2013/06/22

キバナイカリソウに訪花するトラマルハナバチ創設女王【HD動画&ハイスピード動画】



2013年5月下旬

林道の脇にひっそりと咲くキバナイカリソウの群落でトラマルハナバチ♀(Bombus diversus diversus)が訪花していました。
時期的に未だ創設女王の単独営巣期と思われます。
後脚の花粉籠に花粉団子を付けているので、吸蜜だけでなく
集粉も行なっているようです。
(時々かすかに甲高い羽音が聞こえるのは振動集粉か?)

花の白い距に蜂が黒く長い舌を差し込んでいる様子がときどき透けて見えました。
舌が蜜線まで届くので、花の外から食い破って盗蜜する必要がありません。
花蜜を報酬としてマルハナバチは植物の受粉を助ける送粉者として働きます。
トラマルハナバチとキバナイカリソウは互いに共生関係のパートナーになっていることが分かります。

『置賜の花』p17によると、

「キバナイカリソウは距の先端部に蜜を蓄えている。この蜜はトラマルハナバチの女王によって最もよく利用されていて、イカリソウの花粉媒介昆虫になっている。」

関連記事→「キバナイカリソウに訪花吸蜜するコマルハナバチ?創設女王



ついでに240 fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。
蜂が邪魔な距を脚で払い落としているのか、ハラハラと落花する様子が印象的です。
花が千切れて滑落したり(@2:35)、空中で脱糞(@6:40、7:42)したりと、スローモーションの世界では様々なドラマが繰り広げられていました。
飛びながら舌を長く伸ばしていることがあります。


距の奥の蜜腺まで伸ばした長い舌が透けて見える。

後脚にオレンジ色の花粉団子。




ハクセキレイの路上歩行と飛び立ち【野鳥:ハイスピード動画】



2013年5月中旬

住宅地※の路上をハクセキレイMotacilla alba lugens)が小走りに歩き回っていました。

(※ 宅地の裏は水田です。)
脚を交互に前に出してトコトコ歩きますが、急ぐときは両足を揃えて跳びはねています。

立ち止まると辺りをキョロキョロ見回したり羽繕いしたりしています。
ときどき尾羽根を上下に振ります。
最後は飛び上がって民家の屋根に移りました。



2013/06/21

ウスバサイシンを集団で蚕食するヒメギフチョウ初齢幼虫【微速度撮影】



2013年5月中旬・室温20℃→22℃

ヒメギフチョウの飼育記録3

卵塊から孵化してから2日後、ヒメギフチョウ(Luehdorfia puziloi inexpecta)若齢幼虫11匹の摂食活動と離合集散を微速度撮影してみました。
10秒間隔でインターバル撮影した6時間半(06:32 am 〜 13:04 pm)分の大量の写真を素材としてタイムラプス映像を制作しました。
食草のウスバサイシンは前日に新鮮な株を採集してきたものです。
一匹だけ遅れて孵化してきた個体も黒くなり、他と区別がつかなくなりました。
幼虫は相変わらず葉裏で集団生活を続けています。

こうして早回し映像にしてみると、休息中も完全静止ではなく体を伸縮しています。
休息に比べて食事に費やす時間は意外に短いことが分かります。

摂食のため群れが一斉に葉縁に移動すると、その重みで葉柄が微妙に傾いています。
葉縁で一列に並び頭を外側に向けて摂食します。
みるみるうちに食痕が大きくなり、虫食い跡が残ります。

若齢幼虫が群れて暮らすのは単純に天敵から身を守る戦略と思われます。
もし初齢幼虫を単独で個別に飼育すると生育が悪くなるのしょうか?

満腹した幼虫は塒(ねぐら)に戻って集団で休みます。
毎回ほぼ同じ場所に戻って集まるのですが、その居場所をどのように探し当てるのか、不思議に思いました。
ランダムウォークで探索しているようには見えません。
往路を忠実に戻るのかな?
もしかすると人間の目に見えないぐらい細い絹糸を吐きながら徘徊し、それを道標(シルクロード!)として戻るのかもしれません。
それとも集合フェロモンを放出していたりして…?

