2014/07/19

青虫の肉団子を作るフタモンアシナガバチ♀



2014年6月中旬

草むらを探索飛行するフタモンアシナガバチ♀(Polistes chinensis antennalis)を目で追っていると、獲物を狩りました。
(映像はここから。)
ヨモギの葉の上で青虫(鱗翅目の幼虫:種名不詳)を大顎で噛みほぐし、肉団子を作り始めました。
完成すると巣で待つ幼虫に給餌するために飛び去りました。



飛べ!シオヤトンボ♂【ハイスピード動画】



2014年6月中旬

堤防の階段に止まっていたトンボです。
シオカラトンボ成熟♂かと思いきや、よくよく調べてみたらシオヤトンボ♂(Orthetrum japonicum japonicum)でした。
ときどき自発的に飛び立って、横の湿地帯の決まった一角の上空をパトロールしてから同じ階段に戻ります。
離着陸の羽ばたきを240-fpsのハイスピード動画で撮影してみました。



2014/07/18

ヒメシジミ♂の求愛と♀の拒絶



2014年6月中旬

ヒメシジミPlebejus argus micrargus)は数の多い普通種で性別を容易に見分けられるので、求愛行動の観察に適した対象です。
(翅表が褐色なのは♀、青色は♂。)
堤防の草むらでムラサキツメクサの花に止まったヒメシジミ♀を中心に顔を見合わせた♂がぐるぐる回っていました。
♀は♂に背後をとらせないように回っていることから、どうやら♀は交尾を拒否する意向のようです。

♀が少しずつ飛んでは逃げ回り、最後はクズの葉に着陸しました。
♂は♀の真正面で広げた翅を羽ばたかせ求愛しています。
♀を中心に舞台(葛の葉)上をくるくると回っています。
♂はときどき腹部を曲げて腹端の交尾器を連結しようとしています。
ようやく♂が♀の背後をとり尻を追いかける体勢になったものの、頑なに交尾を嫌った♀が飛んで逃げました。

最後は♀が草むらの奥深く(地面の近く)に潜り込み、姿を消しました。
♂は♀を見失ったようで、しばらく近くで待機したり、未練がましく辺りを飛び回ったりして♀を探しています。
近くのシロツメクサに♂が着陸したので、てっきり諦めたかと思い撮影終了。
ところが、その直後に♀が隠れ家から飛び出し、♂は慌てて♀の後を追いました。

てっきり「嫌よ嫌よも好きの内」とか、「アハハ、ウフフ、(ぐるぐるぐる)、待て〜♪」という儀式的な求愛行動(恋の駆け引き)なのかと思って見ていたのですが、♀は本気で嫌がっているようで交尾には至りませんでした。
♀がはっきりした交尾拒否行動を示せば大抵の昆虫の♂は諦めて紳士的に立ち去るのですけど(例:モンシロチョウ)、今回のヒメシジミ♂は執拗に♀に迫っていた点も印象に残りました。
ヒメシジミには♀が交尾拒否の意思を♂に明確に伝える行動が発達していないのかな?



前年にも本種ペアの交尾拒否行動を垣間見ましたが、これほど長いメロドラマにはなりませんでした。

▼関連記事
ヒメシジミの求愛飛翔、交尾拒否など

ヒメシジミの求愛はどのような定型行動なのでしょう?
求愛が成就して交尾に至る過程を観察するのが今後の課題です。
ヒメシジミの♀は羽化後に一度しか交尾しないのでしょうか?
それとも交尾相手の♂を♀が選り好みしているのかな?



ウツギを訪花するクロマルハナバチ♀



2014年6月中旬

水辺の堤防に咲いたウツギの花でクロマルハナバチ♀(Bombus ignitus)が蜜を吸いに来ていました。
後脚の花粉籠は未だ空荷ですけど、顔は黄色い花粉まみれになっています。

途中で吸蜜中のキタテハとニアミスし、先客のキタテハは飛んで逃げました。(@1:48-1:53)
最後は花につかまって身繕いしてから飛び去りました。



2014/07/17

ツルマンネングサの花蜜を吸うヒメウラナミジャノメ



2014年6月中旬

堤防の階段に蔓延るツルマンネングサの群落でヒメウラナミジャノメYpthima argus)が訪花していました。
基本的に翅を閉じていますが、ときどき半開きにして翅表の眼状紋も披露してくれました。
花から花へ歩き回りながら吸蜜してから飛び去りました。


【追記】
『日本動物大百科9昆虫II』p51によると、
ヒメウラナミジャノメYpthima argusは、樹林を好むジャノメチョウ類には珍しく、よく花にも集まる。


