2014/12/20

コナラ樹液酒場でハエに負けたサトキマダラヒカゲ



2014年9月上旬

里山の雑木林で樹液が滲むコナラの幹にサトキマダラヒカゲNeope goschkevitschii)が止まっています。
他の昆虫が樹皮を齧って開けた穴に口吻を突っ込んで樹液を吸汁しています。
近づくハエを牽制するためときどき軽く翅を羽ばたかせるものの(占有行動)、翅表は決して見せてくれません。
大き目のミバエ?(種名不詳)によるしつこい頭突き攻撃に耐えかねて飛び去ってしまいました。
引きの絵にすると、逃げたのではなく幹を少し下りた所で一時避難していました。
樹液酒場の力関係でハエは最下層だと思っていたので、強気のハエが蝶を打ち負かしたことに少し驚きました。
同定用にハエの写真も真面目に撮っておけばよかったですね。



溜池に飛来するゴイサギ幼鳥【野鳥:ハイスピード動画】



2014年8月下旬

溜池の水面からカルガモの群れが飛び立つのを期待して240-fpsのハイスピード動画を撮り始めたら、左手から別の水鳥が飛来しました。
溜池上空を旋回すると奥の芦原に着陸。
慌てて通常のHD動画モードに切り替え望遠レンズで覗いてみると、奥の芦原にゴイサギNycticorax nycticorax)の幼鳥が2羽隠れていました。
淡褐色の斑点が見事な保護色(カモフラージュ)になっています。
少し手前の水面にもう一羽のゴイサギ幼鳥が新たに着水しました。
水面に2羽、奥の芦原に2羽と計4羽が集まっています。
同じ巣から巣立った兄弟姉妹なのでしょうか。
親鳥はどうしているのかな?
手前の岸辺にはガマも少し生えています。

本種は夜行性らしいので、いつか暗視カメラで行動を記録してみたいものです。
溜池全体を照らすには、かなり強力な赤外線投光機が何台も必要になりそうです。
赤外線センサーカメラ(カメラトラップ)を何台か仕掛ける方が現実的かもしれません。



苔むしたコナラの根際で争うスジクワガタ♂



2014年9月上旬

苔むしたコナラの根際で小型のクワガタムシ2匹が喧嘩していました。(闘争シーンは撮り損ね)
2匹は一旦離れたものの、ウロウロ歩き回った挙句に結局は同じ穴に潜り込みました。
樹液スポットを巡って争奪戦が行われているのか、隠れ家(シェルター)として苔の下に潜り込もうとしているのか、目的がよく分かりませんでした。

幹を覆う苔をスズメバチのように大顎で毟り取ったり苔の下に潜り込んで樹皮から樹液を舐めようとしているような気がします。
ハエも来ているので、やはり樹液が滲むスポットのようです。
同一のコナラの木でもスズメバチ類(チャイロスズメバチ、モンスズメバチ)が盛んに通って専有している樹液スポットとは互いに棲み分けているのが興味深く思いました。

恥ずかしながら未だにクワガタムシを見分けるのはあまり自信がないのですけど、これはコクワガタ♂(Dorcus rectus)ですかね?
小型で大顎の発達が悪いとは言え、♀ではないと思うのですけど。
もし♀だとしたら、産卵のための行動である可能性もありますかね?
それともクワガタムシ以外の甲虫だったりして…。





動画撮影後に2匹を採集しました。
以下は標本写真。

鞘翅に縦筋があるので、小型のスジクワガタ♂(Dorcus striatipennis)のような気もしてきました。
ただし、大顎の内歯が一つである点はコクワガタの特徴なので素人には悩ましいところです…。
小学館の学習百科図鑑49『クワガタムシ』p47によると、
(スジクワガタは)コクワガタに似ていますが、大型個体では、大顎の内歯は常に2本あり、小型の個体でも必ず小さい歯が1本あります。また、中・小型の♂、♀は前翅に縦筋がはっきりと現れます。
『札幌の昆虫』p112によれば、
コクワガタとスジクワガタのちがい全てのコクワガタの上翅にはすじがない。スジクワガタも大型〜中型の♂ではすじが消失するが、大顎の内側の歯の形が異なるので区別できる。