微速度撮影は面白くて癖になります♪

つづく→「ヒメギフチョウ初齢幼虫の脱皮前後を微速度撮影


【追記1】
茎が曲がって葉がほぼ垂直に立った状態でした。
撮影のために横から補助照明のLEDリングライトで照らし続けたのですが、それでもヒメギフチョウ幼虫の群れは葉表に逃げたりせず葉裏に留まったままでした。
つまり、葉裏に居るのは光を嫌ったせい(負の走光性)ではないことが分かります。
匂いや手触りなどで食草の裏表を見分けた上でなぜか裏側に嗜好性があるのかもしれません。

【追記2】
『日本動物大百科9昆虫II』p33によると、
ギフチョウ属は、成虫、蛹、幼虫の形態に多くの祖先的な形質を残しており、発祥の古いアゲハチョウと考えられている。(中略)系統学上もっとも古い原始的被子植物といわれるウマノスズクサ科を食草としている点は興味深い。

飛べ!モズ♂(野鳥:ハイスピード動画)



2013年5月中旬

電線に停まっていたモズLanius bucephalus)が飛び立つ瞬間を240 fpsのハイスピード動画にとってみました。
後半は更に1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
1回羽ばたいただけで滑空してますね。
電線から隣の果樹園に移動しました。

関連記事→「リンゴ園のモズ♂(野鳥)
【追記】
『モズの話:よみもの動物記』p113によると、
飛びおりる瞬間をカメラでとらえると、長い尾を強く振って勢いをつけ、翼を閉じてロケットのように落下していることがわかる。
しかしスローモーションで見てみると、尾羽の件は疑問符がつきます。


2013/06/20

飛べ!キベリタテハ【ハイスピード動画】



2013年5月上旬

笹の葉に止まったキベリタテハNymphalis antiopa)が日光浴しながら身繕いしています。
飛び立つ瞬間を240 fpsのハイスピード動画に撮ってみました。
映像後半は更に1/5倍速のスローモーションでリプレイ。



ホバリングから獲物を狩るチョウゲンボウ(野鳥)



2013年5月下旬

休耕田の上空でホバリング(停空飛翔)している鳥を見つけて撮り始めました。
ヒバリにしては大きな鳥です。
ホバリングの高度は電線とほぼ同じで、それほど高くありません。
急降下すると地上の畦で何か獲物を捕らえたようです。
鉤爪で獲物を掴むと低空飛行で少し移動し、畦道で食事を始めました。
残念ながら生い茂った草に潜れて姿を見失ってしまいました。
この独特の狩り行動はチョウゲンボウFalco tinnunculus)でしょうか。
(遠いので、姿形からチョウゲンボウと同定できた訳ではありません。ノスリの可能性は?※)



猛禽類は飛んでいる翼の下面で見分けることが可能です。
飛び去るスローモーション映像を得るために、ハイスピード動画モードに切り替えてから近づきました。
飛び立ちの瞬間こそ撮り逃したものの、意外に上手く飛翔シーンが撮れました♪
鋭い鉤爪で掴んで運んで行く獲物の正体はよく見えませんが、ノネズミやノウサギでしょうか?

チョウゲンボウと初めての出会いはビギナーズラックに恵まれました♪

ハヤブサ科チョウゲンボウの

視力は紫外線を識別することが可能で、この能力は主食である齧歯類の尿が反射する紫外線を捕捉し、捕食を容易にさせていると推測されている。ハヤブサと異なり、捕らえた獲物は周囲が安全ならばその場で食べる。(wikipediaより)
※【追記】
『鳥はなぜ集まる?:群れの行動生態学』p111-112によれば、チョウゲンボウはネズミをおもに捕らえめったに小鳥を捕らないのに対して、ノスリはヒキガエルやヘビをおもに捕っているらしい。



2013/06/19

ヒメギフチョウ初齢幼虫の摂食・休息サイクルと脱糞【20倍速映像】



2013年5月中旬・室温20℃

ヒメギフチョウの飼育記録2

ヒメギフチョウ(Luehdorfia puziloi inexpecta)最後の卵を監視撮影している間、先に孵化した10匹の1齢幼虫はウスバサイシンの葉を盛んに摂食しては休息し、の活動リズムを繰り返していました。
20倍速の早回し映像でご覧下さい。

ギフチョウの仲間は若齢幼虫の期間は集団生活することが知られています。
活動を同期するために集団間で何らかのコミュニケーションが行われているのでしょうか。
単純に仲間が活動する振動を感知して目覚めるのかもしれません。
休む際に並んだり群れたりするのは、 体毛が仲間に触れていると安心するのでしょうか。
休息中も体がときどき伸縮しています。

