2015/06/19

ヒオドシチョウの蛹化【2アングルの微速度撮影】



ヒオドシチョウの飼育記録#8

▼前回の記事
脱皮前の眠状態で蠕動するヒオドシチョウ前蛹【微速度撮影】

2015年5月下旬・室温29℃

計4頭飼育していたヒオドシチョウNymphalis xanthomelas japonica)の中で一番成長の早かった個体a黄の記録です。
前蛹が脱皮して蛹化する過程をカメラ2台のマルチアングルで微速度撮影してみました。
竹の棒(板)に対して前蛹の腹端が少し斜めを向いて固定されているため、アングルの調整に苦労しました。

初めは側面から10秒インターバル撮影した連続写真(午後12:25〜16:40)から制作した早回し映像。
次いて、やや背面から狙った20倍速映像。
本当は2つのアングルの映像を同じ画面に並べてお見せすれば格好良いと思うのですが、素材の早回し速度を揃えるのが面倒で諦めました。

午後15:30、遂に前蛹の胸背が割れて脱皮が始まりました。
蛹化開始の時間は、特定の時間帯に始まるのではなく、前蛹になってからの経過時間で決まってしまうような気がしました。(要検討)
白っぽい(銀色?)垂蛹はしばらくピクピクと蠕動していましたが、やがて落ち着きました。
蛹の色は錆色というか地味なままで変わらず、黒化や色素沈着などはありませんでした。

微速度撮影は初めのセッティングをすればあとはカメラにお任せするだけなので、実はそれほど難しくはありません。
久しぶりに微速度撮影したので、我ながら絵作りが雑ですね…。
竹棒を支える台として使った容器内をマイマイガ幼虫が徘徊しています。
コミカルな映像になるかと思ったのですが、目障りかもしれません。

以下は抜け殻の写真。




【おまけの動画1】
前蛹のやや背側から狙い、初めから動画で微速度撮影した10倍速映像。



【おまけの動画2】
上の素材を早回しにした20倍速映像。



【おまけの動画3】
更に早回し速度を上げた30倍速映像。



【おまけの動画4】
前蛹の側面から狙い、10秒インターバル撮影した写真を元に制作した早回し映像。



【おまけの動画5】
インターバル撮影した同じ素材で、早回し速度を下げた映像。

つづく→#9:別個体の前蛹の脱皮・蛹化【2アングルの微速度撮影】


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