手に呼ぶことにします。)
もし鳥などの捕食者がキンケハラナガツチバチ♀の毒針に刺された経験があれば、雄蜂♂が痛くなくても刺す素振りをするだけでその恐怖の記憶が蘇り、捕まえた雄蜂を咄嗟に離してしまうことは有り得そうです。
比較対象として、キンケハラナガツチバチ♀の毒針を使った刺針行動も動画に撮ってみたいものです。
ちなみに、腹部が黄色と黒の縞模様なのは多くのハチ類に共通したミューラー型擬態です。



♂に特有の腹端トゲの正式名称を知らないのですが(ご存知の方は教えて下さい)、もしかすると♀と交尾する際に何か重要な役割があるのかもしれません。

例えばトンボの♂は腹端には把握器があり、♀の首根っこを掴んで尾繋がり状態になるのが交尾への第一歩です。
しかしキンケハラナガツチバチ♂の腹端トゲは動きません。

あるいは♂同士が争うときに、この三叉棘を武器として使うのでしょうか?
3本のトゲの物理的な強度をもう少し上げて刺す武器として進化させるのは難しくない(明らかに生存に有利)と思うのですが、武器としてなまくらな状態のままなのは何故でしょう?

繭から羽化脱出するときに普通の蜂は大顎で食い破るのですが、キンケハラナガツチバチ♂はこのトゲを使って繭を内側から破いたり引き裂いたりするのかな? 
しかしこの仮説は、♂にしか無い理由を説明できるでしょうか?
ツチバチの♂成虫は♀よりも腹部が長いので、繭の段階から性的二形があったりして?
ツリアブ科の中にはハナバチや狩蜂の巣内に労働寄生して育つものがいます。
そのようなツリアブは蛹の頭頂部に生えている鋭い突起を使って寄主♀が(泥などで)巣を封じた隔壁を中から破って外に脱出してから羽化するのです。
▼関連記事 
竹筒トラップに寄生したエゾクロツリアブ?の羽化

♀の毒針は産卵管が変化したもので伸縮自在です。
一方♂の腹端トゲ(三叉矛)は、腹端のクチクラが棘状に変形した構造で、伸縮しません。

余談ですが、顔を接写してみるとキンケハラナガツチバチ♂の大顎は左右非対称でした。
左の大顎だけが開閉しています。
どの個体もそうなら、機能的にどんな意味があるのでしょうね?
実は腹端トゲに刺されるよりも、大顎に噛まれたくなかったので、今回の実験では翅を摘んだのでした。
(実は噛まれても痛くないのかな?)


キンケハラナガツチバチ♂@捕獲+刺針行動擬態
キンケハラナガツチバチ♂@捕獲+刺針行動擬態
キンケハラナガツチバチ♂@捕獲+刺針行動擬態

滑翔中に鳴く♪トビ(野鳥)



2016年7月上旬・午前9:06〜9:12

郊外の住宅地の上空を一羽のトビMilvus migrans)が帆翔していました。
逆光のためトビのシルエットしか写らず、翼の下面の模様は見えませんでした。
「鳶がくるりと輪を描きながらピーヒョロロ♪と鳴いている」シーンがなかなか撮れません。
私が望遠レンズを向けると警戒してしまうのか、鳴き止んでしまうのです。

滑翔の合間にときどき羽ばたいて高度を上げています。
近くでカラスの鳴き声がしますけど、未だモビング(擬攻撃)しには来ません。

後半にようやくピーヒョロロ♪と鳴いてくれました。
遠くの空からかすかに聞こえてきますが、残念ながら私が立っているすぐ横を流れる側溝の水音でかき消されてしまいそうです。


トビ(野鳥)@滑翔

2018/06/08

アカオニグモ♀の卵嚢作りと産卵:その6 まとめ【100倍速映像】(蜘蛛)



2017年11月上旬


▼前回の記事
アカオニグモ♀の卵嚢作りと産卵:その5【俯瞰400倍速映像】(蜘蛛)

アカオニグモ♀成体(Araneus pinguis)が飼育容器の底で卵嚢を作る一部始終を横から微速度撮影で記録しました。
10倍速映像を3部作に分けて(シリーズその1〜3)各ステップを紹介してきましたが、更に早回し速度を上げた100倍速映像で一気にお見せします。
作り初めのアカオニグモ♀は円形の天幕を休み休み張っていました。
前に紹介した動画その1では退屈な休憩シーンを編集でカットしましたが、今回はノーカットなので、休憩の取り方も分かります。