幼虫の脱糞シーンも4回記録されていました。
@1:50 一番下の黒色個体が休息中に腹端を軽く持ち上げて脱糞。
@2:22 休息中の中央の黒色個体が腹端を持ち上げ排泄し、通りすがりの別個体の体毛に糞が付着。
@2:50 並んで摂食している集団の右端の個体が腹端を持ち上げて脱糞し、通りすがりの別個体の体毛に糞が付着。
@3:25 塒で休息中の集団の右から3匹目が腹端を持ち上げて排便。

つづく→「ウスバサイシンを集団で蚕食するヒメギフチョウ初齢幼虫【微速度撮影】


飛べ!ムクドリ【野鳥:ハイスピード動画】



2013年5月上旬

電線に止まって鳴いているムクドリSturnus cineraceus)が飛び立つ瞬間を240 fpsのハイスピード動画に撮ってみました。
後半は更に1/5倍速のスローモーションでリプレイ。



2013/06/18

卵から孵化するヒメギフチョウの幼虫【20倍速映像】



2013年5月中旬・室温20℃

ヒメギフチョウの飼育記録1

ヒメギフチョウLuehdorfia puziloi inexpecta)の卵塊が葉裏に産み付けられたばかりのウスバサイシンを採集してから6日後、朝から卵の色が変化していることに気づきました。
黒い頭部の色が透けて見えるのは孵化の前兆です。




『科学のアルバム:ギフチョウ』によれば、産卵から2〜3週間後に孵化するらしいのですが、予想より随分早まりました。
室内飼育では野外より気温が高いため、胚発生が早く進行したのでしょう。

(もしかすると産卵行動を観察した♀ではなく別個体♀が数日前に産卵した卵塊を採集してきた可能性も考えられます。)

油断していたら11個の卵塊から既に10匹の幼虫が孵化してしまい、撮影チャンスは残りの1個だけです。
1時間かけて(20:56 - 21:57 pm)長撮りした動画を20倍速に加工した早回し映像でご覧下さい。

卵の中でかすかに動く幼虫が透けて見えます。
やがて幼虫の頭部が激しく動き始め、卵殻を中から齧って脱出口を広げています。
ようやく孵化すると、頭でっかちの1齢幼虫は卵塊の抜け殻の上でしばらく徘徊。
孵化直後のヒメギフチョウの1齢幼虫は頭楯だけが黒で残りは褐色でした。
時間が立つと全体が黒色に変わります。
早生まれの兄弟は既に食事を始めているため、体長を比べると末っ子だけ明らかに小さいです。
しかし頭楯の大きさは同じです。

蝶や蛾の幼虫の中には孵化直後に卵殻を食す種類もいるのですけど、ヒメギフチョウの場合はどうでしょう?
少しは食べるのかもしれませんが卵殻はほとんど残っており、幼虫たちは隣でウスバサイシンの葉を縁から食しています。
末っ子の幼虫は辺りを一回りしてから、集まって休んでいる仲間に合流しました。
その後は断続的に食事と休息を繰り返します。

つづく→「ヒメギフチョウ初齢幼虫の摂食・休息サイクルと脱糞【20倍即映像】


枝から飛び去るカケス(野鳥)



2013年4月下旬

カケスGarrulus glandarius)が群れで木の枝に止まっていましたが、カメラを向けるとすぐに逃げられてしまいました。




2013/06/17

飛べ!ムモンホソアシナガバチ♀創設女王【ハイスピード動画】



2013年5月中旬

雑木林でムモンホソアシナガバチ♀(Parapolybia indica)が木の葉から飛び立つ瞬間を240 fpsのハイスピード動画に撮ってみました。
離陸性能に優れ、まるでヘリコプターのような垂直上昇を披露してくれました。
足はだらんと垂らしたまま羽ばたいて飛びます。
後半は更に1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
時期的に未だ単独営巣期の創設女王だと思います。


リンゴ園のモズ♂(野鳥)



2013年5月中旬

山裾の果樹園でリンゴの枝に止まったモズ♂(Lanius bucephalus)が下草の地面に飛び降りました。
虫を捕食したのでしょうか。
リンゴの白い花が咲いています。



【追記】
モズは「樹上などの高所から地表の獲物を探して襲いかかり、再び樹上に戻り捕えた獲物を食べる。」(wikipediaより

『科学のアルバム:モズのくらし』p51によると、
モズは、止まり木から止まり木へ飛び移る時、独特の飛び方をします。飛び降りるように止まり木を離れ、次に、地面すれすれにまっすぐ飛び、止まり木の手前で、急上昇します。

