2013/11/30

ヤブガラシを訪花吸蜜するヒメスズメバチ♀



2013年9月中旬

土手に生い茂ったヤブガラシの群落でヒメスズメバチVespa ducalis pulchra)のワーカー♀が花蜜を吸っていました。



ヤマナメクジの路上徘徊【10倍速映像】



2013年9月中旬

山間部の舗装路を彷徨う立派なヤマナメクジMeghimatium fruhstorferi)を発見。
この日の天気は早朝に降った雨が上がり、晴れ時々にわか雨。
晴れると舗装路はそこそこ熱いはずなのに、車道を横断しようとしているようです。
路上を這い回った跡にナメクジの粘液が乾いて残り、白くテカテカと光っています。
途中で車が来たので慌ててナメクジを車道から拾い上げ、轢かれないよう道端に移してやりました。

次に徘徊シーンを微速度撮影してみました。(@2:03〜)
この日はあいにく三脚を持参していなかったのですが、苦肉の策で路上やカメラバッグにカメラを置いて固定。
ジオラマモードで撮った10倍速の早回し映像をご覧ください。
路肩に移されたナメクジは触角を伸縮させながら草むらの方へ向かい始めました。
最後は枯草を食べ始めたのか、動かなくなりました。




飛べ!ナミハンミョウ【ハイスピード動画】



2013年9月上旬

路上からナミハンミョウCicindela chinensis japonica)が飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画に撮ってみました。
後半は更に1/5倍速のスローモーションでリプレイ。

斑猫と言えば道教え行動が有名ですが、なかなかイメージ通りの映像が撮れません…。


2013/11/29

飛べないオオマルハナバチ♀は中毒症状か?



2013年9月上旬

山道でオオマルハナバチ♀(Bombus hypocrita)がうろうろと地面を徘徊していました。
草によじ登って飛び立つも、力なく落下。
翅に目立った破損は無いのに飛ぶ力が弱っているようです。
後脚の花粉籠は空荷でした。

このような瀕死のマルハナバチをたまに路上などで見かけますけど、寿命が近いのか、ひょっとすると農薬散布の影響か、ぐらいにしか思いませんでした。

樹液や腐りかけの果実に来るスズメバチなどは発酵したアルコール摂取のせいで酩酊することがあります。

関連記事→「泥酔したモンスズメバチ
しかしそのような酒場で一度もマルハナバチを見たことがないので、今回の飛べないオオマルハナバチ♀が酔っ払っている可能性は考えにくいと思います。

この近くで有毒植物のホツツジを訪花するハナバチ(クロマルハナバチ♂クマバチ♀)を最近見ていたので、別な可能性を思いつきました。
ホツツジに含まれるグラヤノトキシンという神経毒(Na+チャンネル開口毒)による中毒症状ではなかろうか?
植物側の思惑としては、受粉を媒介してくれて共生関係にある蜂に致死量の毒を盛ったりしない筈です。
しかし誤って(調子に乗って)致死量を越えて吸蜜してしまったワーカー♀は帰巣できずに死んでしまうでしょう。
その代わりに、巣で育つ蜂の子(幼虫)は毒を盛られずに済み、全滅を免れるかもしれません。

神経症状を呈した蜂の死骸から訪花植物由来の毒が検出されるかどうか、調べてみたいところですけど、素人の手に余るテーマですね。

グラヤノトキシンを特異的にブロックする解毒剤を投与して症状が回復すれば決定的でしょう。

(ワーカーではなく新女王の可能性は?)



【追記】
古本で日光植物園ガイドの記事を読んでいたら、次の記述を見つけました。
マルハナバチ類の♂をみてみたい人はこの時期(梅雨明け)にホツツジの花をさがすとよい。なぜかこの花には♂ばかりが訪れている。(『Newton special issue 植物の世界 ナチュラルヒストリーへの招待 第4号』p17より)


確かに言われてみれば、私もマルハナバチ♀の訪花シーンは未だ一度も見ていません。(クマバチ♀はホツツジで見ています)
マルハナバチの♀がホツツジの花を忌避するのだとすれば、それはそれで面白いですね。





ソバに訪花吸蜜するウラギンヒョウモン♂



2013年9月中旬

ソバ畑でウラギンヒョウモン♂(Fabriciana adippe)が翅を開閉しながら花蜜を吸っていました。



2013/11/28

野菊の花を食すキバネハサミムシ♂



2013年9月中旬

山間部の道端の斜面に咲いた野菊の群落でキバネハサミムシ♂(Forficula mikado)を見つけました。

花から花へと歩き回り、白い花弁ではなく中央の集合花を採食しています。
花蜜を舐めているか、花粉を食べているようです。

ハサミムシにはあまり馴染みがない私は、何を食べているのか考えたこともありませんでした。
訪花シーンを初めて目にして非常に興奮しました。
あおもり昆虫記」によれば、本種は