深夜になると急に作業のペースが上がり(@8:56〜)、天幕シートを一気呵成に作り上げました。
続いて、天幕の下面に産卵を開始。(@9:52)
オレンジ色の丸い卵塊の下半分を糸で包み始めます。(@10:02)
遂に卵嚢が完成しました。(@11:46)
これ以降♀クモは静止し、卵嚢をガードします。

卵塊を保護する卵嚢を作る際は、網を作る糸とは全く異なる専用の糸(非粘着性)が紡ぎ出されるそうです。

管状腺(cylindriform gland)は、中疣と後疣に開口する比較的大きな糸腺です。管状腺の糸は、卵嚢の内側で卵塊を包む柔らかい糸として用いられます。産卵のときだけに必要になるので、♀にしかありません。 (『糸の博物誌:ムシたちが糸で織りなす多様な世界』p12より引用)



ネット検索で調べたら面白い情報を見つけました。
卵を保護するための「卵のう」の表面は、規則的に編まれた織布とは違って、太い糸と細い糸からなる繊維が不織布状になっている。 (大崎茂芳. "クモの糸の秘密." 繊維学会誌 62.2 (2006): P_42-P_47.PDFより引用)




卵嚢が完成した後にアカオニグモ♀が卵嚢ガード(休息)するシーンの大半は編集でカットしました。


私は解剖学的な知識が曖昧だったのですけど、最近読んだ本、中田兼介『まちぶせるクモ:網上の10秒間の攻防』によれば、 ♀クモの交接孔と産卵孔は別々なのだそうです。

♀の外雌器は書肺の後ろにあり、別々の受精嚢につながる2つの交接孔と、その間に産卵のための孔が一つ開いている。 (p4より引用)


クモの種類によって違うのかな…?と疑問に思って、専門書『クモの生物学』第10章を紐解いて復習しました。
コガネグモ上科のクモ類は完性域類に属し、♀の受精嚢は交接口と受精口の2方向に開口している両開口型で、交尾口と産卵口が別々らしい。


シリーズ完。


八木式アンテナで相互羽繕いするハシボソガラスのつがい(冬の野鳥)



2018年1月中旬

民家の屋根でハシボソガラスCorvus corone)が八木・宇田アンテナと呼ばれる旧式のテレビアンテナに止まって翼を休めていました。
初めは一羽が妙な姿勢で止まっているように見えたのですが、途中から一羽が向きを変えてくれたおかげで、並んでいる2羽が重なって見えていたと判明。
仲睦まじく嘴で相互羽繕い(対他羽繕い)していたので、おそらく♀♂のつがいなのでしょう。
隣の個体の頭部付近の羽毛を嘴で逆撫でるように優しく撫でていました。
羽繕いされた個体はお返しすることなく、2羽はアンテナ上で少し離れてしまいました。

地デジに移行するとともにパラボラアンテナばかりになって早7年、昔懐かしい八木式アンテナが屋根に設置したままの民家は珍しいですね。
アンテナに対して今回のカラスは特に悪戯していませんでした。

参考:テレビアンテナの天敵とは?(アンテナ工事業社のサイトより引用↓)


従来の八木式アンテナ   魚の骨状のアンテナは   カラスや ハトが 非常に   とまりやすく  嘴による損傷  フンによる腐食  飛び立つときの  衝撃による  素子の破損・・・・・耐用年数が短くなる  最大の原因です

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


ハシボソガラス2(野鳥)@八木式アンテナ

2018/06/07

アカオニグモ♀の卵嚢作りと産卵:その5【俯瞰400倍速映像】(蜘蛛)



2017年11月上旬・(午後18:32〜翌日の午後16:11)


▼前回の記事
アカオニグモ♀の卵嚢作り:その4:卵嚢ガード【60倍速映像】(蜘蛛)

飼育下でアカオニグモ♀(Araneus pinguis)が卵嚢を作る様子を別アングルからも微速度撮影していました。
インターバル撮影の専用カメラ(Brinno TLC200)を上から見下ろす俯瞰のアングルで設置し、20秒間隔の連続写真を撮りました。
その素材を元に20fpsの動画に加工しました。
400倍速の早回し映像をご覧下さい。
残念ながらこのカメラは焦点距離が30cm以上なので、思い切った寄りの接写ができません。
入門機種なので、オプションのマクロレンズも用意されていないのです。
やや遠くから(引きの絵で)撮った映像になりますが、仕方がありません。