正面および側面から接写した際に、前脚の腿節前面に密生した褐色の毛束パッドを見つけました。
これはセンチコガネ科およびクワガタムシ科に性別を問わず見られ、フェロモンを分泌するらしい。
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2014/12/19

コナラの樹液酒場に居座り吸汁するモンスズメバチ♀【10倍速映像】



2014年9月上旬

里山の雑木林で苔むしたコナラの幹で1匹のモンスズメバチVespa crabro flavofasciata)のワーカー♀が居座り樹液を吸っていました。
その占有行動を10倍速で微速度撮影してみました。
緑色の苔を大顎で毟り取り、露出した幹を齧って樹液の分泌を促しています。
甘い発酵臭に誘われてアリ(種名不詳)やハエも続々と集まって来ています。
しかし怖いモンスズメバチが陣取っているため、樹液酒場に近づけません。

やがてチャイロスズメバチが飛来してモンスズメバチを追い払いました。(@1:35)
実はこのコナラの木は根本近くで二又になっており、もう一本の苔むした幹でチャイロスズメバチの群れが上質の樹液スポットを占有していました。

▼関連記事
コナラの樹液酒場に居座り吸汁・排便するチャイロスズメバチ♀【10倍速映像】
樹液酒場での力関係では常にチャイロスズメバチの方がモンスズメバチよりも強いことになっています。
したがって今回もモンスズメバチはやや質の劣る樹液スポットに甘んじていたのです。
チャイロスズメバチはせっかくモンスズメバチを追い出したのに、なぜかこの樹液スポットを横取りしませんでした。
やはりここは分泌する樹液の質や量が劣るようで、ただの嫌がらせだったのでしょう。

モンスズメバチは少し離れたところで身繕い(化粧)して時間を潰すと、ほとぼりが冷めた頃にまた戻って来て吸汁を再開。
満腹したモンスズメバチが巣へ飛び去ると、樹皮の穴から透明な樹液が滲み出る決定的瞬間が記録されていました。
しばらくすると同一個体と思われるモンスズメバチ♀が同じ樹液スポットに戻ってきました。



ヒヨドリバナの花蜜を吸うオナガアゲハ



2014年9月上旬

里山のよく手入れされた雑木林に咲いたヒヨドリバナオナガアゲハPapilio macilentus)が訪花していました。
花に止まっている間も激しく羽ばたきながら花蜜を吸っています。
後翅前縁に白帯が見えないので♀かな?と思うのですが、自信がありません。
写真で瞬間を切り取るかハイスピード動画に撮らないと見分けられませんね。

このヒヨドリバナはなぜか花も葉も萎れかけています。
下草に生えた他の植物は元気なので、水不足ではなく何か病害虫のせいでしょう。



2014/12/18

コナラ樹液酒場からエルタテハを追い払うチャイロスズメバチ♀



2014年9月上旬

里山の雑木林で樹液が滲むコナラの幹でエルタテハNymphalis vaualbum)が徘徊していました。
翅を開閉しながら樹液酒場を探して幹を歩き回ります。
そこへチャイロスズメバチ♀(Vespa dybowskii)が飛来し、追い払いました。(占有行動)
その前にエルタテハはベニシタバ(蛾)にもニアミスしています。


コナラの樹液を吸いに来たオオゾウムシ



2014年9月上旬

里山の雑木林でコナラの木を登るオオゾウムシSipalinus gigas)を発見。
ゴツゴツした鞘翅が樹皮に対して見事な保護色になっています。
樹液が滲む地点に辿り着くと吸汁を始めました。
マクロレンズを装着して接写すると、警戒したオオゾウムシは口吻を樹皮から離してしまいました。
満腹になったのかパパラッチを嫌ったのか、再び幹を登り始めました




