2014/09/09

幼体を守り♂を牽制するイエユウレイグモ♀(蜘蛛)



2014年6月下旬
▼前回の記事
分散を始めた幼体をガードするイエユウレイグモ♀(蜘蛛)

6/25
前日に天井隅の不規則網へ新たに侵入していた無印のイエユウレイグモ成体♂(Pholcus phalangioides)を個体標識することにしました。
一時捕獲してから、炭酸ガス麻酔下で黄色の油性ペンで腹背にマーキングを施しました。
ついでに発達した触肢を接写しておきます。
採寸すると体長7mm(上顎および糸疣を含まず)。

クモ♂が目覚めてしまいました。





イエユウレイグモ♂黄色を網に戻す際にうっかり糸をあちこち切ってしまったようで、網の主である♀が怒って排斥行動を始めました。
映像の冒頭で♂を幼体の居る右側に追いやってしまったのは♀の珍しいミスです。
幼体をガードする♀は常に♂と幼体との間に立ち塞がる必要があります。
♀が長い歩脚を伸ばして触れただけで、♂は慌てて離れました。
♂黄色を追い払った♀が幼体の近くに戻ると身繕いを開始。
その後も♀がときどき♂に少し近づいては牽制しています。
体格差がある訳でもないのに、♂が♀に反撃することはありませんでした。

ところがこの騒ぎの間に幼体は動かず、「蜘蛛の子を散らしたように逃げる」行動は特に見られませんでした。
イエユウレイグモの幼体は運動機能(歩行能力)が未発達なのでしょうか?
だから孵化した後も♀がしばらく保護する必要があるのかな?

肩身の狭い思いをしながら居候を続ける♂は、幼体が完全に分散して♀が再び発情する(求愛を受け入れてくれる)のを待っているのでしょうか?



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