ナワシロイチゴの花蜜を吸うクマバチ♂



2014年6月中旬

溜池のコンクリート階段に蔓延るナワシロイチゴの群落で数匹のキムネクマバチXylocopa appendiculata circumvolans)が訪花していました。
よく見ると、どれも複眼が大きく発達した雄蜂でした。
Hirokouさんのブログ記事で知ったのですが、もう一つ雄蜂の特徴として顔に三角の白い模様があることを確認できました。
雄蜂は♀と異なり幼虫のために採餌しないので、後脚の花粉籠は当然ながら空荷です。
胸背の毛が擦り切れている個体の他に胸背が白っぽい個体が目立ちます。

キイチゴを訪花しても花の構造を考えると花粉で汚れるはずはないので、何か他の花で吸蜜してきたのでしょう。

クマバチ♂と言えば、交尾する♀を待ち伏せ縄張りを張って停空飛翔(ホバリング)する姿しか見たことがありませんでした。
雄蜂の訪花シーンはこれが初見です。
今回見た個体が♂ばかりなのは、偶然かもしれませんが少し不思議でした。(♀はどこで何してるのかな?)
ちょうど一年前に別の場所(川の堤防)で撮影したナワシロイチゴを訪花するクマバチは♀でした。

▼関連記事
ナワシロイチゴに訪花するクマバチ♀



2014/07/16

ウツギの花蜜を吸うウラギンヒョウモン♂



2014年6月中旬

ウラギンヒョウモン♂(Fabriciana adippe)が水辺に生えたウツギに訪花していました。
翅を開閉しながら吸蜜しています。



ハルジオンを訪花するムネアカハラビロヒメハナバチ♀?【HD動画&ハイスピード動画】



2014年6月上旬

農道脇の原っぱ(休耕地?)に咲いたハルジオンの群落でハナバチの一種が飛び回り花蜜を吸っていました。
明るい褐色の毛が胸背に生えているやや大き目の蜂です。
後脚の花粉籠に黄色い花粉荷を付けています。
同一個体を追いかけて撮ったつもりですが、何度か見失ったので複数個体かもしれません。
花から花へと飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮影してみました。(@1:53〜)


以下は動画撮影後に採集した標本の写真。
体毛が一度濡れてしまったせいで、お見苦しい状態です。
前翅の基脈が弧状に強く湾曲しないことから、ヒメハナバチ科のようです。
日本産ヒメハナバチ科の属の検索表」を参照すると、「前翅の縁室の先端は翅端部の近くで尖るか、または狭く丸みを帯びる」ことからAndrena ヒメハナバチ属と判明。
なんとなく、ムネアカハラビロヒメハナバチ♀ですかね?


顔は毛だらけ
腹部下面
右翅の翅脈
右前翅の翅脈
左翅の翅脈

2014/07/15

アブラムシの甘露を舐めるムネアカオオアリ♀



2014年6月上旬

細い山道を塞ぐように倒れたミズナラの灌木に黒いアブラムシ(種名不詳)が群がっていました。
コロニーには有翅の大型個体も混在しています。
ムネアカオオアリCamponotus obscuripes)のワーカー♀数匹がアブラムシをガードするように付き添っていました。
教科書に載っているような蜜月の共生関係ですね。
触角で頻りにアブラムシを叩いて刺激するも、すぐには報酬をくれません。
それでも時々は腹端から分泌した甘露を舐めていました。(@0:18, 1:03, 1:10, 1:24)
かなり無理な体勢で接写しているので、ピントを合わせるのに苦労しています。

このアブラムシの名前をご存じの方は教えて下さい。



ウツギの花蜜を吸うヒメシジミ♂



2014年6月中旬

ウツギの花でヒメシジミ♂(Plebejus argus micrargus)が吸蜜していました。



2014/07/14

スズバチ♀の変態:蛹から羽化まで【スライドショー】



2014年5月中旬〜6月上旬


▼前回の記事
スズバチの蛹化【微速度撮影】

スズバチOreumenes decoratus)の蛹を小さなプラスチック容器に入れ、室温(常温)で飼育してきました。
昔は気を使って遮光していたのですけど、今回は特にしていません。
毎日記録した写真からスライドショーの動画を制作しました。
(日々の撮影時刻はまちまちです。)
スズバチの蛹が黄色から黒へと次第に色素沈着し、脱皮(羽化)して成虫♀になるまでの様子をご覧ください。
前蛹が蛹化する際に捻れてしまった左翅は回復しませんでした。(介入すべきだったか?)
羽化が近づくと黒い蛹の表面下に空気が入り(?)、全体が白っぽくなります。
その白い薄皮を脱ぎ捨てると成虫になります。
脱皮(羽化)の前後の肝心の日に写真を撮れなかったことが悔やまれます…。

理想を言えばスズバチの変態を付きっきりできっちりと微速度撮影したかったのですが、三脚やカメラなどの機材が足りず他の目的でも使い回す必要があったので仕方がありませんでした。