秋にアザミの花の上で普通に見ることができる。



『日本動物大百科8昆虫Ⅰ』p120によると、
ハサミムシの多くは食肉性で、他の昆虫などの小動物を捕らえて食べるが、生きたものばかりでなく死んだものも食べる。(中略)キバネハサミムシやコブハサミムシは植物につくアブラムシを食べるほか、新芽、花、実なども食べる真の雑食性と思われる。



このキク科の白い花の名前が分からないので、どなたか教えて下さい。



『札幌の昆虫』p57によれば、クヌギハサミムシ科は
植物質の他、ガの幼虫やアブラムシなどの昆虫も食べる雑食性。

有毒植物ホツツジの花蜜を吸うクマバチ♀



2013年9月中旬

山道の横に咲いたホツツジの群落でキムネクマバチ♀(Xylocopa appendiculata circumvolans)が花蜜を吸っていました。
後脚の花粉籠は空荷です。
穿孔盗蜜(花の根本に穴をあける盗蜜方法)しているのかもしれませんが、よく見えません。

素朴な疑問ですけど、グラヤノトキシンを含む花蜜を吸ってもなぜ蜂が平気なのか不思議です。

  • 少量の摂取なら問題ない? 植物の側としても、受粉を媒介してくれて共生関係にある蜂に致死量の毒を盛ったりしない筈です。ヒトがホツツジ由来の蜂蜜で中毒症状を起こすのは、ミツバチが濃縮した花蜜を大量に摂取するから?
  • ハナバチは体内で解毒する仕組みを進化させた?
  • この神経毒(Na+チャンネル開口毒)は脊椎動物のNa+チャンネルにだけ作用し、アミノ酸配列が微妙に異なる昆虫には影響が少ない?
正解は一体どれでしょう?

にわか雨が降り始め、カメラが濡れるのをヒヤヒヤしつつ撮りました。
近くでアマガエルが鳴いています♪
クマバチの他にはクロマルハナバチ♂も訪花していたのですが、こちらは先日撮ったのでスルー。

関連記事→「有毒植物ホツツジの花蜜を吸うクロマルハナバチ♂


2013/11/27

アカマツの木に登ったニホンザルの群れ



2013年9月上旬

里山の雑木林で遭遇した野生ニホンザルMacaca fuscata)の群れ。
その中でアカマツ林の樹上に居た複数個体の映像をまとめてみました。

樹上で毛繕いしている母子?が居ます。
不安そうにこちらの様子を伺っています。

独りで枝に座っている別の若い猿がこちらを興味深げに見下ろしています。
口をモグモグさせているので、もしかすると松ぼっくりを採食するシーンが撮れるかと期待しました。
しかし松葉が茂って下からはよく見えず、採食メニューは不明です。
枝の樹皮を齧っているのは退屈凌ぎというか口さみしいだけのような印象を受けました。
股間に見えるピンクの突起物が陰茎だとすると、♂の子猿のようです。

撮影しながら群れに慎重に近づくも、警戒され逃げられました。
あまり人馴れしていない群れなのかな?
枝から枝へ跳び移り、アカマツの高木から続々と下りました。
遊動する群れを追って谷の方へ向かったようです。



巣穴を物色するオオハキリバチの飛翔【ハイスピード動画】



2013年8月上旬

山道の休憩所(東屋)の軒下で毎年オオハキリバチMegachile sculpturalis)がネジ穴の中に営巣しています。
その巣穴を物色しつつ飛ぶ様子をハイスピード動画に撮ってみました。

薄暗い条件のため画質が粗いですね。
腹面にスコパの有無を確認できず、性別不明。
営巣地を探す♀なのか、交尾相手を探す♂なのか?

羽ばたきながら木造の桟を登ります。
巣穴の方を向いて扇状に飛んでから飛び去ったのは、巣穴の位置を記憶するための定位飛行でしょう。


2013/11/26

ギンリョウソウの花に群がるアメイロアリ♀



2013年9月上旬

スギの若い植林地の薄暗い林床にギンリョウソウの白い群落を見つけました。
里山の急斜面をつづら折れで登る細い林道です。
この珍しい腐生植物が、まさか杉林にも生えるとは意外でした。

マルハナバチなどが訪花して受粉を助けるらしいので、そのシーンを撮ろうと定点観察に通うことにしました。
暗い杉林は他に蜜源(花)が乏しく、マルハナバチなんか来そうもありませんが、果たしてどうでしょうか?

