2013/03/18

電柱を登り電線から跳び移るニホンザル



2013年2月下旬

野生ニホンザル(Macaca fuscata)の群れが里に下りて来ました。
道端の電柱を支える斜めの電柱に子猿がしがみ付いています。
背後から来た成獣が子猿を跨いで追い越し、先に電柱を登り始めました。
よく見ると黒い首輪を付けています。
もし顔馴染みの個体ならば♀ということになります。
(私の観察しているフィールドで何頭の猿が首輪を付けているのか未だ分からないのです。)

関連記事→「子猿に授乳・毛繕いする首輪付きのニホンザル♀
首輪猿は斜めの電柱をするすると登り切り、天辺に座りました。
下にいた子猿は頑張って途中まで登るも、滑り易いのかしがみ付いたまま身動きがとれなくなりました。
登るのを諦めた子猿は、お尻からツツーっと滑り降りました。

首輪♀は電柱の天辺で辺りを見渡しています。
やがて電線を伝い歩き始めました。
揺れる電線の上で綱渡りのように危なっかしくバランスを保っています。
驚いたことに、電線から隣の民家の屋根に跳び移りました!
感電するんじゃないかとヒヤヒヤして見ていました。
野生ニホンザルの高い身体能力にはいつも驚かされます。

屋根には更に別個体の猿も少なくとも2頭居ます。
映像の最後で屋根の上を歩いた個体は首輪猿ではありません。

※ 気づかずにマクロモードの状態のまま撮影してしまったようで、残念ながら奥ピンの映像になってしまいました。


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