2013/06/16

ヒメギフチョウ♀がウスバサイシンの葉裏に産卵【ハイスピード動画&HD動画】



2013年5月中旬

雑木林の林床を忙しなく飛び回るヒメギフチョウLuehdorfia puziloi inexpecta)を追いかけてハイスピード動画(240 fps)に撮っていると、ウスバサイシンの群落に止まりました。
どうやら葉裏に卵を産み付けているようです。
手前の枝や葉が邪魔で、肝心の産卵姿勢がよく見えません。
回り込んで撮影アングルを確保すべきか迷ったのですが、下手に私がガサガサ動くと蝶に逃げられそうな気がして我慢しました。
ようやく蝶のほうが移動してくれて、念願の産卵シーンをスローモーションで記録することができました。



次は高画質のHD動画モードに切り替えて撮り続けます。
ゆっくり横へ移動してみると、ようやく産卵中のヒメギフチョウ♀の姿が見れました。
ところが葉にしがみついた蝶は顔をこちらに向けており、肝心の腹端が全く見えません。
ようやく産卵を終えた蝶は少し飛んでから、近くの林床に休息のため着陸。
しばし日光浴すると、顔を拭ってから飛び去りました。

ヒメギフチョウ♀を見送ってから早速ウスバサイシンの葉を捲って調べてみると、2枚の葉に卵塊が11個、6個見つかりました。
真珠のように白く輝く卵が葉裏にかためて産み付けられています。
後に産み付けられた6個の卵塊bは現場に残し、先に産卵した11個の卵塊aを食草ごと採集して持ち帰りました。
飼育に挑戦します。

つづく→「卵から孵化するヒメギフチョウの幼虫【20倍速映像】


『科学のアルバム:ギフチョウ』p24によると、ヒメギフチョウ♀がウスバサイシン若葉の縁に前脚をひっかけてぶら下がるような姿勢で産卵するのは、♂に付けられた交尾後付属物が棒状に突き出ているためそうです。
一方、ギフチョウの交尾後付属物は板状らしく、♀の産卵姿勢は葉の縁にしがみつくように止まり体を葉の上の方に乗り出し、腹を思い切り曲げて葉裏に産み付ける。(同書p16)
今回は交尾後付属物はよく見えませんでした。

この辺りはギフチョウとヒメギフチョウが混棲する全国的にも貴重な地域らしいのですが、私はギフチョウの方とは未だ出会いがありません。


ヒメギフチョウ♀産卵@ウスバサイシン葉裏

ウスバサイシン群落@ヒメギフチョウ♀産卵後

ウスバサイシン花

葉裏に卵塊

卵塊a:11個

卵塊b:6個
【追記】
『日本の昆虫1:ギフチョウ』p18によると、ヒメギフチョウの1卵塊あたりの卵数は平均10.9個で、1頭の♀が133〜164個の卵を持っているらしい。

アカマツ樹上から飛ぶサシバ【野鳥】



2013年5月中旬

里山の雑木林で一羽の猛禽類が樹冠で甲高く鳴いていました。
飛んでアカマツの枝に止まったので撮影開始。

枝に止まった後ろ姿と横顔を拝むことができました。
生憎、手前の小枝が邪魔な上に木陰になっていて羽根の色が不鮮明です。

ワシタカ類は翼の下面の模様から同定できるので、飛んでくれるまで粘って撮りました。
しかし今回は下に飛び降りたので、残念ながら羽ばたく翼の下面はよく見えませんでした。
ハイスピード動画に切り替えて飛び立ちを記録すればよかったかもしれません。
鳴き声を録音できなかったのも心残りです。※
素人目にはなんとなく、トビではなさそうです。

映像の最後は1/8倍速スローモーションで飛び立ちのシーンをリプレイ。
最近、YouTubeの動画エディタ上で映像をスローモーションに加工できる機能が追加されたので利用してみました。

もしかすると、夏鳥のサシバButastur indicus
ですかね?
山形県ではレッドデータの準絶滅危惧種(NT)に指定されているみたいです。

野鳥の掲示板にてまぐぴさんより次のコメントを頂きました。
サシバは「普通に観察できるが、少ない」そうです(『山形県産鳥類目録』より)。





【追記】
ほぼ同じ場所で後日(7月上旬)、鳴き声だけ撮れました。
キンミー、キンミー♪と鋭く甲高い声で鳴いているものの姿は見えず。
蛇を掴んだまま木々の間を飛び去ったのですが、残念ながら撮り損ねました。


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