蕾が咲くのを待ってよく観察してみると、花が無毛なのでアキノギンリョウソウではありませんでした。
鼻を近づけて嗅いでみても花に芳香はないようです。

紺色の雌しべの先を黄色い雄しべが囲み、ハチを待つ。(『昆虫の集まる花ハンドブック』p53より)
白色の花をつける。その姿を銀色の竜にみなし銀竜草という。(Newton special issue『植物の世界2:ナチュラルヒストリーへの招待』p132より)
それならギンリュウソウになると思うのですが、ギンリョウソウに転じたのはなぜでしょう?
この花には香りはないが蜜を出す。(中略)花弁の下部が袋状になり、ここにかなり多量の蜜がたまる。 (Newton special issue『植物の世界2:ナチュラルヒストリーへの招待』p135より)



この日は極小の蟻が数匹ギンリョウソウの花の上を徘徊していました。
なんとなくヒメアリかと思ったのですが、YouTubeのコメント欄にてreleasewindknotさんから、アメイロアリParatrechina flavipes
だろうとご教示頂きました。

おそらく花蜜が目当てで集まってきたのでしょう。
他の種類のアリはギンリョウソウの群落に登ってこないのが不思議です。
アメイロアリが蜜源を独り占めしているのでしょうか?(占有行動)
腹部の節間膜が広がり縞々模様になっている個体は、散々吸蜜した後で満腹状態なのでしょう。

releasewindknotさんによると、

アメイロアリは特にそのうが発達していて沢山溜め込みます。

下向きに咲いているため、花筒の奥に入ったアメイロアリが何をしているのか、よく観察できません。
花の根元の裂け目から内部に潜り込んでいる個体が気になりました。
これは一種の盗蜜行動でしょうか。
この裂け目がアメイロアリによって噛み切られたのなら穿孔盗蜜ですけど、定かではありません。
今季は蜂の盗蜜行動に興味を持って色々と撮影しているため、私の考えすぎ(思い過ごし)かもしれません。

後日に再訪した際も、同様にアメイロアリがギンリョウソウの花に群がっていました。
予想通り、蜂類による訪花は一度も見られませんでした。
果たしてアメイロアリの訪花だけでギンリョウソウは受粉できたのでしょうか?
(実がなるのかどうか、興味があります。)

つづく→「ギンリョウソウの花に出入りするアメイロアリ♀


【追記】
ピッキオ編『花のおもしろフィールド図鑑:夏』p87によると、
ギンリョウソウは数少ない、昆虫にも真っ白に見える花のひとつです。他に花のない薄暗い林の中、ギンリョウソウの真っ白な体は目立ちます。



【追記2】
盛口満『生き物の描き方』によると、
 ギンリョウソウは、菌根菌から一方的に栄養をもらい、成長する植物なのである。森の地下で、菌根菌は提供する植物を探して菌糸を伸ばす。しかし、誤ってギンリョウソウと接触してしまうと、ギンリョウソウに一方的に栄養を吸い取られる羽目になるということだ。(p122より引用)



橙色に見えるのが雄しべ

脱皮前の眠で微動だにするアメリカシロヒトリ幼虫【蛾:100倍速映像】



2013年9月上旬

アメリカシロヒトリの飼育記録3

容器内に敷いたティッシュペーパーにしがみ付き動かなくなったアメリカシロヒトリHyphantria cunea)幼虫。
脱皮に備える眠の状態を微速度撮影してみました。
100倍速の早回し映像を作成すると、肉眼では微動だにしないように見えた幼虫がときどき蠕動していることが分かります。

油断していたらカメラのバッテリーが切れて、肝心の脱皮する瞬間を撮り損ねてしまいました。
また、夜の間に幼虫が自分の脱皮殻(抜け殻)を食べたようです。
あともう一回ぐらい脱皮するだろうからチャンスは未だあるだろうと思っていたら、これが亜終齢から終齢への最終脱皮だったようです。

ちょっと他のことで忙し過ぎて、じっくり腰を据えた観察・撮影ができませんでした。
来年また機会があれば再挑戦します。

つづく→「アメリカシロヒトリ終齢幼虫(蛾)の食べっぷり



2013/11/25

サルスベリを訪花するクロマルハナバチ♀



2013年9月上旬

庭木のサルスベリ(百日紅)クロマルハナバチの♀が訪花していました。
同じ時期に♂も見かけるようになったので、♀がワーカーとは限らず新女王の可能性も出てきました。
後脚の花粉籠に褐色の花粉団子を付けているのでワーカーかな?(新女王は集粉しないですよね?)