2014/12/17

コナラの樹液酒場に居座り吸汁・排便するチャイロスズメバチ♀【10倍速映像】



2014年9月上旬

里山の雑木林で苔むしたコナラの幹でチャイロスズメバチVespa dybowskii)のワーカー♀が樹液を吸汁していました。
幹を覆う苔を大顎で毟り取って露出した樹皮を齧り、樹液の分泌を促しています。
この樹液酒場を1匹のチャイロスズメバチが占有する様子を10倍速の微速度撮影してみました。
おこぼれに与ろうと群がるハエ(種名不詳)に睨みを効かせて寄せ付けません。
また身繕い(化粧)行動の他に、液状の糞を排泄した瞬間も記録されていました。(@0:35)
早回し映像では分かり難いので、勢い良くオシッコを噴射する瞬間をスローモーション(実時間に対して2.5倍速モード)でリプレイ。
ようやく満腹したのか、飛び去って巣に戻ったようです。
怖いチャイロスズメバチが居なくなった途端にハエが樹液へ殺到しています。



苔むしたコナラの樹液を吸うクロヒカゲ



2014年9月上旬

里山の雑木林でコナラの苔むした幹を歩いて降りてきたクロヒカゲLethe diana)が口吻を伸ばして苔の奥を舐め始めました。
樹液が滲み出しているようです。
常に翅を閉じて(立てて)止まるので、翅表は見せてくれません。


コナラ枝葉

2014/12/16

ミヤギノハギの花蜜を吸うヤノトガリハナバチ♀



2014年9月上旬

里山の雑木林にひょろっと生えたミヤギノハギの幼木でヤノトガリハナバチ♀(Coelioxys yanonis)が訪花していました。
労働寄生蜂なので、幼虫のための採餌活動ではなく自身の栄養補給(吸蜜)が目的です。
ハキリバチ科なのに花粉を集めるスコパもありません。(退化?)

同じ花で時間を空けて2回撮れたのですが(13:46 pm, 15:06 pm)、採集に失敗し逃げられました。
同一個体が巡回しているのかな?



『ハチハンドブック』p91によるとヤノトガリハナバチは

顔面には黄褐色の毛が密生。尖った腹先がこの属の♀の特徴。小楯板の両端に突起がある。


シマヘビの高速ベロ【HD動画&ハイスピード動画】



2014年8月中旬

用水路(暗渠)沿いの道の真ん中でシマヘビElaphe quadrivirgata)が日光浴していました。
幼蛇という程ではないものの、小さ目の個体でした。
警戒が解けるまで正面から見据えたままフリーズしています。
こちらも我慢してじっと見ていると、ようやく体は静止したまま舌の出し入れを始めました。
高速で出し入れする舌舐めずりを240-fpsのハイスピード動画に撮ってみました。
これまでも撮ってますが、今回は顔の正面および横顔のアップでじっくり撮らせて貰いました。

▼関連記事
シマヘビの蛇行と舌なめずり【ハイスピード動画】@2013年10月上旬
シマヘビの舌舐めずり【ハイスピード動画】@2013年9月上旬
二又の赤黒い舌を上下に波打たせながら素早く出し入れしています。
根元は白っぽい桃色でした。
舌の影の動きも美しい…。

ヘビや一部のトカゲが二叉に分かれた舌を頻繁に出し入れしているのは、舌に付着させた空中の化学物質をそれぞれ左右の鋤鼻器に運ぶためである。(wikipediaより)
ときどきアリが蛇の体に登って来ても、シマヘビは別に気にしないようです。
(嫌がったり補食したりすることもありませんでした。)
やがて正面を向いたまま首を小さく左右に振り始めました。
コブラの動きを連想します。
しばらくすると、ゆっくり体の向きを変えて逃げ出しました。
横から見ると特に舌の動きが優雅で惚れ惚れしますね。
舌を出し入れしながら蛇行しています。
首が左に屈曲しているように見えて骨格異常なのかと心配になるのですけど、蛇ではこれが普通なのですかね?
蛇行の際も鎌首をもたげた頭部は接地していません。
地面すれすれまで持ち上げたまま前進しています。
最後は苔むした路肩を乗り越え、斜面の草むらを下って姿を消しました。