初めのうちアカオニグモ♀は円形の天幕を休み休み張っているのがよく分かります。
深夜になると作業のピッチが上がり、早朝の午前6:19に卵塊を産み始めました。
卵嚢を中心にしてクモ自身が回転しながら糸を紡ぎ、卵塊を少しずつ覆います。
このとき♀クモの回転運動は右回り、左回り(時計回り、反時計回り)と交互に(ランダムに)行われていることが、俯瞰だとよく分かります。
午前9:28にクモは完成した卵嚢にぶら下がったまま静止しました。
これ以降はほとんど動きが無くなり、卵嚢ガードを続けています。
後半になると、大きさの比較として一円玉(直径20mm)を並べて置いてみました。


つづく→その6:100倍速まとめ映像


カモガヤの穂に止まるカワラヒワ(野鳥)



2016年6月下旬

山村の道端でカワラヒワCarduelis sinica)が枯れたカモガヤ(=オーチャードグラス)の細い茎に止まっていました。
カワラヒワは種子食性なので、穂先の実を啄むかと期待して撮り始めたのですが、そのまま飛び去りました。



2018/06/06

アカオニグモ♀の卵嚢作り:その4:卵嚢ガード【60倍速映像】(蜘蛛)



2017年11月上旬・午前10:42〜午後14:12
▼前回の記事
アカオニグモ♀の卵嚢作り:その3(蜘蛛)【10倍速映像】

一晩かけて卵嚢を作り上げたアカオニグモ♀(Araneus pinguis)の様子を60倍速の早回し映像でご覧下さい。
たまに身動きしたり向きを変えたりするだけで、卵嚢にしがみついた姿勢のまま静止しています。

こうした休息状態は「卵嚢ガード」と呼ばれるのですが、もし卵の天敵が現れたら本当に母クモは撃退するのでしょうか?
実験してみたいのですけど、この時期になると野外で活動する虫の数が激減していて、適当な相手を見つけてこれませんでした。
例えばアリとかカメムシでも良いから卵嚢の上に乗せて歩かせてみて、母クモの反応を見たいものです。


アカオニグモ♀(蜘蛛)俯角@卵嚢ガード+scale
アカオニグモ♀(蜘蛛)俯角@卵嚢ガード+scale
アカオニグモ♀(蜘蛛)俯角@卵嚢ガード+scale


アカオニグモ卵嚢@方眼紙(ススキの種子が付着)
卵粒をコーティングしていた粘液が白く固まった?


【後日談】
この♀はもう新しい円網を張って餌を捕る元気は無く、5日後に死亡しました。
4日目までは生きていて、卵嚢ガードを続けました。
寿命を迎えたアカオニグモ♀の外雌器を接写すると、垂体が残っていました。
これは未交接の処女♀という意味なのですかね?

だとすれば、せっかく苦労して作った卵嚢も無精卵ということになります。
(クモの種類によっては、♂が交接の際に♀の垂体を破壊して他の♂と交接させなくするらしいのですが、アカオニグモもそうなのか私は知りません。)


以下の写真は死後3日後に接写したもので、少し干からびた状態です。

アカオニグモ♀(蜘蛛)標本:背面@方眼紙
アカオニグモ♀(蜘蛛)標本:腹背@方眼紙
アカオニグモ♀(蜘蛛)標本:頭胸部@方眼紙
アカオニグモ♀(蜘蛛)標本:顔@方眼紙
アカオニグモ♀(蜘蛛)標本:腹面@方眼紙
アカオニグモ♀(蜘蛛)標本:外雌器+垂体
アカオニグモ♀(蜘蛛)標本:外雌器+垂体


得られた卵嚢を大事に保管して越冬させたのですが、記事を書いている6月上旬になっても未だに幼体が孵化(出嚢)しません。
冬季は冷暗所(室温の低い地下室)に保管していたのですが、暖冬だったために冷気に充分晒されず、休眠越冬に失敗したのでしょうか?
それとも無精卵だったのかもしれません。
もう少し待って駄目なら、卵嚢を割って中を調べてみます。

つづく→卵嚢作りを別アングル(俯瞰)でインターバル撮影




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