▼つづく

スズバチ蛹の蠕動と成虫♀の羽化


ヒレハリソウの花蜜を吸うベッコウハナアブ



2014年6月上旬

山麓に咲いたヒレハリソウ(=コンフリー)の群落でベッコウハナアブ♀(Volucella jeddona)が訪花していました。

ベッコウハナアブ(標本写真はこちら@ハナアブ写真集サイト)はおそらくトラマルハナバチにベーツ擬態しているのでしょう。
しかし、このとき一緒に訪花していたのはクロマルハナバチとコマルハナバチで(映像公開予定)、トラマルハナバチは来ていませんでした。



【追記】
『マルハナバチの謎〈下巻〉 (ハリフマンの昆虫ウオッチング・社会性昆虫記)』p37によると、
ベッコウハナアブの一種で、マルハナバチに形や色など外見が似ているだけではなく、飛びかたも、羽音も、体にちょっと触れれば仰向けになってあしを上にあげるところまで似ています。(中略)体の形や色はもちろんのこと、住む地域の変化による色の変化さえ、このベッコウハナアブの成虫はマルハナバチに似ている。
特に下線部の行動擬態に興味が湧いたので、日本産ベッコウハナアブ類でも見られるかどうか、いつか生け捕りにして試してみたいものです。



2014/07/13

ヤマトゴキブリ♀が羽化殻を完食するまで【10倍速映像】



2014年6月上旬・室温22℃→21℃


▼前回の記事
羽化直後に抜け殻を食すヤマトゴキブリ♀b

羽化直後のヤマトゴキブリPeriplaneta japonica)成虫♀bが自分の抜け殻を食べる様子を10倍速の動画で微速度撮影してみました。
脚の抜け殻の砕けた欠片もほぼ残さずに食べています。
ときどき挟む食休みでは触角を舐めて身繕い。
幼虫時代から給餌していた生の人参には全く見向きもしません。
映像の後半では体の色素沈着(黒化)が進み、クチクラ全体が薄い褐色になってきました。

翌朝までに羽化殻を完食していました。



ミゾソバに訪花するクマバチ♀の飛翔【ハイスピード動画】



2013年10月上旬

湿地帯のミゾソバ群落でキムネクマバチ♀(Xylocopa appendiculata circumvolans)が忙しなく訪花していました。
後脚の花粉籠は空荷のようです。
花から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画で撮ってみました。
重量級のクマバチが花に止まるとミゾソバの茎が大きくしなります。
その反動を利用してタイミングを見計らい飛び立っているようです。

▼関連記事(同一個体の訪花シーン:HD動画)▼
ミゾソバの花蜜を吸うクマバチ♀



芝桜で採食するハシボソガラスの謎(野鳥)



2014年5月中旬

林縁の斜面に白とピンク、赤紫の花が植えられています。
園芸植物にはまるで疎いのですが、シバザクラ(芝桜)でしょうか。
その花壇でハシボソガラスCorvus corone)が歩き回りながら何かを啄んでいます。
なぜか白い花の株だけを選んで採食しています。
この距離では採食メニューの正体は定かではありません。
残念ながら、カメラを向ける私を警戒したカラスは歩きながらどんどん遠ざかってしまいました。

私は試したことないのですけど、シバザクラの花を抜き取り根元の甘い花蜜を吸っておやつ代わりにする子供の遊びがあるそうです。
私が幼少期に遊びで吸蜜したのはサルビア、ツツジ、コンフリーの花などで、芝桜では未体験です。
そもそも芝桜なんていう小洒落た花はあまり見かけなかった気がします。

しかし、もし花弁や甘い花蜜が目当てならカラスは一箇所に留まって集中的に採食しそうな気がします。

そもそも嘴の形状から見てもハシボソガラスがちまちまと花弁や花蜜を食べるとは思えません。
したがって、訪花する虫を探して捕食しているのではないかと予想しました。
それにしても、ピンクや赤紫の花の株には目もくれず、白い花の株だけを集中的に訪れているのは謎です。

「シバザクラ抜いたのはカラスの仕業 カメラに画像-岩国」と題した興味深い新聞記事を見つけました(山口新聞2010年4月18日掲載)。
シバザクラの根にくちばしを突っ込み、根元から引き抜いているカラス数羽の姿が防犯カメラに写っていたそうです。
それに対して、今回私が観察した事例では花にダメージを与えていません。

謎解き編につづく


花ではなく何か虫を捕食した?


翔べ!トラガ(蛾)【HD動画&ハイスピード動画】



2014年5月下旬

里山の登山道に入って直ぐ、杉林の下草にトラガChelonomorpha japana japana)がしがみついていました。
後翅の鮮やかな黄色が目立ちます。
飛ぶ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画で撮影してみました。
飛翔力が弱く、遠くまで飛べません。
羽化直後なのかな?



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