飛べ!オオウスヅマカラスヨトウ【蛾:ハイスピード動画】




2013年8月上旬

某山寺の境内で板壁の隙間に隠れるように黒っぽい蛾が何頭も止まっていました。
オオウスヅマカラスヨトウAmphipyra erebina)とツマジロカラスヨトウAmphipyra schrenckii)のようです。
この動画には写っていませんけど、他にもカラスヨトウが潜伏していました。
同じAmphipyra属の蛾が集団夏眠しているようです。

(映像には計7頭写っていますが、採集した訳ではないので「頭隠して尻隠さず」の状態で翅の裏面を見せて止まっている個体は同定できません。)



ひたすらじっとしている蛾は動画ブログのネタにしにくいのですが、オオウスヅマカラスヨトウが驚いて飛び立つ瞬間を240-fpsのハイスピード動画に撮ってみました。

翅に指で触れても初めは歩いて逃げ惑うだけで、板壁の隙間の奥に潜り込もうとします。
しつこく刺激を繰り返すとようやく飛んでくれました。
休眠中の蛾はやや鈍感というか、すぐには飛び立てないのかもしれません。
あるいは、自らの保護色(隠蔽擬態)を過信して飛ばないのでしょうか。

【参考文献】
「夏眠場所でのカラスヨトウ属(Amphipyra)個体数の季節変化とカラスヨトウ(A.livida corvina)の性比と体重の変化」(無料の全文PDF

▼関連記事▼
飛べ!カラスヨトウ【蛾:ハイスピード動画】



2013/11/24

夏にミズナラの樹皮を齧るニホンザル



2013年9月上旬

里山の雑木林で遭遇した野生ニホンザルMacaca fuscata)の群れ。
ミズナラの樹上で独り蚤取り(毛繕い)する個体を撮りました。
小枝の樹皮を齧っている子猿も観察しました。
隣に居た成獣が木から下りて遊動を始めても先程の子猿は樹皮を齧り続けています。
樹皮はてっきり厳冬期だけの採食メニューかと思いきや、夏にも口にすることがあるのですね。

関連記事→「樹皮を剥いで採食するニホンザルの群れ

夏のフィールド観察は生い茂った葉に視界が遮られる欠点もあれば、樹種が分かりやすい利点もあります。

つづく



マルバハギに訪花吸蜜するハラアカヤドリハキリバチ



2013年9月上旬

林道の脇に生えたマルバハギの群落でハラアカヤドリハキリバチ(旧名ハラアカハキリバチヤドリ;Euaspis basalis)が花蜜を吸っていました。
本種は労働寄生するので、他のハキリバチとは異なり♀でも腹面にスコパ(花粉刷毛)がありません。
従って、私のような素人には性別が見分けられません。
近くで訪花する寄主のオオハキリバチとニアミスしても互いに没交渉です。

関連記事→「マルバハギを訪花するオオハキリバチ
天敵オオカマキリ♀も花に止まって獲物を待ち伏せしていました。

萩の花は千客万来。



脱皮が近いアメリカシロヒトリ終齢幼虫【蛾:微速度撮影】



2013年9月上旬


アメリカシロヒトリの飼育記録2

朝に食草を交換してやり、イワガラミの新鮮な葉を与えました。
今回は葉表を上に向けて置いてもアメリカシロヒトリHyphantria cunea)亜終齢幼虫は気にせず上に乗り摂食を開始。
照明を当てても葉裏に潜り込んだり隠れたりすることはありませんでした。

飼っているミニタッパ容器の大きさは63x90mm。
撮影のためサランラップで蓋をしてあります。
糞掃除をしやすくするためにティッシュペーパーを敷いたら吸湿効果もあるようで、サランラップの結露も無くなりました。

インターバル撮影のセッティングをしてから出かけました。
10秒間隔で約2.5時間(07:48 - 10:21 am)撮り続けた計923枚の写真から早回し映像を作成しました。
この日はあまり食欲が無いようで、葉を少し齧っただけで容器内を盛んに徘徊していました。
やがて容器の隅でティッシュの上に静止しました。
これから脱皮するようです。
頭部を八の字に動かしていたのは、体を固定する絹糸を吐いていたと思われます。
(背景が白いので細い絹糸がよく見えません。

つづく→「脱皮前の眠で微動だにするアメリカシロヒトリ幼虫【蛾:100倍速映像】



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