2017/11/03

アベリアの花で採餌するトラマルハナバチ♀



2017年7月下旬

アベリア(別名ハナツクバネウツギ、ハナゾノツクバネウツギ)の生け垣でトラマルハナバチBombus diversus diversus)のワーカー♀が訪花していました。
舌が短く盗蜜癖のあるクロマルハナバチ♀とは異なり、本種はマルハナバチの中でも舌が長いので、花筒の入り口から頭を突っ込む正当訪花で吸蜜することができます。
釣鐘型の花筒の中で蜂の黒くて長い舌の出し入れが透けて見えます。
訪花の際にトラマルハナバチ♀の頭部は白い花粉で汚れますし、次の花に潜り込むときに雌しべに触れて受粉を助けています。
後脚の花粉籠に白い花粉団子を少量付けていました。
こうして、トラマルハナバチ♀は蜜の報酬の代わりに送粉者としての役割を果たしているのです。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


花筒の根本にある盗蜜痕に注目

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