夜道で会ったエンマコオロギ♀【暗視映像】



2014年8月下旬

深夜(23:01 pm)の農道を歩いていたらエンマコオロギ♀(Teleogryllus emma)が人懐こくズボンの裾に乗って来ました。
靴からなかなか降りてくれません。
人肌恋しい(温もりが気に入った)のかな?
最後はようやく道端の草むらに逃げ込みました。


2014/12/15

ルリタテハの幼虫



2014年9月上旬

里山の雑木林の下草でトゲトゲの派手な芋虫が徘徊していました。
ルリタテハKaniska canace no-japonicum)の幼虫です。
背中の棘にずっと付着している異物(松枯葉?枯れた花弁?)を気にしています。
口で取ろうとしても届きません。

摂食行動を撮りたくてしばらく粘ったのですけど空振りに終わりました。
帰ってから調べてみると、このとき幼虫が居た植物クサボタン(キンポウゲ科)はルリタテハの食草(ユリ科)ではありませんでした。
葉に残っていた虫喰い穴は他の虫による食痕だったのでしょう。
この幼虫を採集するかどうか迷ったのですが、この時期は忙しくて飼育する余力がありませんでした。



林床で獲物を探し歩くキオビツチバチ♀



2014年9月上旬

雑木林の林床で大型のツチバチが徘徊していました。
帰ってから図鑑で調べてみると、キオビツチバチScolia oculata)と判明。
(顔が黒いので、よく似たアカスジツチバチは除外できます。)
地中でハナムグリ類の幼虫を狩り産卵する行動を見られるかと期待して撮り始めました。

触角で地面を探りながら歩き回り、地中の獲物を探しているようです。
滅多に飛ばず、ひたすら林床を歩き回ります。
ムネアカオオアリ♀と遭遇する度に喧嘩になります。
圧倒的な体格差があるのに(キオビツチバチ>ムネアカオオアリ)、頭を落ち葉の隙間に突っ込んでいるツチバチの体を噛んで逃げる嫌がらせをしています。
ニッチも違うのに敵対する意味が分からないのですが、出会う度にムネアカオオアリから嫌がらせを受けています。
キマワリとニアミスすると、キオビツチバチは驚いて逃げました。

立ち枯れした大木が根こそぎ倒れた根元の穴に興味を示し、繰り返し訪れて調べています。
最後はこの一帯での捜索を諦めて飛び去りました。
狩りと産卵を観察できず、残念無念。
そもそもツチバチ♀が雑木林で獲物を探すのがちょっと意外でした。
なんとなく狩場は草地なのかと思っていました。



2014/12/14

ミズナラ樹液酒場で争うウシアブ♀とベニシタバ(蛾)



2014年8月中旬・天気は雨

里山の雑木林で定点観察しているミズナラの樹液酒場は雨天でも賑わっています。
ウシアブ♀(Tabanus trigonus)とベニシタバCatocala electa zalmunna;またはその仲間オニベニシタバ?)が小競り合いをしていました。(占有行動)
ベニシタバが得意な戦法は、派手な後翅をぱっと広げて見せる威嚇です。
しかしこの誇示戦法もウシアブには通用しませんでした。
ウシアブがこの勝負に勝って蛾を追い払ったのに、なぜか樹液に執着せず少し離れた所で身繕いを始めました。
その間にベニシタバは樹液酒場に戻り、吸汁しています。


クロクサアリ♀の行列



2014年8月下旬

クロクサアリLasius fuji)のワーカー♀と思われる蟻が行列をなして林道を横切っていました。
左に行く個体は腹部の節間膜が伸びているので、満腹状態で帰巣する集団と思われます。
逆の右に行く集団は餌場に向かっているのでしょう。

『アリハンドブック』p61によると、

(クロクサアリの)巣は樹木の根部にあり、行列を作って樹木に生息するアブラムシに集まり、甘露を定常的な餌にしている。
本当にクロクサアリかどうか採集して確かめるべきでしたが、とても疲れており余裕がありませんでした。



ヌルデの花蜜を吸うミドリヒョウモン♀



2014年9月上旬

堤防のコンクリート階段に生えたヌルデの灌木でミドリヒョウモン♀(Argynnis paphia)が訪花していました。
風がやや強い中、翅を開閉しながら吸蜜しています。



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